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第 7 章では、 わたしたちのまちを 火事 から守ってくれている人たちのしごとを学びます。
ポイント: 火事 は 1 分でも早く消す ことが大事です。 消防署 で働く人は、 24 時間 365 日、 いつでも出動できるように 待ちかまえています。 「まちの安全」 とはこういう人たちが支えてくれているのです。
消防署 は、 まちの 火事 や 救急 に出動するための場しょです。
| 役名 | しごと |
|---|---|
| 消防士 | 火を消す・人を 救う |
| 救急 隊員 | 病気やけが人を病院へ運ぶ |
| 通信員 | 119番 の電話を受ける |
| 整備員 | 消防車 や道具 を点検・修理 |
| 消防団員 | ふだんは別の仕事、 いざというとき集まる (地元のボランティア) |
| 時間 | やること |
|---|---|
| 朝 (9 時) | 前日の 隊 と交替、 道具 の点検 |
| 午前 | 訓練 (はしご・ホース・救助) |
| 昼 | 食事 (いつでも出動できるよう服を 脱がない) |
| 午後 | 学校や地域 の 防火教室、 消火器 の点検 |
| 夜 | 仮眠 (しばらく寝るが服は着たまま) |
| 24 時間 | いつでも出動 (ベルが鳴れば 1 分以内 に出発) |
| 単位 | 場しょ |
|---|---|
| 大きい市 | 本部 が 1 つ + 分署 がいくつも |
| 中ぐらいの市 | 1 〜 3 ヵ所 |
| 小さい町 | 1 ヵ所 (近くの市と協力) |
大事: 消防署 は 3 〜 4 km おき に配置 されることが多いです。 これは 「119番 から 5 〜 8 分で現場 に着ける」 ように設計 されているからです。 火事 は 1 分でも早く消すことが命を守ります。
火事 が起きると、 つぎのような流れで 5 〜 8 分 で 消防車 が着きます。
| ステップ | やること | 時間 の目安 |
|---|---|---|
| ① | 火事 を見つけた人が 119番 に電話 | 0 分 |
| ② | 通信員が場しょ・燃えている物を聞く | 30 秒 |
| ③ | 通信員が近い 消防署 に 出動指令 | 1 分 |
| ④ | 消防士 が防火服に 着替えて 消防車 に乗る | 1 分 (合計 2 分) |
| ⑤ | サイレンを鳴らして出動 | 2 分 |
| ⑥ | 消防車 が現場 に到着 | 5 〜 8 分 |
| ⑦ | ホースをつなぎ、 放水開始 | 1 〜 2 分 |
| ⑧ | 消火完了 | 30 分 〜 数時間 |
119番 に電話すると、 通信員からつぎのことを聞かれます。 落ち着いて答えましょう。
| 質問 | 答え方の例 |
|---|---|
| 「火事 ですか、 救急 ですか」 | 「火事 です」 |
| 「住所 はどこですか」 | 「○ ○ 市 ○ ○ 町 1 丁目 2 番 3 号」 |
| 「何が 燃えていますか」 | 「家のだいどころが 燃えています」 |
| 「中に人はいますか」 | 「おばあちゃんが中にいます」 |
| 「あなたの名前は」 | 「○ ○ ○ ○ です」 |
| 「電話番号は」 | 「090 - ○ ○ ○ ○ - ○ ○ ○ ○」 |
119番 が入ると、 消防署 だけではなく、 つぎの場しょにも連絡 が行きます。
| 連絡先 | 何をするか |
|---|---|
| 消防署 | 出動 |
| 警察署 | 交通整理 (周りの道を止める) |
| 病院 | けが人が出た場合の受け入れ準備 |
| 電力会社 | 電気を止める (感電を防ぐ) |
| ガス会社 | ガスを止める (ばく発を防ぐ) |
| 水道局 | 消火栓 の水圧を上げる |
ポイント: 火事 は たくさんの機関 が同時に動いて対応 します。 消防署 だけではなく、 警察署・病院・電気・ガス・水道 が力を合わせて、 まちの安全を守っています。
消防車 と一言で言っても、 役割 によっていくつものしゅるいがあります。
| しゅるい | 役割 |
|---|---|
| ポンプ車 (ぽんぷしゃ) | 一番多い 消防車。 消火栓 から水を吸い上げて 放水 |
| はしご車 | 高い所の火事 を消す・高い所から人を 救う (50 m ぐらいまで 伸びる) |
| 救急車 | けが人・病気の人を病院へ運ぶ |
| 救助工作車 | 車のじこ・閉じ 込められた人を助ける (鉄板を切る道具 など) |
| 化学消防車 | 油や薬品 の火事、 水では消えない火を消す ( 泡 を出す) |
| 指揮車 | 現場 で全体のさしずを出す車 |
消防車 は世界中で 赤い 色です。 これには理由があります。
| 理由 | くわしく |
|---|---|
| ① 目立つ | 遠くからでも見える、 道をゆずりやすい |
| ② 昔からの伝統 | イギリスで蒸気機関 ポンプ車 が赤かった |
| ③ 法律 で決まっている | 日本では 「消防車 は朱色」 と法律 で決まっている |
救急車 は 白 です。 「清潔」 なイメージ + 病院と同じ色、 という意味 があります。
大事: 消防車 や 救急車 がサイレンを鳴らして走っているときは、 道をゆずりましょう。 横断歩道ではいったん立ち止まり、 通り過ぎてからわたります。 その 1 分がだれかの命を救います。
消防士 は、 いつでも火を消し、 人を 救えるように、 ふだんからきびしい 訓練 をしています。
| 訓練 | 中身 |
|---|---|
| 体力訓練 | 走る・腕立て ふせ・懸垂・縄跳び (重い道具 を持って動くため) |
| 放水訓練 | ホースをつなぐ練習・水を出す練習 |
| はしご 訓練 | 高い はしご をのぼる・降りる |
| 救助訓練 | 火の中から人を助け出す練習 |
| 心肺蘇生訓練 | 心ぞうが止まった人を助ける練習 (人形 を使う) |
| 火災想定訓練 | 本物の建物物を使った大きな訓練 |
| 道具 | はたらき |
|---|---|
| 防火服 | 火や熱から体を守る (重さ約 20 kg) |
| ヘルメット | 頭を守る |
| 空気呼吸器 | けむりの中でも呼吸 できる (背中にボンベ) |
| 安全帯 | 高所で落ちないように |
| 斧・バール | ドアや壁を壊して中に入る |
| 救助 ロープ | 人を引っぱり上げる |
| 無線機 | 仲間と連絡 |
消防士 は 24 時間勤務 + 24 時間休みのくりかえしが多いです。 24 時間勤務 の中で食事 や仮眠 もとりますが、 ベルが鳴ったらすぐ出動できるように服は着たままです。
ポイント: 消防士 は 「いざというとき」 のために 365 日訓練 をしています。 火事 が起きない日でも、 訓練・点検・地域 の 防火教室 と、 仕事はたくさんあります。
まちには、 火事 を早く消したり、 火事 を起こさせないための 設備 がたくさんあります。 ふだんから見つけておきましょう。
| 設備 | 場しょ | はたらき |
|---|---|---|
| 消火栓 | 道のはしにある黄色いマーク | 消防車 が水を吸い上げる |
| 防火水槽 | 公園や道の下 | 消火栓 がない所で水をためておく |
| 消火器 (しょうかき) | 学校・建物物の中・店 | 小さな火を自分で消す |
| 火災報知器 | 学校・建物物の天井 | 火やけむりを感じてベルを鳴らす |
| 住宅用火災警報器 | 家の天井 | 家の中でけむりを感じて鳴る (法律 で設置義務) |
| スプリンクラー | デパート・大きな建物物 | 火を感じて自動で水をまく |
| 防火扉 | 大きな建物物 | 火が広がらないように自動でしまる |
| 避難はしご | マンションのベランダ | 階段が使えないとき下に降りる |
| 防災マップ | 公共の場しょ | 火事・地震・水害のときの避難場しょ |
学校の中にも、 たくさんの 防火設備 があります。 探してみましょう。
| 設備 | どこにあるか |
|---|---|
| 消火器 | 各階の 廊下、 教室 の入り口近く |
| 火災報知器 | 廊下の壁の 押しボタン |
| 防火扉 | 階段の入り口 |
| 避難 [はしご] | 2 階以上 の教室 |
| 防災マップ | 教室 の中・職員室 |
| ステップ | やること |
|---|---|
| ① | 安全ピンを抜く (黄色いピンを引っぱる) |
| ② | ホースを火に向ける |
| ③ | レバーをにぎる |
| ④ | 火の根元 (一番下) にかける |
注意: 子どもだけで消火器 を使うのはきけん。 必ず大人 といっしょに。 火が大きいときはすぐに 逃げて 119番。
火はとても 便利 ですが、 使い方をまちがうと大きな火事 になります。
| きまり | なぜ |
|---|---|
| ① 子どもだけで火を使わない | やけど・火事 の元 |
| ② ガスコンロの近くに物を置かない | ふきんや紙が 燃える |
| ③ 火をつけたままその場を 離れない | 気がついたら大きな火 |
| ④ マッチやライターで遊ばない | 火遊びは火事 の一番多い原因 |
| ⑤ 電気コードを束ねたり重い物を 載せない | コードが痛んで火事 の元 |
| ⑥ コンセントをホコリだらけにしない | ホコリがたまって 漏電火事 |
| ⑦ たこ足配線をしない | 電気の使いすぎで発熱・火事 |
| 注意 | くわしく |
|---|---|
| ① あわてない | 落ち着いて場しょを言う |
| ② 「火事 です」 から始める | 救急 とまちがえない |
| ③ 名前・電話番号を伝える | 後で折り返しがあるかも |
| ④ 切らない | 通信員が 「切っていいです」 と言うまで待つ |
| ⑤ いたずら電話は 絶対しない | 本当に助けが必要 な人が助からなくなる |
大事: 消防士 は わたしたちの命を守るために 24 時間 365 日、 いつでも動けるように待機しています。 消防車 がサイレンを鳴らして走っているのを見たら、 「ありがとう」 と心の中で言いましょう。 そして道をゆずりましょう。 それが私たちにできる一番の 「お礼」 です。
次の章: 第 8 章では、 「事故や事件 からまちを守る」 = 警察署 のしごとを学びます。 第 7 章の 消防署 と 似ている部分 と、 ちがう部分 を 比べながら学んでいきましょう。