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4 年生の社会では、 自分の住んでいる 「県」 の様子 (地形・産業・伝統) を学びました。
5 年生の社会は、 そこからさらに視野 を広げて、 「日本全体」 を学びます。 47 都道府県 が集まった 「国土」 が単位 です。 学ぶ内容 も 「産業」 (米・野菜・自動車・情報) が中心になります。
ポイント: 4 年生までは 「自分 のまわり」 を学んできました。 5 年生からは 「日本全体」、 そして 6 年生では 「世界 と歴史」 へと視野 が広がっていきます。
5 年生の社会は、 大きく 5 つのテーマ に分かれています。 これはすべて、 「日本全体 がどうなっているか」 を学ぶ内容 です。
| テーマ | 学ぶこと | この教材 での章 |
|---|---|---|
| ① 国土 の様子 | 日本の位置・地形・気候 | 第 2 章 |
| ② 食料生産 | 米・野菜・果実・畜産・水産 | 第 3〜5 章 |
| ③ 工業生産 | 自動車・鉄鋼・中小工場 | 第 6〜7 章 |
| ④ 産業 と 情報 | テレビ・新聞・インターネット・物流 | 第 8 章 |
| ⑤ 国土 の 自然環境 | 森林・公害・自然災害 | 第 9 章 |
| 学年 | 学ぶ単位 | れい |
|---|---|---|
| 3 年生 | 自分 のまち | 〇〇 市・〇〇 区 |
| 4 年生 | 自分 の 県 | 〇〇 県の産業・伝統 |
| 5 年生 | 日本全体 | 米がとれる地域、 工業 の中心、 気候区分 |
| 6 年生 | 日本と 世界 | 政治、 歴史、 国際関係 |
ポイント: 4 年生までに 「自分 の県ではこうだった」 と学んだことを、 5 年生では 「日本全体 で見るとどうか」 とくらべて考えます。 「自分 の県とちがうところ」 「同じところ」 を見つけましょう。
5 年生で 「日本全体」 を学ぶときは、 「県ごと」 に見ていたものを 「地域 (リージョン)」 や 「全国」 でまとめて見るようになります。
日本を大きな 8 つの地方 に分けて見ることが多いです。
| 地方 | 主な県 (れい) |
|---|---|
| 北海道 | 北海道 |
| 東北 | 青森・秋田・岩手・宮城・山形・福島 |
| 関東 | 東京・神な川・千葉・埼玉・茨城・栃木・群馬 |
| 中部 | 新潟・長野・山梨・静岡・愛知・岐阜・富山・石川・福井 |
| 近畿 | 大阪・京都・兵庫・奈良・滋賀・和歌山・三重 |
| 中国 | 岡山・広島・山口・島根・鳥取 |
| 四国 | 愛媛・香川・徳島・高知 |
| 九州・沖縄 | 福岡・佐賀・長崎・熊本・大分・宮崎・鹿ご島・沖縄 |
たとえば 「米作り」 を、 県ごとで見ると 「うちの県では米を作っている」 で終わってしまいます。 でも日本全体 で見ると、 つぎのようなことがわかります。
| 県ごとでは見えないこと | 日本全体 で見るとわかること |
|---|---|
| 自分 の県で米がとれる | 東北 と 新潟 に米作りが集中している |
| 自分 の県で野菜 を作っている | 大都市の近く で近郊農業 がさかん |
| 自分 の県に工場 がある | 太平洋ベルト に工場 が並んでいる |
大事: 5 年生では、 「自分 の県だけ」 では見えない 「日本全体 のしくみ」 を学びます。 「集中しているところ」 「少ないところ」 「理由」 をセットで考える力が育ちます。
5 年生では、 4 年生までにくらべてたくさんの 統計 (グラフ・表) が出てきます。 グラフ を上手に読めると、 「日本で何がどこで起きているか」 がわかります。
| グラフ | つかうところ | 5 年生社会でのれい |
|---|---|---|
| 棒グラフ | 数をくらべる | 県別の米のとれ高 |
| 折れ線グラフ | 時間 とともに変わるもの | 1 年の気温の変化 |
| 円グラフ | 全体 に 占めるわり合い | 食料自給率 |
| 帯グラフ | わり合いをくらべる | 年ごとの 輸入 のわり合い |
| 順位 | 県 | とれ高 (2020 年ごろで約) |
|---|---|---|
| 1 位 | 新潟県 | 約 67 万t |
| 2 位 | 北海道 | 約 59 万t |
| 3 位 | 秋田県 | 約 53 万t |
| 4 位 | 山形県 | 約 40 万t |
| 5 位 | 宮城県 | 約 38 万t |
ポイント: 統計 を見たら、 必ず 「いつの データ か」 「だれが出した データ か」 「単位 は何か」 を先に確かめます。 これを 「出典 を確かめる」 と言います。 出典 がわからない データ は、 まちがっているかもしれないので注意。
5 年生で 「日本全体」 を学ぶときにつかう主な道具 をしょうかいします。
地球 の形をそっくり小さくしたもの。 「形」 や 「大きさ」 を正しく 表します。
| とくちょう | くわしく |
|---|---|
| ◯ 形が正しい | 大陸 や海の形がゆがまない |
| ◯ きょりが正しい | 国と国の間の本当 のきょりがわかる |
| △ 持ち運びにくい | 大きくてかさばる |
地球 を平な紙にかき表したもの。 「全体 を一度 に見渡せる」 のがとくちょう。
| とくちょう | くわしく |
|---|---|
| ◯ 一度 に全体 を見渡せる | 世界中の国が同じ紙に並ぶ |
| ◯ 持ち運びやすい | 教科書やノートにはさめる |
| △ 形がゆがむ | 北極 や南極 が大きく見えるなど |
国や県がまとめた 数の データ を 1 さつにした本。 5 年生の社会では、 つぎのような場面 でつかいます。
| つかう場面 | れい |
|---|---|
| 米や野菜 のとれ高を調べる | 県別のとれ高ベスト 5 |
| 工業 のさかんな地域 | 生産額のわり合い |
| 人口の多い県 | 人口ベスト 10 |
| 知りたいこと | つかう道具 |
|---|---|
| 国と国の本当 のきょり | 地球儀 |
| 世界全体 を一度 に見たい | 世界地図 |
| 日本から見た方角 | 地球儀 |
| 国の名前と場所 を覚える | 世界地図 |
大事: 世界地図 はべんりですが、 形がゆがんでいるので 「北極 や南極 は本当 はこんなに大きくない」 ということを心にとめておきましょう。 本当 の大きさやきょりを知りたいときは 地球儀 を見ます。
5 年生の社会は、 全部 で 10 章で学んでいきます。 1 年を通しての流れはつぎのとおりです。
| 章 | テーマ | 時期 の目あて |
|---|---|---|
| 1 | 5 年生の社会をはじめよう | 4 月 |
| 2 | 日本の 国土 と気候 | 4〜5 月 |
| 3 | 米作りのさかんな地域 | 5〜6 月 |
| 4 | 野菜・果実・畜産 | 6〜7 月 |
| 5 | 水産業 のさかんな地域 | 7〜9 月 |
| 6 | 自動車工業 のさかんな地域 | 9〜10 月 |
| 7 | 鉄鋼・機械・中小工場 | 10〜11 月 |
| 8 | 産業 と 情報 | 11〜12 月 |
| 9 | 国土 の 自然環境 (森林・公害・防災) | 1〜2 月 |
| 10 | 5 年生のまとめ | 2〜3 月 |
ポイント: 第 3 章 (米)・第 4 章 (野菜・畜産)・第 5 章 (水産) はまとめて 「食料生産」 の章です。 「わたしたちの食卓 はどこから来ているか」 が共通 の問題 です。
この章で学んだことをふりかえりましょう。
社会の学習 では 実験 の道具 は出てきませんが、 「統計 データ のあつかい方」 に気をつけることが大切です。
大事: 統計 を出してくれているのは、 国や県の役所 で働く大人 たち、 農林水産省・総務省 のしょく員、 学校 の先生たちです。 みんなの学習 のために データ をまとめてくれていることに感謝 しましょう。
次の章: 第 2 章では、 さっそく 「日本という 国土 はどんな形で、 どんな気候 か」 を学びます。 地球儀 と 世界地図 を使いながら、 日本の位置 を確かめましょう。