メインコンテンツへスキップ
‹ 教材きょうざい一覧いちらんに戻もどる
社会しゃかい 3年生ねんせい

農家のうかの しごと

最終さいしゅう確認かくにん日び:

この章しょうで学まなぶこと

第だい 4 章しょうでは、 わたしたちが毎日まいにち食たべている お米べい・野や菜さい・果くだ物もの を作つくる 農家のうか のしごとを学まなびます。 第だい 3 章しょうで出でてきた 地図記号ちずきごう の 「田た」「畑はたけ」 が、 どんな場ば所しょ かが見みえてきます。

  • 農家のうか が作つくっているもの (お米べい・野や菜さい・果くだ物もの) を知しる
  • 野や菜さい を作つくる 1 年ねん間かん の流ながれを知しる
  • お米べい を作つくる 1 年ねん間かん (田おこしたおこし・田植えたうえ・稲刈りいねかり) を知しる
  • 農のう家か が使つかう 農具のうぐ (トラクター・コンバインこんばいん・肥料ひりょう) を知しる
  • 台風たいふう・害虫がいちゅう・寒さむさとの戦たたかいと、 その くふう を知しる
  • とれた物ものが お店みせにとどくまで (出荷しゅっか) を知しる

ポイント: お米べいや野や菜さい は、 スーパーのたなにならぶまで 何なんか月げつも かかっています。 農家のうか のくふうと、 自然しぜん との戦たたかいを知しると、 食べ物たべものがもっと大切たいせつに思おもえるようになります。

1. 農家のうかが作つくるもの

農家のうか とは 「畑はたけや田たで食べ物たべものや草花くさばなを育そだてる仕し事ごと」 をしている人ひとのことです。

農家のうかが作つくるもののしゅるい

しゅるいれい
米べい (おこめ)主食しゅしょく、 田たで育そだてる
野菜やさいキャベツ・トマト・ナス・キュウリ・ホウレンソウ
果物くだものリンゴ・ミカン・ブドウ・モモ・ナシ
草花くさばな切きり花ばな、 鉢植うえ
酪らく農のう (らくのう)牛うしからぎゅうにゅう
養よう鶏けい (ようけい)にわとりから卵たまごと肉にく

田たと畑はたけのちがい

田た畑はたけ
育そだてるものお米べい (いね)野や菜さい・果くだ物もの・小麦こむぎ
水みずの使つかい方かたたくさんの水みずをはる水みずはうねにそそぐぐらい
土どぬかるんでいるかわいている
場ば所しょ平地へいち や 盆地ぼんち が多おおいどこでも

大事だいじ: 地図記号ちずきごう で 「田た」 は 「∴」 を横よこにした形かたち (いねを切きったあと)、 「畑はたけ」 は 「V」 (双葉ふたば = ふたば) で表あらわします。 まわりの色いろが 緑みどり の場ば所しょ が多おおいなら、 田たや畑はたけが多おおい市しです。

2. 野菜やさいを作つくる 1 年ねん — キャベツをれいに

野や菜さい はしゅるいによって 植うえる時じ期き と 取とり入いれる時じ期き がちがいます。 ここでは キャベツ をれいに 1 年ねんの流ながれを見みてみます。

キャベツの 1 年ねん

月つきやることくわしく
1〜2 月つき土ど作づくり畑はたけをたがやす、 肥料ひりょう をまく
2〜3 月つきたねまき (春物はるもの)ビニールハウスでたねまき
3〜4 月つき苗なえを植うえる畑はたけにうねを作つくり、 苗なえ (なえ) をうえる
4〜6 月つき水みずやり・草くさとり毎日まいにち様よう子す を見みる
6〜7 月つき取とり入いれ (収穫しゅうかく)大おおきくなったキャベツを 1 つずつ切きる
7〜8 月つき畑はたけを休やすませる土どを元気げんきにする
9 月つき秋物あきもののたねまき涼すずしくなってから
12 月つき秋物あきものの 取とり入いれ冬ふゆのキャベツ

野菜やさいでよく出でることば

ことばいみ
苗なえたねから育そだった小ちいさな植しょく物ぶつ
うね畑はたけで土どをもり上あげた列れつ
肥料ひりょう植しょく物ぶつ が大おおきくなる 「ごはん」
ビニールハウスびにーるはうすビニールで作つくった温あたたかい部屋へや
収穫しゅうかく育そだった物ものを取とり入いれること

ポイント: ビニールハウスびにーるはうす は 冬ふゆでも中なかが温あたたかい ので、 本ほん当とう なら育そだたない季き節せつ にも野や菜さい を作つくれる くふうです。 スーパーで一いち年ねん中ちゅういろいろな野や菜さい を買かえるのは、 このくふうのおかげです。

3. お米こめを作つくる 1 年ねん — 田植えたうえから稲刈りいねかりまで

お米べい (いね) は、 春はるに田たに植うえて、 秋あきに取とり入いれる 1 年ねんがかりの仕し事ごと です。

田植えをする人々
田植えたうえ (たうえ) — 5〜6 月つきに苗なえを田たに植うえる。 機械きかい (田植えたうえ機き) でする農家のうかが多おおいが、 伝統行事でんとうぎょうじで手作業てさぎょうで行おこなう地域ちいきも。
コンバインで稲を刈る様子
稲刈りいねかり — 9〜10 月つき、 コンバインこんばいん で稲刈りいねかりと脱穀だっこくを同時どうじに行おこなう。 機械きかい化かで農家のうかの仕事しごとが大おおきく楽らくになった。

お米作べいさくりの 1 年ねん

月つきやること名前なまえ
4 月つきたねをまいて苗なえを育そだてるたねまき
4 月つき田たをたがやす田おこしたおこし
5 月つき田たに水みずをはる代しろかき
5〜6 月つき苗なえを田たに植うえる田植えたうえ
6〜8 月つき水みずの量りょうを調ととのえる、 害虫がいちゅう を防ふせぐ水みずの管理かんり
9〜10 月つき田たの水みずをぬく水落みずおちとし
9〜10 月つきいねを切きって取とり入いれる稲刈りいねかり
10〜11 月つき米こめを干ほす・もみを取とるだっこく
11〜12 月つき米こめを出荷しゅっかする出荷しゅっか

お米作べいさくりの道どう具ぐ

道どう具ぐはたらき
トラクター田たをたがやす
田植え機たうえき苗なえを 1 列れつずつ田たに植うえる
コンバインこんばいんいねを切きり、 米べいとわらを分わける
乾燥機かんそうき米こめを乾かわかす
農のう薬やく害虫がいちゅう や病びょう気き からいねを守まもる

昔むかしと今いまのちがい

昔むかし (50 年ねん前ぜん)今いま
牛うしや馬うまで田たをたがやすトラクター
1 本ほんずつ手てで苗なえを植うえる田植え機たうえき
かまで 1 株かぶずつ切きるコンバインこんばいん
太陽たいようで自然しぜんに干ほす乾燥機かんそうき
1 軒のきで 1 日ひかかって田植えたうえ1 時じ間かん で終おわる

大事だいじ: コンバインこんばいん は 「いねを切きる」「米べいとわらを分わける」「米こめをタンクにためる」 の 3 つを 同時どうじに できる機き械かい です。 これのおかげで、 今いまの農のう家か は昔むかしより 少すくない人数にんずう で広ひろい田たを動うごかせます。

4. 自然しぜんとの戦たたかいとくふう

農家のうか の大変たいへんさは、 機き械かい で楽らくになっても 「自然しぜん との戦たたかい」 が残のこることです。

農家のうかのこまること

自し然ぜん のことこまることくふう
台風たいふういねがたおれる、 ハウスがこわれる台風たいふう前まえに 水すいをぬく・ハウスを補強ほきょう
大おお雨あめ田たが流ながされる田たの 排水路はいすいろ をきれいに
日びでり水みずが足たりないため池ためいけ から水みずを引ひく
寒さむさ苗なえがこおるビニールハウスびにーるはうす で温あたためる
害虫がいちゅう (こうちゅう)葉はや実みが食たべられる農のう薬やく・防虫ネットぼうちゅうネット
病びょう気きいねや野や菜さい がかれる農のう薬やく・健康けんこうな苗なえを選えらぶ
野や生せい動どう物ぶつ (シカ・イノシシ・サル)作物さくもつが食たべられる電でん気きさく・あみ

季き節せつ と仕し事ごと

農家のうか の仕し事ごと は、 季き節せつ によってやることがぜんぜんちがいます。

季き節せつやること
春はる土ど作づくり・田植えたうえ・苗なえを植うえる
夏なつ水みずの管理かんり・害虫がいちゅう との戦たたかい
秋あき収穫しゅうかく (稲刈りいねかり・取とり入いれ)
冬ふゆ道具どうぐの手入ていれ・次じの年ねんの計けい画かく

ポイント: 「冬ふゆは仕し事ごと がない」 と思おもいがちですが、 冬ふゆこそ 道具どうぐの手入ていれ・畑はたけの土ど作づくり・ビニールハウスびにーるはうす で葉は物ぶつ野や菜さい など、 次つぎの季き節せつ への大事だいじなじゅんび期き間かん です。

5. 出荷しゅっか — 店みせにとどくまで

農家のうか が作つくった物ものが、 どうやってお店みせまでとどくのかを見みてみましょう。

出荷しゅっかの流ながれ

| ① 取とり入いれ (収穫しゅうかく) | 田た・畑はたけから取とる | | ↓ | | | ② 大おおきさで分わける (選別せんべつ) | 大だい・中なか・小しょうにわける | | ↓ | | | ③ 箱はこにつめる (箱詰めはこづめ) | 形かたちをそろえて箱はこに | | ↓ | | | ④ 農協のうきょう (J A) や市場しじょうへ | まとめて運はこぶ | | ↓ | | | ⑤ 大おおきな市し場じょう (中央ちゅうおう市し場じょう) | 値あたい段だん が決きまる (せり) | | ↓ | | | ⑥ スーパーや 商店しょうてん | お客きゃくさんの手元てもとへ |

用よう語ご

ことばいみ
出荷しゅっか取とれた物ものを売うるために送おくり出だす
農協のうきょう (J A)農家のうか が集あつまって作つくった組合くみあい、 まとめて出荷しゅっか
市場しじょう (いちば)野や菜さい や魚さかなの売うり買かいをする場ば所しょ
せりいちばん高たかい値あたい段だん を言いった人ひとが買かえる
産地さんちその物ものが作つくられた場ば所しょ

産地さんちを見みてみよう

スーパーの野や菜さい や果くだ物もの には、 「産地さんち: ○○ 県けん」 と書かかれた シール がはられています。

大事だいじ: 産地さんち を見みると、 「このキャベツは遠とおい ○○ 県けんから来きたんだ」 と分わかります。 自じ分ぶん の市しや県けんで作つくられた物ものを 地産地消ちさんちしょう と言いい、 運はこぶ距きょ離り が短みじかくて 新鮮しんせん、 農家のうか への 応おう援えん になります。

6. 農家のうかの人ひとへの感謝かんしゃ

毎日まいにち食たべるごはんも、 給食きゅうしょくの野や菜さい も、 だれかの 農家のうか さんが 1 年ねんかけて育そだてて くれたものです。

思おもい出だすときことば
ごはんの前まえ「いただきます」 = 命いのちをいただく
ごはんのあと「ごちそうさま」 = 走はしりまわって用意よういしてくれた人ひとへ
給食きゅうしょくでのこさず食たべる

7. ふりかえり

この章しょうで学まなんだことをふりかえりましょう。

  • [ ]農家のうか は 米まい・野や菜さい・果くだ物もの・牛乳ぎゅうにゅう・卵たまご などを作つくる仕し事ごと と言いえる
  • 田た と 畑はたけ のちがい (田た は水みずをはる、 畑はたけ ははらない) が言いえる
  • お米作べいさくりの 1 年ねん (田おこしたおこし → 田植えたうえ → 水みずの管理かんり → 稲刈りいねかり → 出荷しゅっか) が順じゅん番ばん に言いえる
  • [ ]主おもな 農具のうぐ (トラクター・田植え機たうえき・コンバインこんばいん) のはたらきが言いえる
  • [ ]農家のうか は 台風たいふう・害虫がいちゅう・寒さむさ・野や生せい動どう物ぶつ と戦たたかいながら育そだてていると言いえる
  • [ ]ビニールハウスびにーるはうす で 季き節せつ外の野や菜さい が作つくれると言いえる
  • [ ]取とれた野や菜さい が 「農協のうきょう → 市場しじょう → スーパー」 でとどく流ながれが言いえる
  • 産地さんち のシールを見みて、 どこから来きたかわかる

この章しょうの安全あんぜん配はい慮りょ

  • 農具のうぐ (トラクター・コンバイン・刃物はもの) には ぜったいにさわらない。 動うごいている機き械かい はとくにきけん
  • 農のう薬やく がまかれた直後ちょくごの田たや畑はたけには 入はいらない。 服ふくについたらすぐ洗あらう
  • ビニールハウスびにーるはうす の中なかはとても暑あついことがあるので、 長ちょう時じ間かん入はいらない
  • 田たの水みず は深ふかいこともあり、 小ちいさい水路すいろでも落おちると出でられない ことがある。 1 人ひとで近ちかづかない
  • 見学けんがくに行いくときは 農のう家か さんの指し示じ に必かならずしたがう、 走はしらない、 さわらない

次じの章しょう: 第だい 5 章しょうでは、 農家のうか が育そだてたお米べいや野や菜さい を使つかって、 工場こうじょう で 食しょく品ひん やものがどう作つくられるか を学まなびます。 機き械かい でたくさん作つくるしくみと、 衛生えいせい のくふうをしらべます。

この教材きょうざいは役やくに立たちましたか?