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算数さんすう 4年生ねんせい

分数ぶんすう — 真ま分数ぶんすう・仮かり分数ぶんすう・帯おび分数ぶんすうと 1 を こえる計算けいさん

最終さいしゅう確認かくにん日び:

この 章しょうで 学まなぶこと

3年生ねんせいでは、ピザや テープを 等分とうぶんする 場面ばめんで 分数ぶんすうを 学まなび、1 より 小ちいさい 分数ぶんすう(1/2、2/3、3/4 など)の たし算さん・ひき算さんが できるように なりました。

4年生ねんせいでは、いよいよ 1 より 大おおきい 分数ぶんすうの せかいに 入はいります。同おなじ 分母ぶんぼの たし算さんを つづけると、答えこたえが 1 を こえる ことが あります。たとえば 3/5 + 4/5 を 計算けいさんすると、ピザは 1 まいでは 足たりなくなります。こんな ときに 使つかう 新あたらしい 書かき方かたが 仮分数かぶんすうと 帯分数たいぶんすうです。

この 章しょうが おわるころには、つぎの ことが できるように なっています。

  • 真分数しんぶんすう・仮分数かぶんすう・帯分数たいぶんすうの ちがいが 言いえる
  • 仮分数かぶんすう ⇔ 帯分数たいぶんすうの 書かき直なおしが できる
  • 数かず直線ちょくせんで 真ま分数ぶんすう・仮かり分数ぶんすう・帯おび分数ぶんすうの 場所ばしょが 分わかる
  • 同おなじ 分母ぶんぼの 分数ぶんすうの たし算さん・ひき算が できる(答えこたえが 1 を こえる ばあいも)
  • 整数せいすう − 分数ぶんすうの 計算けいさんが できる(2 − 1/3 など)

ポイント:分数ぶんすうの しくみは「単位分数たんいぶんすう(1/分母ぶんぼ)の 何なにこ 分わか」で 大おおきさを 表あらわす こと。これは 3年生ねんせいの ときと まったく 同おなじ です。1 を こえても、考かんがえ方かたは かわりません。

1. 3年生ねんせいの 分数ぶんすうを 思おもい出だそう

分数ぶんすうは、1 を 等分とうぶんした 何なにこ 分わか を 表あらわす かず でした。

1/5
1/5
1/5
1/5
1/5

1 を 5 等分とうぶん → それぞれ 1/5

  • 下の 数=分母ぶんぼ:等分とうぶんした 数かず(ぜんぶで 何なにこ に 分わけたか)
  • 上の 数=分子ぶんし:その うちの 何なにこ 分わか

そして、分子ぶんしが 1 の 分数ぶんすう(1/2、1/3、1/4、…)を 単位分数たんいぶんすうと いいます。すべての 分数ぶんすうは 単位分数たんいぶんすうの 何なにこ 分で 大おおきさが きまります。

分数ぶんすう意味いみ
2/51/5 が 2 こ
3/51/5 が 3 こ
4/51/5 が 4 こ
5/51/5 が 5 こ = ピザ ぜんぶ = 1

ポイント: 分子ぶんし と 分母ぶんぼ が 同おなじ かずに なった ときは、いつも 1。これは 4年生ねんせいでも、ずっと 使つかう 大切たいせつな きまりです。

同おなじ 分母ぶんぼの たし算さん・ひき算さん(3年生ねんせいの おさらい)

分母ぶんぼは そのまま、分子ぶんしだけ 計算けいさんするのが きまりでした。

25+15=2+15=35\frac{2}{5} + \frac{1}{5} = \frac{2+1}{5} = \frac{3}{5}

45−15=4−15=35\frac{4}{5} - \frac{1}{5} = \frac{4-1}{5} = \frac{3}{5}

3年生ねんせいでは、答えこたえが 5/5 = 1に なる ところまで で 止とまって いました。4年生ねんせいでは、その つづきに 進すすみます。

2. 真ま分数ぶんすう・仮かり分数ぶんすう・帯おび分数ぶんすう

3年生ねんせいで 学まなんだ 分数ぶんすうは、ぜんぶ 1 より 小ちいさい 分数ぶんすうでした。じつは、分数ぶんすうには 大おおきく 分わけて 3 種類しゅるいあります。

真分数しんぶんすう

分子ぶんし< 分母 の 分数ぶんすうを 真分数しんぶんすうと いいます。1 より 小ちいさい 分数ぶんすう です。

1/5、2/5、3/5、4/5、… 、1/3、2/3、… 、1/4、2/4、3/4

どれも、ピザを 等分とうぶんした うちの 一部いちぶを 表あらわします。

仮分数かぶんすう

分子ぶんし ≧ 分母ぶんぼ の 分数ぶんすうを 仮分数かぶんすうと いいます。1 と 同おなじか、1 より 大おおきい分数ぶんすう です。

5/5(=1)、6/5、7/5、8/5、…、3/3(=1)、4/3、5/3、…

たとえば 7/5は、「1/5 が 7 こ」 という 意味いみ。ピザ 1 まい(5/5)では 足たりないので、2 まい目めから 2 きれを もらう、と 考えかんがえます。

1 まい目め(5/5 = 1)
1/5
1/5
1/5
1/5
1/5
2 まい目め(2/5)
1/5
1/5

ぜんぶで 1/5 が 7 こ = 7/5。

帯分数たいぶんすう

整数せいすう と 真ま分数ぶんすうを 合あわせた 形かたちを 帯分数たいぶんすうと いいます。たとえば 1と2/5(いち と ごぶんの に)。

1 まい(5/5 = 1)
1/5
1/5
1/5
1/5
1/5
と 2/5
1/5
1/5

「ピザ 1 まいと 2/5」を ひとまとめにして 1と2/5と 書かきます。読よみ方かたは 「いち と ごぶんの に」です。

ポイント:同おなじ 大おおきさの かずを、仮分数かぶんすう 7/5 とも 帯分数たいぶんすう 1と2/5 とも 書かけます。どちらの 書かき方かたも 正ただしい です。

種類しゅるい意味いみ例れい
真分数しんぶんすう分子ぶんし < 分母ぶんぼ(1 より 小ちいさい)1/5、2/3、3/4
仮分数かぶんすう分子ぶんし ≧ 分母ぶんぼ(1 と 同おなじか 大おおきい)5/5、7/5、9/4
帯分数たいぶんすう整数せいすう + 真分数しんぶんすう1と2/5、2と1/4、3と1/3

3. 数かず直線ちょくせんで 場所ばしょを 確たしかめよう

数かず直線ちょくせんの 上うえに 真ま分数ぶんすう・仮か分数ぶんすう・帯おび分数ぶんすう を ならべると、関係かんけいが ひと目めで 分わかります。

5 等分とうぶんの めもり で 見みる

0   1/5  2/5  3/5  4/5   1   6/5  7/5  8/5  9/5   2
|----|----|----|----|----|----|----|----|----|----|
                       (5/5)                    (10/5)
  • 0 〜 1の あいだ … 真分数しんぶんすう(1/5、2/5、3/5、4/5)
  • 1 の ところ … 5/5(仮分数かぶんすう) = 1(整数せいすう)
  • 1 〜 2の あいだ … 仮分数かぶんすう(6/5、7/5、8/5、9/5)

そして、

  • 6/5=1と1/5
  • 7/5=1と2/5
  • 8/5=1と3/5
  • 9/5=1と4/5

つまり、同おなじ 場所ばしょの かずを 仮分数かぶんすうでも 帯分数たいぶんすうでも 書かける、と いう こと です。

ポイント: 1 より 大おおきい かず を 仮分数かぶんすうで 書かくと、大おおきさが 分わかりにくい ことが あります。帯分数たいぶんすうに 直なおすと「整数せいすう + あと 少すこし」と 見みえて、大おおきさの 感かんじが つかみやすく なります。たとえば 13/5と 言いわれても ピンと 来きませんが、2と3/5と 書かきなおせば「2 より 少すこし 大おおきい」と すぐ 分わかります。

4. 仮か分数ぶんすう → 帯おび分数ぶんすう の 直なおし方

仮か分数ぶんすうを 帯おび分数ぶんすうに 直なおすには、分子ぶんし ÷ 分母ぶんぼを します。

例れい:7/5 を 帯おび分数ぶんすうに

「1/5 が 7 こ」 を、「1/5 が 5 こ(= 1)の まとまり が 何なにこ できるか」 で 考えかんがえます。

7÷5=1 あまり 27 \div 5 = 1 \text{ あまり } 2

  • 商の 1 → 整数せいすうの 部分ぶぶん(1 まい)
  • あまりの 2 → のこった 単位たんい分数ぶんすうの こ数すう(2/5)

だから 7/5 = 1と2/5。

例れい:13/5 を 帯おび分数ぶんすうに

13÷5=2 あまり 313 \div 5 = 2 \text{ あまり } 3

商が 2、あまりが 3 だから 13/5 = 2と3/5。

例れい:12/4 を 帯おび分数ぶんすうに

12÷4=3 あまり 012 \div 4 = 3 \text{ あまり } 0

あまりが 0 の ときは、ちょうど 整数せいすうに なります。12/4 = 3。

仮か分数ぶんすう分子ぶんし ÷ 分母ぶんぼ答えこたえ(整数せいすう と 真ま分数ぶんすう)
5/35 ÷ 3 = 1 あまり 21と2/3
7/47 ÷ 4 = 1 あまり 31と3/4
11/311 ÷ 3 = 3 あまり 23と2/3
9/99 ÷ 9 = 1 あまり 01
14/714 ÷ 7 = 2 あまり 02

5. 帯おび分数ぶんすう → 仮か分数ぶんすう の 直なおし方かた

ぎゃくに 帯おび分数ぶんすうを 仮か分数ぶんすうに 直なおすには、整数せいすう × 分母ぶんぼ + 分子ぶんしを します。それが あたらしい 分子ぶんし に なります(分母ぶんぼは そのまま)。

例れい:2と1/4 を 仮か分数ぶんすうに

整数せいすう 2 は、1/4 が 4 × 2 = 8 こ分(1 まい = 4/4 で、それが 2 まい)。 そこに 1/4 が もう 1 こ 足たされているので、ぜんぶで 1/4 が 9 こ = 9/4。

しき で 書かくと:

214=2×4+14=942 \frac{1}{4} = \frac{2 \times 4 + 1}{4} = \frac{9}{4}

例れい:3と2/5 を 仮か分数ぶんすうに

325=3×5+25=1753 \frac{2}{5} = \frac{3 \times 5 + 2}{5} = \frac{17}{5}

帯おび分数ぶんすう整数せいすう × 分母ぶんぼ + 分子ぶんし仮か分数ぶんすう
1と2/31 × 3 + 2 = 55/3
2と1/42 × 4 + 1 = 99/4
1と3/51 × 5 + 3 = 88/5
3と2/53 × 5 + 2 = 1717/5
4と1/24 × 2 + 1 = 99/2

ポイント: 仮か分数ぶんすう ⇔ 帯おび分数ぶんすう の 直なおし方かたは 「分子ぶんし ÷ 分母ぶんぼ で 帯おび分数ぶんすう」「整数せいすう × 分母ぶんぼ + 分子ぶんし で 仮か分数ぶんすう」と セットで おぼえましょう。

6. 同おなじ 分母ぶんぼの 分数ぶんすうの たし算さん(1 を こえる ばあい)

3年生ねんせいでは、答えこたえが 5/5 = 1 までで 止とめて いました。4年生ねんせいでは 1 を こえる ばあいも 計算けいさんします。

例れい 1:3/5 + 4/5

「1/5 が 3 こ」と 「1/5 が 4 こ」 を あわせると、「1/5 が 7 こ」。

35+45=75=125\frac{3}{5} + \frac{4}{5} = \frac{7}{5} = 1 \frac{2}{5}

仮か分数ぶんすうの 7/5 でも 正せいかい。帯おび分数ぶんすうに 直なおして 1と2/5 でも 正せいかい です。

例れい 2:帯おび分数ぶんすう + 帯おび分数ぶんすう

1と2/5 + 2と1/5 を 計算けいさんしましょう。やり方かたは 2 通とおり あります。

方法ほうほう A:整数せいすう と 分数ぶんすうを 分わけて 計算けいさん

   1と2/5 + 2と1/5
 =(1 + 2)+(2/5 + 1/5)
 = 3 + 3/5
 = 3と3/5

方法ほうほう B:仮か分数ぶんすうに 直なおしてから 計算けいさん

   1と2/5 = 7/5
   2と1/5 = 11/5
   7/5 + 11/5 = 18/5 = 3と3/5

どちらでも 答えこたえは 同おなじ 3と3/5。ふつうは 方法ほうほう Aが 速はやくて らく です。

例れい 3:繰くり上あがりが ある ばあい

1と4/5 + 2と3/5。

   1と4/5 + 2と3/5
 =(1 + 2)+(4/5 + 3/5)
 = 3 + 7/5         ← 7/5 は 1と2/5
 = 3 + 1と2/5
 = 4と2/5

分数ぶんすう部分ぶぶんが 1 を こえた ら、整数せいすうの ほうへ 繰くり上あげます。

7. 同おなじ 分母ぶんぼの 分数ぶんすうの ひき算さん(繰くり下さがりも)

例れい 1:仮か分数ぶんすう − 仮か分数ぶんすう

9/5 − 4/5。「1/5 が 9 こ」から 「1/5 が 4 こ」 を 引ひくので、

95−45=55=1\frac{9}{5} - \frac{4}{5} = \frac{5}{5} = 1

例れい 2:帯おび分数ぶんすう − 帯おび分数ぶんすう(そのまま 引ひける)

3と4/5 − 1と2/5。

   3と4/5 − 1と2/5
 =(3 − 1)+(4/5 − 2/5)
 = 2 + 2/5
 = 2と2/5

例れい 3:分数ぶんすう部分ぶぶんが 引ひけない(繰くり下さがり)

3と1/5 − 1と3/5。

分数ぶんすう部分ぶぶんの 1/5 − 3/5 は そのままでは 引ひけません(1/5 の ほうが 小ちいさい)。そこで、整数せいすうの 3から 1 を 借かりて 5/5 に 変かえます。

   3と1/5 = 2 + 1 + 1/5
        = 2 + 5/5 + 1/5
        = 2と6/5

   2と6/5 − 1と3/5
 =(2 − 1)+(6/5 − 3/5)
 = 1 + 3/5
 = 1と3/5

仮か分数ぶんすうで やると もっと シンプルに なります。

   3と1/5 = 16/5
   1と3/5 = 8/5
   16/5 − 8/5 = 8/5 = 1と3/5

ポイント: 繰くり下さがりが ある ひき算さんは、仮か分数ぶんすうに 直なおしてから 計算けいさんする ほうが ミスが 少すくない です。

8. 整数せいすう − 分数ぶんすう

「2 m の テープから、1/3 m を 切きり 取とりました。のこりは?」

整数せいすう2 を 2 = 6/3と 書かきなおせば、ふつうの 分数ぶんすうの ひき算さん に なります。

2−13=63−13=53=1232 - \frac{1}{3} = \frac{6}{3} - \frac{1}{3} = \frac{5}{3} = 1 \frac{2}{3}

整数せいすうを 「分母ぶんぼ/分母ぶんぼ」の ペアに 直なおすのが コツ。

整数せいすう分母ぶんぼ書かきなおし
155/5
177/7
236/3(3/3 が 2 つ = 6/3)
2510/5
3412/4

例れい:3 − 2と1/4

   3 = 12/4
   2と1/4 = 9/4
   12/4 − 9/4 = 3/4

答えこたえ:3/4。

やってみよう: 4 m の リボンから、1と2/3 m を 使つかいました。のこりは 何なに m?

答えこたえ: 4 = 12/3、1と2/3 = 5/3。12/3 − 5/3 = 7/3 = 2と1/3 m

まとめ

  • 真分数しんぶんすう:分子ぶんし < 分母ぶんぼ(1 より 小ちいさい)。例れい:1/5、2/3
  • 仮分数かぶんすう:分子ぶんし ≧ 分母ぶんぼ(1 と 同おなじか 大おおきい)。例れい:5/5、7/5、9/4
  • 帯分数たいぶんすう:整数せいすう + 真分数しんぶんすうの 形かたち。例れい:1と2/5、2と1/4
  • 同おなじ 大おおきさの かずを、仮分数かぶんすうでも 帯分数たいぶんすうでも書かける(7/5 = 1と2/5)
  • 仮分数かぶんすう → 帯分数たいぶんすう:分子ぶんし ÷ 分母ぶんぼ。商しょうが 整数せいすう部分ぶぶん、あまりが 分子ぶんし
  • 帯分数たいぶんすう → 仮分数かぶんすう:整数せいすう × 分母ぶんぼ + 分子ぶんし が 新あたらしい 分子ぶんし(分母ぶんぼは そのまま)
  • 同おなじ 分母ぶんぼの たし算さん・ひき算さんは、分母ぶんぼは そのまま、分子ぶんしだけ 計算けいさん
  • 答えこたえの 分数ぶんすう部分ぶぶんが 1 を こえたら 整数せいすうの ほうへ 繰くり上あげ
  • ひき算さんで 分数ぶんすう部分ぶぶんが 引ひけない ときは 仮か分数ぶんすうに 直なおして 計算けいさんするのが ラク
  • 整数せいすう − 分数ぶんすうは、整数せいすうを 「分母ぶんぼ/分母ぶんぼ」に 書かきなおして 計算けいさん(2 = 6/3 など)
  • 数かず直線ちょくせんの 上うえで 場所ばしょを 確たしかめると、3 種類しゅるいの 分数ぶんすうの 関係かんけいが ひと目めで 分わかる

次の 章しょう:計算けいさんの 章しょうは ここまで。つぎは 角の 大おおきさや 垂直すいちょく・平行へいこう、そして 平行四辺形へいこうしへんけい・ひし形ひしがた・台形だいけいの せかいへ 進すすみます。分度器ぶんどきと 三角さんかく定じょう規ぎを つかって、図形ずけいの 性せい質しつを 調しらべてみましょう。

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