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第 5 章では、 わたしたちが毎日使う 物 や 食べ物 が、 どうやって 工場 で作られているかを学びます。 第 4 章で学んだ 農家 と同じように、 工場 もわたしたちのくらしを 支える大切な仕事 です。
ポイント: 工場 とは 「同じ物をたくさん作る場所」 です。 1 つずつ手で作るのではなく、 機械 を使って 早く・たくさん・同じ形 に作れるのが特徴 です。
工場 と一口 に言っても、 作っている物はとてもいろいろです。
| しゅるい | 作る物のれい |
|---|---|
| 食品 工場 | パン・お菓子・牛乳・とうふ・しょうゆ |
| 飲み物工場 | お茶・ジュース・水 |
| おもちゃ 工場 | ブロック・人形・カード |
| 道具 工場 | 文ぼう具・食器・道具 |
| 衣服 工場 | 服・ぼうし・くつ |
| 車・機械 工場 | 自動車・電気 せい品 |
| 紙 工場 | ノート・新聞紙 |
大事: まわりを見てみると、 ほとんどの物が どこかの 工場 で作られた物 です。 服、 かばん、 えんぴつ、 ノート、 つくえ、 いす、 給食のパンや牛乳 — 全部工場 から来ています。
| 大きな 工場 | 小さな 工場 | |
|---|---|---|
| 働く人 | 100 人以上 | 1〜30 人 |
| 場所 | 海ぞい・ 広い土地 | 住宅地や商店街のそば |
| 作る物 | 大量に同じ物 | 注文で細かく |
| れい | 自動車工場・食品 工場 | 町工場・パン屋さん |
地図記号 では、 工場 は 「歯車」 の形 で表されます。
工場 では、 原料 (げんりょう = 元になる物) を受け取って、 製品 (せいひん = できた物) を出します。
学校給食のパンを作る 工場 をれいにして、 1 日の流れを見てみましょう。
| 時間 | やること |
|---|---|
| 朝 4 時 | 出勤 (しゅっきん)、 衛生 のじゅんび |
| 朝 5 時 | 原料 (小麦粉・水・いーすと・砂糖・塩) をはかる |
| 朝 6 時 | 機械 で 生地 をこねる |
| 朝 7 時 | 生地 を 発酵 させる (温かい部屋で休ませる) |
| 朝 8 時 | 機械 で 形を作る |
| 朝 9 時 | オーブンで焼く (200 ℃ で 10 分) |
| 朝 10 時 | 冷ます |
| 朝 11 時 | 1 つずつ 包装 (つつむ) |
| お昼 12 時 | 出荷 — トラックにつんで学校へ |
| ことば | いみ | れい |
|---|---|---|
| 原料 | 製品 の元になる物 | パン → 小麦粉、 牛乳 → 牛の乳 |
| 製品 | 工場 ででき上がった物 | パン、 牛乳 |
| 包装 | 売るためにつつむ | ふくろ・箱 |
| ロット | 同じ日に同じ機械 で作った 1 まとまり | 5 月 1 日 1 0 0 0 個 |
ポイント: 原料 が 「どこから来るか」 も大事なポイントです。 小麦粉 の多くは 海の向こう から船で運ばれ、 牛乳は 近くの 酪農 から来ます。 工場 は 遠くの 産地 ともつながって います。
食品 工場 で何より大事なのが 「衛生」 です。
「病気 やきたない物が入らないようにきれいにすること」 です。 食べ物に ばい菌きん や ごみ が入ると、 食べた人が病気 になってしまいます。
工場 に入る前、 働く人はこんな服そうをします。
| 服そう | なぜ |
|---|---|
| 白い 作業着 | きたない服を中に持ちこまない |
| 帽子 | 髪の毛が落ちない |
| マスク | くしゃみ・つばが食べ物にかからない |
| 手ぶくろ | 手からばい菌きんがつかない |
| 長靴 | 床をきれいに |
| ① | 服を着替える | | ↓ | | | ② | 手をねん入りに洗う (せっけんで 30 秒 × 2 回) | | ↓ | | | ③ | アルコール で手を消毒 | | ↓ | | | ④ | エアシャワー (強い風でごみを吹き飛ばす) | | ↓ | | | ⑤ | やっと 工場 の中に入れる |
| そうじするもの | やり方 |
|---|---|
| 機械 | 1 日の終わりに分解して洗う |
| 床 | 毎日高温の水で洗う |
| 空気 | フィルターでごみやばい菌きんを取る |
| 温度 | 食べ物がいたまないように低く保つ |
大事: 工場 の中で マスクや 帽子 を取る ことはぜったいにだめです。 手で顔をさわるだけでもいけません。 「自分 が食べるならこうしてほしい」 と思うことを、 すべての人にやっています。
工場 では、 機械 と 人 が上手に役わりを分けて働いています。
| やること | なぜ機械 がいいか |
|---|---|
| 同じ形に切る | 正かく にできる |
| 同じ重さではかる | 誤差 が少ない |
| たくさん動かす | 早くたくさん できる |
| 高い温度・低い温度で加熱・冷やす | 人ではできない |
| 同じことを 24 時間 | 人はつかれるが機械 はつかれない |
| やること | なぜ人がいいか |
|---|---|
| 見て確かめる (検査) | 「おかしい」 と気付ける |
| 形が悪い物をよける | 細かい判断 |
| 機械 がこわれたら直す | 機械 の中身を知っている |
| 原料 の量を決める | 季節 や天気 で変える |
| 新しい 製品 を考える | 人の工夫 |
ポイント: 「機械 があるから人はいらない」 ではありません。 機械 を 動かす・確かめる・直す・新しいことを考える のは全部 人 です。 工場 は 「機械 と人が力を合わせて物を作る場所」 です。
でき上がった 製品 は、 工場 に置いていても売れません。 トラック や船 で お店 まで運ばれて、 やっとお客さんの手元にとどきます。
| ① 工場 | 製品 ができる | | ↓ | | | ② 倉庫 | 一度まとめて置く | | ↓ | | | ③ トラック で運ぶ | 道路で | | ↓ | | | ④ 配送センター | 地域 ごとに仕分け | | ↓ | | | ⑤ スーパー・商店 | お店のたなにならぶ | | ↓ | | | ⑥ お客さん | 買って、 食べたり使ったり |
| ことば | いみ |
|---|---|
| 流通 | 物が 工場 からお店まで動く流れ |
| トラック | 物を運ぶ大きな車 |
| 倉庫 | 製品 をしまう大きな部屋 |
| 配送センター | 地域 ごとに分ける場所 |
| 賞味期限 | 「おいしく食べられる日」 |
| くふう | なぜ |
|---|---|
| 冷蔵 トラック | 食べ物がいたまないように低い温度で運ぶ |
| 24 時間 倉庫 | 夜中にも仕分け |
| 高速道路 | 速く着く |
| 工場 が都市 のそば | 早くとどく |
大事: 工場 が 海ぞい や 高速道路 のそば に多いのは、 船や トラック で運びやすい からです。 第 2 章で学んだ 「工場 は海ぞいに多い」 の理由 がここでつながります。
毎日使う物や食べ物は、 工場 で働く人 が たくさんの手間 をかけて作ってくれた物です。
| 思い出すとき | ことば |
|---|---|
| 給食のパンや牛乳を食べるとき | 朝早くから作ってくれた人を思う |
| 新しい服や道具を使うとき | 「ありがとう」 と思う |
| こわしてしまったとき | だれかが作った物として大切に |
この章で学んだことをふりかえりましょう。
次の章: 第 6 章では、 工場 で作られた 製品 がとどく 「お店」 を学びます。 スーパーマーケット・コンビニ・商店街のくふう、 産地 の表示、 お客さんが来やすいくふうをしらべます。