3 年生の 社会を はじめよう
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この章で学ぶこと
3 年生から新しくはじまる教科 が 「社会科」 です。 1 年生・2 年生で学んだ 「生活科」 から進化 した、 もっと広い世界 を知る教科 です。
- 「社会科」 とはどういう教科 かを知る
- 2 年生までの 「生活科」 との ちがい を知る
- 社会科の 学び方 (観察・聞き取り・地図・資料) を知る
- 地図 のいちばん大切な きまり (方位・上が北) を知る
- 1 年間 の学習 の流れをつかむ
- 校外学習 や聞き取りの 安全 とマナー を身につける
ポイント: 「社会」 とは、 人と人がいっしょに生きているしくみ のことです。 自分 ひとりではなく、 家族・友達・近所 の人・お店の人・市役所の人など、 たくさんの人とつながって生きていることを学んでいきます。
1. 「社会科」 とはどんな教科
これまでの 「生活科」 は、 おもに 自分 の身のまわり を学んできました。 学校をたんけんしたり、 家の近くをしらべたり、 野菜 を育てたりしました。
3 年生の 「社会科」 は、 そこからもう少し広く、 「自分 の住む市 (町・村) と、 そこで働く人々」 をしらべる教科 です。
生活科と社会科のちがい
| 1〜2 年生 「生活科」 | 3 年生〜 「社会科」 | |
|---|---|---|
| 学ぶはんい | 自分・家族・学校 | 自分 の住む 市 (町・村) |
| しらべるもの | 身のまわりの物・生き物 | 人の仕事 と まちのしくみ |
| 使う道具 | むしめがね・絵 | 地図・写真・資料・インタビュー |
| まとめ方 | 絵やカード | 表・年表・地図に書きこむ |
社会科で大切な 3 つの心
| 心 | くわしく |
|---|---|
| ① 気付く心 | 「あれ?」「どうして?」 を大事にする |
| ② しらべる心 | 自分 の足で行って、 目で見る・聞く |
| ③ 感謝 の心 | 自分 のくらしを 支えてくれる人に 「ありがとう」 と思える |
大事: 3 年生の社会科では、 「自分 の市を知る」 ことが 1 年間 の大きなテーマです。 自分 が住んでいる場所 に ほこり を持てるようになるのがゴールです。
2. 社会科の学び方 — 4 つのしらべ方
社会科では、 つぎの 4 つのしらべ方 を場面 に合わせて使い分けます。
① 観察する (見る)
自分 の足で行って、 目で見て たしかめる方法 です。
- 学校のまわりを歩く
- 商店街を通る
- 田や畑を見に行く
- 高い所からまちを見下ろす
② 聞き取りをする (インタビュー)
そこで働いている人や、 昔を知っている人に 直接話を聞く 方法 です。
| 聞く相手 | 聞けることのれい |
|---|---|
| お店の人 | 「どこから品物 を仕入れているか」 |
| 農家 の人 | 「いつ種をまいていつ取り入れるか」 |
| 工場の人 | 「1 日にどれぐらい作れるか」 |
| お年寄り | 「子どものころのまちはどんなだったか」 |
③ 地図を使う
地図 は、 上から見たまちのすがたを紙に表したものです。 第 3 章でくわしく学びますが、 全部 の章で使います。
- 道のつながりが分かる
- 山・川・海の場所 が分かる
- 田や畑、 工場の多い場所 が分かる
- 学校や市役所の場所 が記号 で表される
④ 資料を読む
資料 とは、 写真・グラフ・表・パンフレット・市役所の配布物など、 しらべるための元になるもの です。
| 資料 のしゅるい | れい |
|---|---|
| 写真 | 昔のまちの写真、 工場の中の写真 |
| グラフ | 人口の多さ、 気温の変化 |
| 表 | お店のしゅるいと数 |
| パンフレット | 市役所が作ったしょうかい |
ポイント: 4 つのしらべ方は、 1 つだけではなく組み合わせる ともっとよく分かります。 観察 で 「お店が多い」 と気付き、 インタビュー で 「お客が多い理由」 を聞き、 地図 で 「駅に近い」 ことをたしかめる、 というふうに使います。
3. 地図のきほん — 上が北、 4 つの方位
地図 を読むときに、 まず知っておくのが 「方位」 です。 第 3 章でくわしく学びますが、 1 年間 ずっと使うので、 ここできほんだけおぼえましょう。
4 方位
| 方位 | 場所 |
|---|---|
| 北 | 上 |
| 南 | 下 |
| 東 | 右 |
| 西 | 左 |
地図のきまり
大事なやくそく: ふつう、 地図 は 上が 北 になるようにかかれています。
これを 「北を上にする」 といいます。 もし 地図 のはしに矢印 がかかれていて、 「N」 や 「北↑」 と書いてあれば、 その向きが 北 です。
4 方位のおぼえ方
きた・ひがし・みなみ・にし の順番 (上 → 右 → 下 → 左、 時計まわり)
地図 を見たら、 まず
- 「どっちが 北 か」 をたしかめる
- 自分 の家や学校 がどこかをさがす
- しらべたい場所 をさがして、 どの 方位 にあるかを言えるようにする
お日さまで方位 を知る
地図 がなくても、 太陽 でだいたいの 方位 が分かります。
| 時間 | 太陽 がある方位 |
|---|---|
| 朝 | 東 からのぼる |
| お昼 | 南 あたり (真上に近い) |
| 夕方 | 西 にしずむ |
ポイント: 「お日さまは東からのぼり、 西にしずむ」。 これを知っていれば、 まちの中でまよっても方位 が分かります。
4. 1 年間の学習の流れ
3 年生の社会は、 大きく 4 つのしらべ学習 で進みます。
1 年間の流れ
| 時期 | 学ぶこと | くわしい章 |
|---|---|---|
| 4〜5 月 | 社会科とは・地図のきほん | 第 1 章・第 3 章 |
| 5〜7 月 | わたしたちの市の様子 | 第 2 章 |
| 7〜10 月 | 地域 で働く人 (農家・工場・お店) | 第 4・5・6 章 |
| 10〜12 月 | まちの安全 (消防・警察) | 第 7・8 章 |
| 1〜3 月 | 昔と今のくらし | 第 9・10 章 |
全体 をつなぐキーワード
| キーワード | 出てくる章 |
|---|---|
| 地図 と 方位 | 全部 の章 |
| 公共 (みんなのもの) | 第 2・7・8 章 |
| 生産 と仕事 | 第 4・5・6 章 |
| 安全 を守る | 第 7・8 章 |
| 昔と今 | 第 9・10 章 |
自分の 「市」 を大切に
3 年生の社会では、 自分 が住んでいる市 をしらべることが中心です。 教科書には 「ある市」 のれいが出てきますが、 本当 のしらべ学習 は自分 の市 で行います。
大事: 「自分 の市」 とは、 自分 が住む 「市」「区」「町」「村」 のことです。 大きな都市 に住んでいる人も、 小さな村に住んでいる人も、 みんな 同じ気持ちで自分 のまちをしらべます。
5. 校外学習と聞き取りの安全・マナー
3 年生の社会では、 教室 の外に出て学ぶ 「校外学習」 が何度もあります。 また、 お店や工場で働く人に インタビュー することもあります。 そこで大切なのが 安全 と マナー です。
校外学習の安全のきまり
| きまり | くわしく |
|---|---|
| ① 先生 といっしょに | 必ず先生 のそばをはなれない |
| ② 道路 では歩道を歩く | 車道や自転車道を歩かない |
| ③ 信号 を守る | 赤でとまる、 青でも左右を見る |
| ④ 高い所にのぼらない | 屋根 やへい、 がけのふちはきけん |
| ⑤ 川や池に近づかない | 落ちるとあぶない、 写真をとるためでもきけん |
| ⑥ 知らない人について行かない | 道を聞かれても友達 をよぶ |
| ⑦ 友達 のそばをはなれない | はぐれたらすぐ先生 に連絡 |
道の歩き方
大事: 道路 では 必ず歩道を 1 列か 2 列で 歩きます。 グループで広がって歩くと、 後ろからくる自転車やバイクのじゃまになってあぶないです。
聞き取り (インタビュー) のマナー
お店や工場、 市役所 の人に話を聞くときは、 相手 が仕事 をしている中で時間 を作ってくれている ことを忘れてはいけません。
| マナー | くわしく |
|---|---|
| ① 元気 なあいさつ | 「こんにちは」「お時間 をください」 |
| ② 自分 の名前を言う | 「○○ 小学校 3 年生の ○○ です」 |
| ③ 何を聞きたいかを先に言う | 「○○ について教えてください」 |
| ④ ノートにメモを取る | 大事 なことはその場で書く |
| ⑤ 相手 の話をさえぎらない | 最後 まで聞く |
| ⑥ お礼を言う | 「ありがとうございました」 |
| ⑦ あとでお礼の手紙 | クラスでまとめて送る |
お店や工場でのマナー
| 場所 | きまり |
|---|---|
| お店 | お客さんのじゃまをしない、 商品 をさわらない |
| 工場 | 機械 に近づかない、 さわらない、 走らない |
| 市役所 | しずかに歩く、 お客さんのじゃまをしない |
| 田や畑 | 入っていい場所 を先生 に聞く、 作物 をふまない |
ポイント: お店や工場で働く人は、 みんなのくらしを 支えている 大切な人 です。 「ありがとうございます」「お仕事 をじゃましてすみません」 の気持ちを忘れずにいましょう。
6. ふりかえり
この章で学んだことをふりかえりましょう。
- 「社会科」 とは 「自分 の住む市と、 そこで働く人をしらべる教科」 だと言える
- 1〜2 年生の 「生活科」 と 3 年生の 「社会科」 のちがいが言える
- [ ]社会科のしらべ方 4 つ (観察・インタビュー・地図・資料) が言える
- [ ]地図 は 上が 北 であり、 4 方位 (北・南・東・西) が言える
- お日さまは 「東からのぼり、 西にしずむ」 と言える
- 1 年間 でどんな学習 をするかが言える
- [ ]校外学習 の安全のきまり (歩道・信号・先生 のそば) が言える
- [ ]インタビュー のマナー (あいさつ・お礼・メモ) が言える
この章の安全配慮
- 校外学習 では 必ず先生 のそばをはなれない。 はぐれたら動かずに大人 を待つ
- 道路 では歩道を歩く。 信号 が青でも左右を見てからわたる
- 高い所 (屋根・へい・がけ) や 水のそば (川・池) には近づかない
- 知らない人 に話しかけられても、 ついて行かず先生 に知らせる
- 聞き取り では、 働いている人の仕事 をじゃましない。 「ありがとうございます」 の心を忘れない
次の章: 第 2 章では、 さっそく 「自分 の市の様子」 をしらべます。 山・川・田・畑・工場・お店・市役所 がどこにあるか、 地図 と自分 の目で見て、 まとめていきます。
学習ロードマップ(10件)
- 13 年生の 社会を はじめよう
- 2わたしたちの 市の 様子
- 3地図の 読み方
- 4農家の しごと
- 5工場の しごと
- 6店ではたらく 人々
- 7火事から まちを 守る
- 8事故や 事件から まちを 守る
- 9昔の くらしと 道具
- 10市の 様子の 移り変わり