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算数さんすう 4年生ねんせい

がい数すう と 四捨五入ししゃごにゅう

最終さいしゅう確認かくにん日び:

この章しょうで学まなぶこと

新聞しんぶんやニュースで、こんな書かき方かたを見みたことはありませんか。

  • 今日きょうのサッカーの観かん客きゃくは 約やく 4 万まん 3000 人
  • 日本にほんの人口じんこうは およそ 1 億おく 2400 万まん人にん
  • このスマートフォンの値ね段だんは だいたい 8 万まん円えん

「ちょうど 42948 人ひと」とか「ちょうど 123,456,789 人ひと」と細こまかく書かいてもいいのですが、それよりも 大おおざっぱな数で伝つたえた方ほうが、大おおきさが一目ひとめでわかります。こういう、細こまかい数かずを省はぶいて表あらわした数を がい数がいすう(概数がいすう)と言いいます。

この章しょうがおわるころには、つぎのことができるようになっています。

  • 「約やく」「およそ」の使つかい方かたがわかる
  • 以上いじょう・以下いか・未満みまんのちがいを説せつ明めいできる
  • 切り上げきりあげ・切り捨てきりすて・四捨五入ししゃごにゅうの3つを使つかい分わけられる
  • 千の位くらいまでのがい数すう・上じょうから1けた(または2けた)のがい数に直なおせる
  • 買かい物もののときに 合計ごうけいを見積みつもることができる
  • 計算けいさんのきまり(交換法則こうかんほうそく・結合法則けつごうほうそく・分配法則ぶんぱいほうそく)を使つかって計算けいさんを楽らくにできる

ポイント: がい数すうは「手て抜ぬき」ではありません。大おおきさを伝つたえやすくするための工く夫ふうです。スーパーで「全部ぜんぶで 1000 円えんぐらい」と頭あたまの中なかで計けい算さんできると、お金かねが足たりるかどうかすぐ判はん断だんできますね。

1. 「約やく」「およそ」の使つかい方かた

ぴったりの数かずとがい数

全ぜん校こう児じ童どうの数かずを書かくとき、いつも「ちょうど 423 人ひと」と正せい確かくに書かく必ひつ要ようがあるでしょうか。転てん校こう生せいが来きたり、卒そつ業ぎょう生せいがいたりすると、来らい週しゅうには 422 人ひとになっているかもしれません。

そんなとき、「約やく 400 人ひと」と書かけば、多少たしょうの増ぞう減げんがあっても使つかえる便利べんりな表あらわし方かたになります。これが がい数がいすう です。

場面ばめんぴったりの数かずがい数すうの例れい
学校がっこうの児じ童どう数423 人ひと約やく 400 人ひと
町まちの人口じんこう28,547 人ひと約やく 3 万まん人にん(または 2 万まん 9000 人ひと)
本ほんのページ数すう247 ページ約やく 250 ページ
国くにの予よ算さん1,247,832 億おく円えん約やく 125 兆ちょう円えん

「約やく」と「およそ」は同おなじ意い味み

  • 約やく 400 人
  • およそ 400 人
  • だいたい 400 人

どれも「正せい確かくな数すうではないけれど、400 に近ちかい数」という意い味みです。書かき方かたはちがっても、同おなじことを表あらわしています。

ポイント: がい数すうは 大おおきさを伝つたえるときと 計算けいさんの答えこたえを見積みつもるときの2つの場面ばめんで活かつ躍やくします。

2. 以上いじょう・以下いか・未満みまん

がい数すうを作つくる前まえに、大切たいせつな言葉ことばを3みつ覚おぼえましょう。

以上いじょう

「5ご 以上いじょう」といえば、5 と同おなじか、5 より大おおきい数のことです。5 そのものをふくみます。

  • 5 以上いじょうの数かず → 5、6、7、8、9、10、11、…
  • 100 以上いじょうの数かず → 100、101、102、…

以下いか

「5ご 以下いか」といえば、5 と同おなじか、5 より小ちいさい数のことです。こちらも 5 そのものをふくみます。

  • 5 以下いかの数かず → 5、4、3、2、1、0
  • 100 以下いかの数かず → 100、99、98、…

未満みまん

「5ご 未満みまん」といえば、5 より小ちいさい数のことです。5 そのものはふくみません。ここが 以下いか とのちがいです。

  • 5 未満みまんの数かず → 4、3、2、1、0(5 は入はいらない)
  • 100 未満みまんの数かず → 99、98、97、…(100 は入はいらない)

まとめの表ひょう

言いい方かた意い味み5 はふくむ?
5 以上いじょう5、6、7、8、…○ ふくむ
5 以下いか5、4、3、2、…○ ふくむ
5 未満みまん4、3、2、1、…× ふくまない
5 より大おおきい6、7、8、…× ふくまない
5 より小ちいさい4、3、2、…× ふくまない

注意ちゅうい: 「以下いか」と「より小ちいさい」は似にているようでちがいます。「以下いか」はその数かずをふくむ、「より小ちいさい」はふくまない。未満みまん は「より小ちいさい」と同おなじ意い味みです。

やってみよう: 「7 以上いじょう 10 未満みまんの数かず」を全部ぜんぶ書かきましょう。

答えこたえ: 7、8、9(7 はふくむ、10 はふくまない)

3. 切り上げきりあげ・切り捨てきりすて・四捨五入ししゃごにゅう

がい数すうを作つくる方法ほうほうには、おもに3みつあります。

切り捨てきりすて

ある位くらいより下したの数かずを、ぜんぶ 0 にする方法ほうほうです。たとえば 4327 を百ひゃくの位くらいまでのがい数すうにする場合ばあい、十じゅうの位くらいより下したを消けして 4300 にします。

4327 → 4300(百の位までの切り捨てきりすて)
   ↑
   十の位より下を 0 に

切り上げきりあげ

ある位くらいより下したに1いちでも数かずがあれば、上うえの位くらいを1いち増ふやして、下したを 0 にする方法ほうほうです。たとえば 4327 を百ひゃくの位くらいまでのがい数すうにする場合ばあい、4400 にします。

4327 → 4400(百の位までの切り上げきりあげ)
   ↑
   下に 27 があるので、43 を 44 にする

四捨五入ししゃごにゅう

四捨五入ししゃごにゅう は、すぐ下したの位くらいの数かずを見みて、4 以下いかなら切り捨てきりすて、5 以上いじょうなら切り上げきりあげる方法ほうほうです。一いち番ばんよく使つかわれます。

すぐ下の位が 0、1、2、3、4 → 切り捨てきりすて
すぐ下の位が 5、6、7、8、9 → 切り上げきりあげ

例れい 4327 を百ひゃくの位くらいまでの 四捨五入ししゃごにゅう でがい数すうにしてみましょう。

  • 百ひゃくの位くらいは 3
  • そのすぐ下したの位くらい(十じゅうの位くらい)は 2
  • 2 は 4 以下いかなので、切り捨てきりすて
  • 答えこたえ:4300

例れい 4372 を百ひゃくの位くらいまでの 四捨五入ししゃごにゅう でがい数すうにしてみましょう。

  • 百ひゃくの位くらいは 3
  • そのすぐ下したの位くらい(十じゅうの位くらい)は 7
  • 7 は 5 以上いじょうなので、切り上げきりあげ
  • 答えこたえ:4400

ポイント: 四捨五入ししゃごにゅう は「4 までは捨すてる、5 からは上あげる」と覚おぼえると簡かん単たんです。これだけで、たいていのがい数すうが作つくれます。

3つの方法ほうほうの使つかい分わけ

方法ほうほういつ使つかう?例れい
切り上げきりあげお金かねが足たりるか心しん配ぱいなとき「1000せん円で買かえるかな?」 → 大おおきく見積みつもる
切り捨てきりすてお金かねが残のこるかを控ひかえめに見みるとき「お金かねを少すくなく見積みつもる」
四捨五入ししゃごにゅうふつうにがい数かずを作つくるとき一いっ般ぱんの場面ばめんではこれ

4. 千せんの位くらいまでのがい数すう

「千せんの位くらいまでのがい数すうにしなさい」と言いわれたら、どうすればいいのでしょうか。

千の位くらいまで残のこしたいので、そのすぐ下したの位くらい=百ひゃくの位くらいを 四捨五入ししゃごにゅう します。

例れい 42948 を千せんの位くらいまでのがい数すうにする

  • 千せんの位くらいは 2
  • そのすぐ下したの位くらい(百ひゃくの位くらい)は 9
  • 9 は 5 以上いじょうなので 切り上げきりあげ
  • 千せんの位くらいの 2 が1いち増ふえて 3 になる
  • 答えこたえ:43000
4 2 9 4 8
↑ ↑ ↑
万 千 百 ← この百の位を見る
    ↑
    9 → 切り上げきりあげ

→ 43000

例れい 28163 を千せんの位くらいまでのがい数すうにする

  • 千せんの位くらいは 8
  • そのすぐ下したの位くらい(百ひゃくの位くらい)は 1
  • 1 は 4 以下いかなので 切り捨てきりすて
  • 千せんの位くらいの 8 はそのまま
  • 答えこたえ:28000

ポイント: 「○○の位くらいまでのがい数すう」と言いわれたら、そのすぐ下したの位を 四捨五入ししゃごにゅう します。千の位くらいまでなら百ひゃくの位、百の位くらいまでなら十じゅうの位を見みるのです。

5. 一いち万まんの位くらいまでのがい数

同おなじ考かんがえ方ほうで、もっと大おおきな数かずのがい数すうも作つくれます。

例れい 234567 を一いち万まんの位くらいまでのがい数すうにする

  • 一いち万まんの位くらいは 3
  • そのすぐ下したの位くらい(千せんの位くらい)は 4
  • 4 は 4 以下いかなので 切り捨てきりすて
  • 答えこたえ:230000(約やく 23 万まん)

例れい 678234 を一いち万まんの位くらいまでのがい数すうにする

  • 一いち万まんの位くらいは 7
  • そのすぐ下したの位くらい(千せんの位くらい)は 8
  • 8 は 5 以上いじょうなので 切り上げきりあげ
  • 一いち万まんの位くらいの 7 が1いち増ふえて 8 になる
  • 答えこたえ:680000(約やく 68 万まん)

6. 上うえから1けた・上うえから2けたのがい数すう

「上うえから○けたのがい数すう」という言いい方かたもよく出でます。

上うえから1けたのがい数

一いち番ばん上じょうの位くらいだけ残のこし、その下したの位くらいを 四捨五入ししゃごにゅう します。

例れい 6438 → 上うえから1けた

  • 一いち番ばん上じょうの位くらいは 千の位の 6
  • そのすぐ下したの位くらい(百ひゃくの位くらい)は 4
  • 4 は 4 以下いかなので 切り捨てきりすて
  • 答えこたえ:6000

例れい 7892 → 上うえから1けた

  • 一いち番ばん上じょうの位くらいは 千の位の 7
  • そのすぐ下したの位くらい(百ひゃくの位くらい)は 8
  • 8 は 5 以上いじょうなので 切り上げきりあげ
  • 答えこたえ:8000

上うえから2けたのがい数

上から2つの位くらいを残のこし、その下したの位くらい(上うえから3けた目め)を 四捨五入ししゃごにゅう します。

例れい 4372 → 上うえから2けた

  • 上うえから1けた目めは 4(千せんの位くらい)、2けた目めは 3(百ひゃくの位くらい)
  • 上うえから3けた目め(十じゅうの位くらい)は 7
  • 7 は 5 以上いじょうなので 切り上げきりあげ
  • 上うえから2けた目めの 3 が1いち増ふえて 4 になる
  • 答えこたえ:4400

例れい 53819 → 上うえから2けた

  • 上うえから1けた目めは 5(一いち万まんの位くらい)、2けた目めは 3(千せんの位くらい)
  • 上うえから3けた目め(百ひゃくの位くらい)は 8
  • 8 は 5 以上いじょうなので 切り上げきりあげ
  • 答えこたえ:54000

注意ちゅうい: 「上うえから1けた」「上うえから2けた」は、0 から数かぞえないように気きをつけてください。たとえば 0.043 のような小数しょうすうでは話はなしがちがいますが、4年生ねんせいでならう整せい数すうでは、一いち番ばん上じょうの数字すうじ(0 ではない)から数かぞえます。

7. 和わの見積みつもり

買かい物ものの場面ばめんで、合計ごうけいのお金かねがだいたいいくらになるかを計けい算さんすることを 見積みつもりといいます。

例れい お金かねは足たりるかな?

文ぶんぼう具ぐ店てんで次つぎの3つを買かいます。1000 円えん札さつで足たりるでしょうか。

  • ノート:368 円
  • えんぴつセット:422 円
  • けしゴム:185 円

ぴったり計けい算さんすると、368 + 422 + 185 = 975 円えん。でも、店みせで頭あたまの中なかですばやく計けい算さんしたいですね。

見積みつもり方1いち:百ひゃくの位くらいまでの 四捨五入ししゃごにゅう で

それぞれを百ひゃくの位くらいまでのがい数すうにします。

  • 368 → 400(十じゅうの位くらいの 6 は切り上げきりあげ)
  • 422 → 400(十じゅうの位くらいの 2 は 切り捨てきりすて)
  • 185 → 200(十じゅうの位くらいの 8 は 切り上げきりあげ)

合計ごうけい:400 + 400 + 200 = 1000 円

「だいたい 1000 円えんぐらい」とわかります。

見積みつもり方2に:安あん全ぜんに切り上げきりあげで

「足たりるかどうか心しん配ぱい」なら、大おおきく見積みつもるのが安あん全ぜんです。百ひゃくの位くらいまでの 切り上げきりあげ にしてみましょう。

  • 368 → 400
  • 422 → 500
  • 185 → 200

合計ごうけい:400 + 500 + 200 = 1100 円

「切り上げきりあげ で見積みつもって 1100 円えんなので、1000 円えん札さつでは 足たりないかもしれない」と判はん断だんできます。

ポイント: 切り上げきりあげ で見積みつもった金きん額がくに達たっするなら、ぴったり計けい算さんしても 未満みまんになることが多おおいです。お金かねの心しん配ぱいがある場面ばめんでは 切り上げきりあげ で大おおきく見積みつもるのがコツです。

4-5けた同どう士しの和わの見積みつもり

例れい 38540 + 24716 を見積みつもる

千せんの位くらいまでのがい数すうで計けい算さんします。

  • 38540 → 39000(百ひゃくの位くらいの 5 は 切り上げきりあげ)
  • 24716 → 25000(百ひゃくの位くらいの 7 は 切り上げきりあげ)

合計ごうけい(見積みつもり):39000 + 25000 = 64000

ぴったりは 63256 なので、ほぼ正ただしい見積みつもりが作つくれています。

8. 差さ・積せき・商しょうの見積みつもり

見積みつもりはたし算さんだけではありません。ひき算さん・かけ算ざん・わり算ざんでも使つかえます。

差さの見積みつもり

例れい 人じん口こうの差さを見積みつもる:A 市しは 56432 人ひと、B 市しは 28197 人ひと。A 市しは B 市しより何なん人にん多おおいか見積みつもりましょう。

千せんの位くらいまでのがい数すうで。

  • 56432 → 56000
  • 28197 → 28000

差(見積みつもり):56000 − 28000 = 28000 人

「約やく 2 万まん 8000 人ひとちがう」とすぐ言いえます。

積せきの見積みつもり

例れい 1 箱はこ 387 円えんのおかしを 18 箱はこ 買かうと、合計ごうけいいくら?

上うえから1けたで 四捨五入ししゃごにゅう します。

  • 387 → 400
  • 18 → 20

積せき(見積みつもり):400 × 20 = 8000 円

「だいたい 8000 円えんぐらい」とわかります(ぴったりは 6966 円えん)。

商しょうの見積みつもり

例れい 5832 円えんを 29 人にんで同おなじ金きん額がくずつ出だし合あう。1 人ひといくらか見積みつもりましょう。

上うえから1けたで。

  • 5832 → 6000
  • 29 → 30

商しょう(見積みつもり):6000 ÷ 30 = 200 円

「1 人ひと約やく 200 円えん」とすぐにわかります。

ポイント: 見積みつもりは 大おおきな計けい算さん間まちがいを防ふせぐのにも役やく立だちます。ぴったり計けい算さんしたあとに「見積みつもりとあまりに違ちがわないか」を確たしかめると安あん心しんです。

9. 計算けいさんのきまり:交換法則こうかんほうそく

ここからは、計算けいさんをもっと楽らくにするための「計算けいさんのきまり」を学まなびます。まずは 交換法則こうかんほうそく。

たし算さんの 交換法則こうかんほうそく

たし算さんでは、たす順じゅん番ばんを入いれかえても答えこたえはおなじです。

4 + 7 = 11
7 + 4 = 11   → どちらも 11

これを式しきで書かくと、

□ + △ = △ + □

たとえば、3 + 8 + 7 を計けい算さんするとき、3 + 7 を先さきに計けい算さんすると 10 になり、その後あと 8 をたすとちょうど 18 になります。順じゅん番ばんを変かえたほうが速はやく計けい算さんできる場面ばめんがあるのです。

かけ算ざんの 交換法則こうかんほうそく

かけ算ざんでも同おなじことが成なり立たちます。

4 × 7 = 28
7 × 4 = 28   → どちらも 28

式しきで書かくと、

□ × △ = △ × □

注意ちゅうい: ひき算さんとわり算ざんでは、順じゅん番ばんを入いれかえると答えこたえがちがってしまうので、交換法則こうかんほうそく は使つかえません。10 − 3 = 7 ですが、3 − 10 は 4 年生ねんせいのはんいでは計けい算さんできません。

10. 計算けいさんのきまり:結合法則けつごうほうそく

3つ以上いじょうの数かずのたし算さん(または、かけ算ざん)では、どこから先さきに計けい算さんしてもよいというきまりがあります。これを 結合法則けつごうほうそく と言いいます。

たし算さんの 結合法則けつごうほうそく

(2 + 3) + 5 = 5 + 5 = 10
2 + (3 + 5) = 2 + 8 = 10   → どちらも 10

式しきで書かくと、

(□ + △) + ○ = □ + (△ + ○)

かけ算ざんの 結合法則けつごうほうそく

(2 × 5) × 3 = 10 × 3 = 30
2 × (5 × 3) = 2 × 15 = 30   → どちらも 30

式しきで書かくと、

(□ × △) × ○ = □ × (△ × ○)

11. 計算けいさんのきまり:分配法則ぶんぱいほうそく

3みつ目めのきまりは、かけ算ざんと たし算さん(またはひき算さん)が組くみ合あわさった式しきで使つかえます。

例れい 4 × (3 + 5)

計けい算さんの順じゅん番ばんどおりに、まず ( ) の中なかをすませると、

4 × (3 + 5) = 4 × 8 = 32

同おなじ答えこたえを、こんな計算けいさんでも出だせます。

4 × 3 + 4 × 5 = 12 + 20 = 32

つまり、

□ × (△ + ○) = □ × △ + □ × ○

ひき算さんでも同おなじです。

□ × (△ − ○) = □ × △ − □ × ○

何なにの役やくに立たつの?

例れい 102 × 7 を暗あん算ざんしたいとき。

そのままだと難むずかしいですが、102 = 100 + 2 と考かんがえれば、

102 × 7 = (100 + 2) × 7 = 100 × 7 + 2 × 7 = 700 + 14 = 714

筆ひっ算さんしなくても頭あたまの中なかで計算けいさんできます。

ポイント: 分配法則ぶんぱいほうそく は 大おおきな数すうを「ちょうどよい数かず」と「残のこり」に分わけて計算けいさんするときにとても便べん利りです。98 × 5 = (100 − 2) × 5 = 500 − 10 = 490 のような計算けいさんもできます。

12. 計算けいさんの工く夫ふう

3つのきまりを組くみ合あわせると、計算けいさんをぐっと楽らくにできます。

例れい 25 × 4 × 9 を暗あん算ざんする

そのまま左ひだりから順じゅんに計けい算さんすると 25 × 4 = 100、100 × 9 = 900。これは簡かん単たんですね。

でも、式しきの順じゅん番ばんが 9 × 25 × 4 だったらどうでしょう。

  • そのまま:9 × 25 = 225、225 × 4 = 900(計けい算さんがややこしい)
  • 工く夫ふうして:交換法則こうかんほうそく と 結合法則けつごうほうそく で (25 × 4) × 9 = 100 × 9 = 900

「25 と 4 をペアにすると 100 になる」と気きづくと、計けい算さんがとても楽らくになります。

覚おぼえておきたい「ペア」

ペア答えこたえ
2 × 510
4 × 25100
8 × 1251000
5 × 20100

このペアを見みつけたら、先さきに計けい算さんすると楽らくです。

例れい 32 × 25

32 = 4 × 8 と考かんがえれば、

32 × 25 = 4 × 8 × 25 = 8 × (4 × 25) = 8 × 100 = 800

筆ひっ算さんしなくても 800 と出だせました。

やってみよう: 16 × 25 を暗あん算ざんしてみましょう。

答えこたえ: 16 = 4 × 4 と考かんがえて、16 × 25 = 4 × 4 × 25 = 4 × 100 = 400。

つまずきやすいポイント

四捨五入ししゃごにゅう の「すぐ下したの位くらい」を間まちがえる

「千せんの位くらいまでのがい数すう」と言いわれたら見みるのは 百の位です。「千せんの位くらいの数かずを見みて四捨五入ししゃごにゅう する」ではありません。残のこしたい位くらいの1いちつ下したの位くらいを見みるのが正ただしいやり方ほうです。

以下いか と「より小ちいさい」を混こん同どうする

「5ご 以下いか」は 5 をふくむ、「5 より小ちいさい」「5 未満みまん」は 5 をふくまない。これは国こく語ごのテストでもよく出でるので、しっかり区く別べつしましょう。

計算けいさんの工く夫ふうを忘わすれる

「9 × 25 × 4」を見みて、左ひだりから順じゅんに計けい算さんするクセがついていると、時じ間かんがかかります。「組くみ合あわせを変かえたら楽らくになる場面ばめんはないか」を一いち度ど立たち止どまって考えかんがえてみましょう。

まとめ

  • がい数がいすう は 大おおきさを伝つたえやすくするためと 計算けいさんを見積みつもるために使つかう
  • 以上いじょう・以下いか はその数かずをふくむ、未満みまん と「より大おおきい・より小ちいさい」はふくまない
  • 四捨五入ししゃごにゅう は すぐ下したの位くらいが 0〜4 なら切り捨てきりすて、5〜9 なら切り上げきりあげ
  • 「○○の位くらいまでのがい数すう」と言いわれたら、そのすぐ下したの位を 四捨五入ししゃごにゅう する
  • お金かねが足たりるかが心しん配ぱいな場面ばめんでは 切り上げきりあげ で大おおきく見積みつもると安あん全ぜん
  • 交換法則こうかんほうそく:□ + △ = △ + □、□ × △ = △ × □
  • 結合法則けつごうほうそく:(□ + △) + ○ = □ + (△ + ○)、かけ算ざんでも同おなじ
  • 分配法則ぶんぱいほうそく:□ × (△ + ○) = □ × △ + □ × ○
  • 「25 × 4 = 100」「2 × 5 = 10」のペアを見みつけて 組くみ合あわせを工く夫ふうすると計算けいさんが楽らくになる

次つぎの章しょう: 次つぎは 小数しょうすうを学まなびます。3 年ねん生せいで 0.1 までを学まなびましたが、4 年ねん生せいでは 0.01、0.001 という もっと小ちいさい単位たんいや、小数しょうすうのたし算さん・ひき算さん・かけ算ざん・わり算ざんを全部ぜんぶやります。

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