››
第 3 章 は、 6 年生 の 「多面的 に 考える」 が もっとも 活躍 する 章 です。 わたしたち の 体 は、 4 つ の しくみ が 同時 に はたらいて 命 を 保って います。
ポイント: 5 年生 まで に 学んだ 「動物 の 誕生」 (メダカ・ヒト) で は、 体 の 誕生 に 注目 しました。 6 年生 で は、 体 の はたらき (つねに 動いて いる しくみ) を 学びます。 命 は 「4 つ の しくみ の チーム ワーク」 で 保たれて います。
息 を 吸う と、 空気 は 鼻 や 口 から 入り、 気管 (きかん) を 通って 肺 (はい) に 入ります。
| 順番 | 通り 道 | はたらき |
|---|---|---|
| ① | 鼻 や 口 | 空気 が 入る 入り口 |
| ② | **[[気管 | きかん]]** |
| ③ | **[[気管支 | きかんし]]** (きかんし) |
| ④ | **[[肺胞 | はいほう]]** (はいほう) |
| 入って くる 気体 | 出て いく 気体 |
|---|---|
| 吸う 息: [[酸素 | さんそ]] 約 21 % |
| 吸う 息: [[二酸化炭素 | にさんかたんそ]] 約 0.04 % |
読み 取り: わたしたち は 酸素 を 約 5 % 体 の 中 に 取り 入れて、 二酸化炭素 を 約 4 % 出して いる。 これ を 1 日中 ずっと くりかえして います。
肺 の 中 は、 肺胞 と いう 小さな ふくろ が 数億個 あつまった つくり に なって います。
| 項目 | くわしく |
|---|---|
| 1 つ の [[肺胞 | はいほう]] の 大きさ |
| 全体 の 表面積 (両肺) | テニス コート 約半面分 |
大事: 表面積 が 広い ほど 酸素 と 二酸化炭素 の やりとり が 早く たくさん できる。 だから 肺胞 は 小さな ふくろ の 集まり に なって いる の です。 これ も 多面的 な 視点 (構造 と はたらき の つながり)。
食た 物 は、 体 の 中 で 消化 されて、 養分 が 血液 に 取り こまれます。
| 順番 | 場しょ | はたらき |
|---|---|---|
| ① | 口 | は で かみくだく + [[だ液 |
| ② | 食道 (しょくどう) | のど から 胃 へ 食物 を 送る 管 |
| ③ | **[[胃 | い]]** (い) |
| ④ | **[[小腸 | しょうちょう]]** (しょうちょう) |
| ⑤ | **[[大腸 | だいちょう]]** (だいちょう) |
| ⑥ | こう 門 | 残り を [[便 |
消化 と は、 食物 を 消化液 で 細かく する こと です。 消化液 は 「養分 を 体 に 取り こめる 大きさ に する はさみ」 の よう な もの。
| 消化液 | 作られる ところ | はたらく ところ | 主 に はたらく 養分 | |---|---|---|---| | だ液 (だえき) | 口 (だえき せん) | 口 | でんぷん | | 胃液 (いえき) | 胃 | 胃 | たんぱく質 | | すい液 (すいえき) | すい臓 | 小腸 (十二指腸) | でんぷん・たんぱく質・しぼう | | たん 汁 (たんじゅう) | かん臓 | 小腸 (胆のう を 経由 して 出る) | しぼう を こまかく する |
| 試験管 | 中身 | 体温 (約 37 ℃) で 10 分 おく | ヨウ素液 を 入れる | |---|---|---|---| | A | でんぷん の り + 水 | そのまま | 青紫色 (でんぷん あり) | | B | でんぷん の り + だ液 | そのまま | 色 が 変わら ない (でんぷん が なくなった) |
ポイント: 体温 (約 37 ℃) で 消化液 が よく はたらく。 これ も 6 年生 で 学ぶ 多面的 な 視点 (温度 と はたらき の つながり)。
小腸 の 内側 に は、 じゅう毛 (じゅうもう) と いう 小さな 突起 が 無数 に 並んで います。
| 項目 | くわしく |
|---|---|
| [[じゅう毛 | じゅうもう]] の 高さ |
| [[小腸 | しょうちょう]] の 長さ |
| 内側 の 表面積 | テニス コート 半面分 |
大事: 肺 と 同じ で、 小腸 も 表面積 を 広く する つくり に なって います。 「広い ほど たくさん 吸収 できる」 と いう しくみ は、 体 の あちこち で 共通 です。
肺 で 取り 入れた 酸素 と、 小腸 で 吸収 した 養分 は、 血液 に のって 全身 に 運ばれます。 血液 を 動かす ポンプ が 心臓 (しんぞう) です。
| 項目 | くわしく |
|---|---|
| 大きさ | 自分 の こぶし ぐらい |
| 場しょ | むね の 中央 から 少し 左 |
| 1 分間 の [[拍動 | はくどう]] (はくどう) 数 |
| 1 日 の [[拍動 | はくどう]]数 |
| 1 日 に 送り 出す [[血液 | けつえき]]量 |
ポイント: 心臓 は 休む こと なく 24 時間動き つづけ ます。 1 日 で 10 万回 も ポンプ する 計算 です。 これ が ずっと 続く から、 全身 に 酸素 と 養分 が とどく の です。
| 種類 | はたらき | 流れる 血液 | |---|---|---| | 動脈 (どうみゃく) | 心臓 から 出る 血管 | 酸素 の 多い 血液 (鮮やか な 赤) | | 静脈 (じょうみゃく) | 心臓 に もどる 血管 | 酸素 の 少ない 血液 (くすんだ 赤) | | 毛細血管 (もうさいけっかん) | 全身 の 細かい 部分 | 体 の 細胞 と やりとり |
血液 は 体 の 中 を 2 つ の ルート で めぐって います。
| ルート | 道筋 | 役割 |
|---|---|---|
| **[[肺循環 | はいじゅんかん]]** | [[心臓 |
| **[[体循環 | たいじゅんかん]]** | [[心臓 |
心臓 の 拍動 は、 手首 や 首 の 脈 で 感じる こと が できます。 これ を 脈拍 (みゃくはく) と 言います。
| はかる 場しょ | やり方 |
|---|---|
| 手首 の 内側 | 親指 の 付け根 から 少し 下、 反対 の 手 の 人さし指 と 中指 で 軽く 当てる |
| 首 (耳 の 下) | あご の 下 から 少し 後ろ、 軽く 押す |
15 秒数えて 4 倍 する と、 1 分間 の 拍動数 が わかります。
大事: 友だち の 拍動 を はかる と き は、 強く 押さない。 また 「速いね」 「おそいね」 と 言わない。 個人 さ が ある の で、 はずかしく ない よう に 配慮 しましょう。
体 の 中 で 使われ なかった もの や、 不要 に なった もの は、 血液 に 取り こまれて じん臓 (じんぞう) に 運ばれます。 じん臓 が これ を こし 取って、 尿 (にょう) と して 体 の 外 に 出します。
| 項目 | くわしく |
|---|---|
| 場しょ | せ中 の 下 の 方、 左右 に 1 つ ずつ |
| 形 | そら豆 (そらまめ) の 形 |
| 大きさ | こぶし ぐらい |
| 順番 | 通り 道 | はたらき |
|---|---|---|
| ① | [[血液 | けつえき]] (不要物 を 含む) |
| ② | **[[じん臓 | じんぞう]]** |
| ③ | **[[輸尿管 | ゆにょうかん]]** (ゆにょうかん) |
| ④ | ぼうこう | [[尿 |
| ⑤ | [[尿道 | にょうどう]] |
| 種類 | くわしく |
|---|---|
| にょう そ | [[たんぱく質 |
| 余った 水分 | 飲んだ 水 や 食物 の 水分 |
| 余った 塩分 | 食物 から の 塩分 |
| 項目 | くわしく |
|---|---|
| 1 日 の [[尿 | にょう]]量 |
| ふつう の 色 | うす 黄色 |
| 色 が こい と き | 水分 が 足り ない (もう 少し 水 を 飲む) |
ポイント: あせ も 排出 の 一つ です。 暑い 日 や 運動 の あと は、 体 の 中 の 余った 水分 や 塩分 が あせ と なって 出ます。 だから 運動 の あと は 水 と 塩分 を と る ように しましょう。
ここ まで 学んだ 呼吸・消化・循環・排出 の 4 つ の しくみ は、 ばら ばら に は たらいて いる の では ありません。 同時 に、 つながって、 命 を 保って いる の です。
| 必要 な もの | 運んで くる しくみ |
|---|---|
| **[[酸素 | さんそ]]** |
| **[[養分 | ようぶん]]** |
| いら なく なった **[[二酸化炭素 | にさんかたんそ]]** |
| いら なく なった 不要物 | 循環 (血液) → [[排出 |
| 場しょ | 何 を やりとり する か |
|---|---|
| [[肺 | はい]] |
| [[小腸 | しょうちょう]] |
| 全身 の 細胞 | [[血液 |
| [[じん臓 | じんぞう]] |
大事: 血液 が 4 つ の しくみ を つなぐ 「運送 トラック」 の 役割 を して います。 心臓 が ポンプ、 血管 が 道、 血液 が 中身。 1 つ で も 止まる と 命 が 危ない の は、 この つながり が ある か ら。
4 つ の しくみ が ずっと 元気 で はたらく ため に は、 ふだん の 生活 が 大事 です。
| 柱 | くわしく |
|---|---|
| ① 運動 | 体 を 動かす と [[心臓 |
| ② 食事 | バランス よく 食る ([[たんぱく質 |
| ③ 休養 | 寝る こと で、 体 の あちこち が 修復 さ れる |
| 時間帯 | やる こと |
|---|---|
| 朝 (起きて から) | 朝 ごはん を しっかり 食る、 トイレ |
| 昼 | 昼 ごはん を 食る、 体 を 動かす |
| 夕方 | 友だち と 遊ぶ、 軽い 運動 |
| 夜 | 夜 ごはん、 おふろ、 早 め に 寝る (9 〜 10 時間) |
ポイント: 命 は 「4 つ の しくみ の チーム + 3 つ の 生活 の 柱」 で 守られて います。 自分 の 体 を 大切 に する こと は、 友だち の 体 を 大切 に する こと に も つながります。
次の 章: 第 4 章 では、 「植物 の 養分 と 水 の 通り 道」 を 学びます。 動物 の 体 と 同じ よう に、 植物 に も 養分 を つくる しくみ と 水 を 運ぶ しくみ が あります。 多面的 に 比べて 見ましょう。