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足もとの大地は、 ずっと同じかたちのままではありません。 がけや川ぞいをよく見ると、 しま模様 があることに気づきます。 これを 地層 と言います。
地層 は 長い時間 をかけて、 流れる水 や 火山 のはたらきでつくられてきました。 地層 の中には、 大昔 の生物 のあと (化石) ものこっています。
そして大地は、 地震 や 火山 のはたらきで 今も変わり続けて います。 これらは私たちのくらしに 災害 をもたらすこともあります。 だからこそ、 防災 の知識 が大切です。
大事: 5 年生で 「流れる水 のはたらき」 を学びました。 6 年生では、 流れる水が長い年月で 大地をつくるはたらき にまで視点を広げます。
がけやボーリング試料 (地下を円柱状にほり出したもの) を見ると、 色やつぶの大きさがちがう層がしま模様 にかさなっている のがわかります。 これが 地層 です。
| とくちょう | せつめい |
|---|---|
| 層が重なっている | 下から上へ、 古い層 → 新しい層 |
| 層ごとに色がちがう | ふくまれるつぶや物がちがう |
| 層ごとにつぶの大きさがちがう | れき (大きい)・砂・泥 (小さい) など |
| 広いはん囲 に続いている | 同じ層が数 km 〜 数十 km 続くことも |
| 場しょ | せつめい |
|---|---|
| 道路ぞいの切り通し | 山を削って道を作った所 |
| 川ぞいや海ぞいのがけ | 自然 にけずられた所 |
| 工事中の工事現場 | 地下が見える (近づかない) |
| ボーリング試料 | 地下を円柱状に取り出したもの |
大事: 地層 は 1 日でできたものではありません。 何千年・何万年・何億年というとても長い時間をかけて、 少しずつつみ重なったもの。 6 年生ではこの 「長い時間のスケール」 を感じることが大切です。
地層 の多くは、 流れる水 のはたらきでできました。 5 年生で学んだ川のはたらきを思い出してみましょう。
| はたらき | 何をするか |
|---|---|
| しん食 | 地面をけずる |
| 運ぱん | けずったものを運ぶ |
| たい積 | 運んだものを積み上げる |
地層 ができるのは、 ③ の たい積 のはたらきによるものです。
川で運ばれたどろ・砂・れきは、 海や湖に出ると流れがおそくなるため沈んでいきます。 このとき、 つぶの大きさで沈む場しょがちがう のがポイントです。
| つぶの大きさ | 名前 | 沈む場しょ |
|---|---|---|
| 直径 2 mm 以上 | れき | 河口の近く (流れがまだ速い) |
| 直径0.06 〜 2 mm | 砂 | 河口から少し沖 |
| 直径0.06 mm 以下 | 泥 | 沖合 (流れがとてもおそい) |
ポイント: 重い (大きい) つぶは早く沈み、 軽い (小さい) つぶは遠くまで運ばれる。 だから 海の中で自然 に「ふるい分け」がおこる のです。
| とくちょう | せつめい |
|---|---|
| つぶがまるい | 川で運ばれる間にかどがけずれてまるくなる |
| つぶの大きさがそろっている | 同じ場しょで沈んだつぶは同じくらいの大きさ |
| 層が平らに重なる | 水の中でしずかにつみ重なるため |
| 化石が出ることがある | 海や湖にいた生物 がうずまることも |
| ステップ | やること |
|---|---|
| ① | ペットボトルに水を半分入れる |
| ② | れき・砂・泥 を混ぜたものを入れる |
| ③ | ふたをして強くふる |
| ④ | しずかに置いて待つ |
| ⑤ 結果 | 下から れき → 砂 → 泥 の順に沈む |
大事: つぶの大きいものほど早く沈むので、 下が古く大きい、 上が新しく小さい とは限りません。 海で 1 回で沈むとこれになる、 という例です。 実際 の地層 は何度もこのくりかえしでできています。
地層 は流れる水だけでなく、 火山 のはたらき でもできます。
火山 がふん火すると、 地下の マグマ (溶けた岩) が出てきます。 出てくるものにはつぎのような種類 があります。
| 出るもの | せつめい |
|---|---|
| 溶岩 | 高温 で溶けた岩。 流れて冷えてかたまる |
| 火山灰 | 細かいこなのような灰。 風で遠くまで飛ぶ |
| 火山ガス | 水蒸気・二酸化硫黄 など |
| 火山弾・かる石 | 大きい岩や軽い 多孔質の石 |
| とくちょう | せつめい |
|---|---|
| つぶが 角ばっている | 川で運ばれたわけではない |
| 色が灰色や白っぽい | 火山灰 の色 |
| つぶの大きさはさまざま | 小さいこな 〜 軽い石まで |
| 広いはん囲 にたまる | 風に乗って遠くまで飛ぶ |
| 化石が出にくい | できたときが高温 で生物 が死ぬ |
| 見分け方 | 流れる水でできた | 火山でできた |
|---|---|---|
| つぶの形 | まるい | 角ばっている |
| つぶの大きさ | そろっている | バラバラ |
| 色 | 茶 〜 灰 | 白〜灰〜黒 |
| ふくまれるもの | 化石 があることも | 軽石・ガラス 質 |
| 広がり | 海や湖のあった場しょ | 風下に広く |
ポイント: 同じがけの中に 2 種類 の地層 が重なって見えることもあります。 「ここは昔海だった、 そのあと近くで火山がふん火した」 と、 大昔 の様子が読み取れるのです。
地層 の中から、 大昔 の生物 のからだやあと が見つかることがあります。 これを 化石 と言います。
| もの | れい |
|---|---|
| 生物 のからだ | 貝がら・骨・歯・葉 |
| 生物 のあと | 足あと・巣穴・うんこ |
| 植物のこんせき | 葉のもよう・木の幹 |
| 化石 | 何か | わかること |
|---|---|---|
| アンモナイト | 大昔 の海の巻き貝の仲間 | その場しょが 昔海だった |
| サンゴ | 浅いあたたかい海に住む | 昔そこが 温かい浅い海 だった |
| シジミ | 川と海のまじる所に住む | 昔そこが 河口だった |
| ホタテ貝 | つめたい海に住む | 昔そこが 冷たい海 だった |
| 木の葉 | 木の種類で気候がわかる | 昔の気温・しめり気 |
| きょうりゅうの骨 | 1 億年以上前 | 大昔 の時代 |
大事: 化石 が教えてくれるのは 「昔そこがどんな場しょだったか」。 アンモナイトの化石が山の上から出たら、 「昔そこは海だった」 → 「土地が持ち上がった」 とわかります。
| ステップ | やること |
|---|---|
| ① | 生物 が死ぬ |
| ② | すぐに砂や 泥 に埋もれる (空気に触れない) |
| ③ | 長い年月をかけて 地層 の中で 石と同じようにかたくなる |
| ④ | 大地が持ち上がり、 がけがけずられて表に出る |
ポイント: ほとんどの生物 は 化石になれません (くさって消える)。 化石は とても運が良かった 一部 だけ。 だからこそ、 1 つ 1 つが貴重です。
地層 がつくられるのはとてもゆっくりですが、 地震 や 火山 は 一気 に 土地を変えます。
地震 は、 地下で岩がずれる ことで起こるゆれです。 大きくゆれると、 地面に段差 ができたり、 がけがくずれたりします。
| 地震で起こること | せつめい |
|---|---|
| だん層 | 地面が大きくずれて段差 ができる |
| 山くずれ | 山の斜面がくずれ落ちる |
| 液状化 | 砂地が液体のようになる |
| 津波 | 海ぞこがずれて大きな波がおこる |
| 建物の倒壊 | 古い建物や弱い地ばんで大きな被害 |
火山 がふん火すると、 マグマ・火山灰・溶岩 が出てきて、 まわりの土地を大きく変えます。
| 火山ふん火で起こること | せつめい |
|---|---|
| 新しい山ができる | 溶岩 がつみ重なって |
| 火砕流 | 高温 のガスと石が一気 に流れ落ちる (とても危険) |
| 火山灰 が広範囲 に降る | 風下数十 km 〜 数百 km |
| 川がせき止められて湖ができる | 溶岩 や山くずれで |
| 温泉がわく | 地下の熱で |
| 災害 | せつめい |
|---|---|
| 1995 阪神・淡路大震災 | 大きな都市での直下型地震 |
| 2011 東日本大震災 | 海の地震 + 大津波 |
| 2014 御嶽山 ふん火 | 登山中の多数が被災 |
大事: 地震 や 火山 は 悪いことだけではありません。 長い目で見れば、 山や平野・温泉をつくり、 土地を豊かにしたのもこれらの力です。 ただし災害をもたらすときがあるので、 防災 が大切です。
地震・火山・津波・洪水など、 災害 がおこるかもしれない場しょを、 みんなで知っておくしくみが ハザードマップ です。
| ハザードマップの種類 | 何を示すか |
|---|---|
| 地震 ハザードマップ | ゆれやすい場しょ・建物がこわれやすい場しょ |
| 津波 ハザードマップ | 津波が来るかもしれない高さ・到達時間 |
| 火山 ハザードマップ | 火砕流・溶岩・火山灰 の予想範囲 |
| こう水 ハザードマップ | 川があふれたときの浸水範囲 |
| 土砂災害ハザードマップ | 山くずれや 土石流の危険場しょ |
| やること | せつめい |
|---|---|
| 避難経路 を知る | 家や学校から避難場しょまでの道 |
| 家族で避難場しょを決めておく | はぐれたときの集合場しょ |
| 非常用持ち出し袋 を用意 | 水・食料・懐中電灯・薬 |
| 避難訓練 に参加 | 学校や地域 の訓練 |
| 家具を固定 | たんすや本棚が倒れないように |
| ステップ | やること |
|---|---|
| ① ゆれているとき | 机の下にもぐる。 まどからはなれる |
| ② ゆれがおさまったら | 火を消す。 ドアを開けて出口を確保 |
| ③ 外へ出る | 落下物に注意、 ブロック塀に近づかない |
| ④ 高台へ | 海のそばなら すぐ高台へ (津波) |
| ⑤ 情報を集める | ラジオや防災放送を聞く |
ポイント: 防災 は 「おきたあと」 だけでなく 「おきる前」 の準備が大切。 ハザードマップ を家族で一緒 に見て、 避難経路を歩いておくだけでも違います。
次の章: 第 8 章では、 また化学の世界にもどります。 「水に溶けたものは何か」 をしらべ、 酸性・中性・アルカリ性 という分け方を学びます。 塩酸 が金属をとかすふしぎな反応も見ます。