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理科りか 5年生ねんせい

植物しょくぶつの 成長せいちょう と 結実けつじつ

最終さいしゅう確認かくにん日び:

この 章しょうで 学まなぶこと

第だい 2 章しょう で 発芽はつが を 学まなびました。 第だい 3 章しょう では、 発芽はつが の あと に 起おこる 「成長せいちょう」 と、 花はな が さいて 「結実けつじつ」 する しくみ を 学まなびます。

  • 植しょく物ぶつ の 成長せいちょう に 必ひつ要よう な もの (日光にっこう・肥料ひりょう・水みず) を 条じょう件けん制せい御ぎょ で たしかめる
  • 花はな の つくり (おしべ・めしべ・がく・花びらはなびら) を 観察かんさつ する
  • 受粉じゅふん の しくみ (花粉かふん が めしべ に つく) を 知しる
  • 受粉じゅふん が 起おこる と 実みのる が できる (= 結実けつじつ) こと を しらべる
  • アサガオ (両性花りょうせいか) と ヘチマ (単性花たんせいか) を くらべる

ポイント: 第だい 2 章しょう の 発芽はつが に は 日にっ光こう も 肥料ひりょう も 必ひつ要よう なかった。 第だい 3 章しょう の 成長せいちょう に は どちら も 必ひつ要よう に なります。 「発芽はつが と 成長せいちょう は 別物べつもの」 が 大事だいじ な ポイント です。

1. 成長せいちょう に 必要ひつような もの — 日光にっこう・肥料ひりょう・水

発芽はつが が 終おわった あと、 植しょく物ぶつ が 大おおきく 育そだつ ため に は 何なに が 必ひつ要よう でしょうか。 これ も 条件制御じょうけんせいぎょ で たしかめます。

実じっ験けん 1: 日光にっこう が 必ひつ要よう か

条じょう件けんAB
日光にっこう ← 変かえるあり (窓ぎわ)なし (箱ばこ で 覆おおう)
そろえる: 水みずありあり
そろえる: 肥料ひりょうありあり
そろえる: 温度おんど・植しょく物ぶつ同おなじ同おなじ

結けっ果か: A は しっかり 育そだつ。 B は 茎くき が ひょろひょろ で 葉は が 黄色きいろく なる。 → 成長せいちょう に は 日光にっこう が 必ひつ要よう

実じっ験けん 2: 肥料ひりょう が 必ひつ要よう か

条じょう件けんAB
肥料ひりょう ← 変かえる入はいった 水みず入はいって いない 水みず (真水まみず)
そろえる: 日光にっこう・水みず・温度おんど同おなじ同おなじ

結けっ果か: A は しっかり 育そだつ。 B は 弱々よわよわしく 育そだつ。 → 成長せいちょう に は 肥料ひりょう (養よう分ぶん) が 必ひつ要よう

結論けつろん

条じょう件けん発芽はつが に成長せいちょう に
水みず○ 必ひつ要よう○ 必ひつ要よう
空くう気き○ 必ひつ要よう○ 必ひつ要よう
適当な温度てきとうなおんど○ 必ひつ要よう○ 必ひつ要よう
日光にっこう× 必ひつ要よう なし○ 必ひつ要よう
肥料ひりょう× 必ひつ要よう なし○ 必ひつ要よう

大事だいじ: 発芽はつが と 成長せいちょう の 必ひつ要よう な 条じょう件けん が ちがう こと は テスト で よく 問とわれ ます。 表ひょう を おぼえ ましょう。

2. 花はな の つくり

植しょく物ぶつ が ある 程てい度ど 成長せいちょう する と、 やがて 花はな が さきます。 花はな の つくり を 観察かんさつ しましょう。

アサガオ の 花はな の つくり

アサガオ は 1 つ の 花はな の 中なか に おしべ と めしべ の 両方りょうほう が ある 両性花りょうせいか です。

青いアサガオの花
アサガオ。 1 つ の 花はな に おしべ と めしべ が ある 両性りょうせい花はな。 朝あさ に 咲さく。
部ぶ分ぶんはたらき
がく花はな全ぜん体たい を 下した から ささえる
花びらはなびら虫むし を 呼よぶ ため に 目立めだつ 色いろ・形かたち
おしべ先せん端たん に 花粉かふん を 作つくる (アサガオ は 5 本ほん)
めしべ真まん中ちゅう に 1 本ほん、 先せん端たん が ふくらんで いる。 受粉じゅふん する 場所ばしょ
子房しぼうめしべ の 下した の ふくらみ。 受粉じゅふん する と 実みのる に なる

ヘチマ の 花はな — 単性花たんせいか

ヘチマ は 1 つ の 花はな に おしべ か めしべ の どちら か しか ない 単性花たんせいか です。 同おなじ 株かぶ (なえ) に おばな と めばな が べつべつ に さきます。

花はな の 種しゅ類るい中身なかみとくちょう
おばなおしべ のみ (5 本ほん)子房しぼう が ない、 実みのる に なら ない
めばなめしべ のみ (1 本ほん)花はな の 下した に ふくらみ (子房しぼう) が ある

ポイント: ヘチマ の 花はな を よく 見みると、 下か に 「ヘチマ の 形かたち」 を した ふくらみ が ある の が めばな、 ない の が おばな です。 めばな が 受粉じゅふん する と、 ふくらみ が そのまま ヘチマ の 実みのる に なります。

両性りょうせい花はな と 単性花たんせいか の 例れい

種しゅ類るいれい
両性花りょうせいかアサガオ・サクラ・タンポポ・チューリップ・アブラナ
単性花たんせいかヘチマ・カボチャ・キュウリ・トウモロコシ・ヘチマ の なかま

3. 顕微鏡けんびきょう で 花粉かふん を 観察かんさつ

おしべ の 先せん端たん (やく) に は 花粉かふん が たくさん あります。 第だい 1 章しょう で 学まなんだ 顕微鏡けんびきょう で 観察かんさつ しましょう。

観察かんさつ の 手順てじゅん

  1. おしべ の やく (先せん端たん の ふくらんだ 部ぶ分ぶん) を ピンセット で つまみ 取とる
  2. スライドガラス に 軽かるく こすりつけて 花粉かふん を つける
  3. カバーガラス を かぶせて プレパラートぷれぱらーと に する (空くう気き が 入はいらない ように)
  4. 顕微鏡けんびきょう で 観察かんさつ (まず 40 倍ばい、 つぎ に 100 倍ばい ぐらい)

主おもな 花粉かふん の 形かたち

植しょく物ぶつ花粉かふん の 形かたち
アサガオまる い、 表面ひょうめん に トゲ が ある
ヘチマやや 楕だ円えん (たまご 形かたち)
ホウセンカ細長ほそながい
マツ両りょうがわ に 風船ふうせん の よう な ふくろ (空気袋くうきぶくろ)。 風かぜ で 飛とびやすい

ポイント: マツ の 花粉かふん の 「空気袋くうきぶくろ」 は とくに 特とく徴ちょう的。 風かぜ で 遠とおく まで 飛とぶ ため の くふう です。 マツ は 風ふうばい花はな (風媒花ふうばいか) と 言いいます。

4. 受粉じゅふん の しくみ

受粉じゅふん と は、 「おしべ の 花粉かふん が めしべ の 先せん端たん (柱ちゅう頭とう) に つく こと」 です。

受粉じゅふん の 運はこび 手て (媒介ばいかい者しゃ)

花粉かふん は どう やって めしべ に 運はこばれる でしょうか。 主おもな 運はこび 手て は つぎ の 通とおり。

運はこび 手て例れい
こん虫むし (虫媒花ちゅうばいか)アサガオ・サクラ・タンポポ。 ミツバチ・チョウ・アブ などが 花びらはなびら の 蜜みつ を 求もとめて 訪おとずれて、 体からだ に 花粉かふん を つけて 運はこぶ
風ふう (風媒花ふうばいか)マツ・スギ・トウモロコシ。 花粉かふん が 軽かるい、 量りょう が 多おおい、 風かぜ で 遠とおく まで 飛とぶ
水すい水草みずくさ (キンギョモ など) の 一部いちぶ
人じん (人じん工こう 受粉じゅふん)くだもの 栽さい培ばい (リンゴ・ナシ など)。 確かく実じつ に 実みのる を つけ させ たい とき

大事だいじ: アサガオ や サクラ は 虫媒花ちゅうばいか で 花粉かふん が べたべた して いる (虫ちゅう の 体からだ に つきやすい)。 マツ や スギ は 風媒花ふうばいか で 花粉かふん が 軽かるく て さらさら して いる (風ふう で 飛とびやすい)。 形かたち と はたらき が つながって います。

5. 受粉じゅふん が 起おこる と 実みのる が できる — 受粉じゅふん の 実験じっけん

「受粉じゅふん しない と 実みのる は できない の か」 を 条件制御じょうけんせいぎょ で たしかめます。 ヘチマ (単性花たんせいか) を 使つかう と わかりやすい です。

実じっ験けん計けい画かく

ヘチマ の つぼみ の うち の めばな を 2 つ 選えらび、 開ひらく 直前ちょくぜん に 袋ふくろ を かぶせ ます (虫ちゅう が 来き ない ように)。

条じょう件けんA (受粉じゅふん する)B (受粉じゅふん しない)
開花かいか まで袋ふくろ を かぶせる袋ふくろ を かぶせる
花はな が 開ひらいたら袋ふくろ を 外はずす → おばな の 花粉かふん を 筆ふで で つける → また 袋ふくろ を かぶせる袋ふくろ を かぶせた まま
そろえる: 株かぶ・水みず・温度おんど・日光にっこう同おなじ同おなじ

結けっ果か

A (受粉じゅふん あり)B (受粉じゅふん なし)
数すう日にち後ご花はな の 下した の ふくらみ が 大おおきく なる → ヘチマ の 実みのる に なる花はな が しおれて 実み に ならず 落おちる

考こう察さつ

  • 変かえた の は 受粉じゅふん の あり・なし だけ
  • A だけ が 実みのる に なった
  • → 受粉じゅふん が 起おこる と 実みのる (結実けつじつ) が できる

大事だいじ: 袋ふくろ を かぶせる の は、 「受粉じゅふん しない」 と いう 条じょう件けん を 確かく実じつ に つくる ため。 自し然ぜん に まかせる と 虫むし が 花粉かふん を 運はこんで しまい、 比ひ較かく が できません。

6. 実みのる が できて から 種子しゅし が できる まで

受粉じゅふん の あと、 花はな の 中なか で つぎ の 変へん化か が 起おこり ます。

順じゅん番ばん起おこる こと
① 受粉じゅふん花粉かふん が めしべ の 先せん端たん (柱ちゅう頭とう) に つく
② 受じゅ精せい花粉かふん から のびた 管かん が 子房しぼう の 中なか の 胚珠はいしゅ に 達いたる する
③ 子房しぼう が 育そだつ子房しぼう が 大おおきく なって 実じつ に なる
④ 胚珠はいしゅ が 育そだつ胚珠はいしゅ が 種子しゅし に なる
⑤ 完成かんせい実みのる の 中なか に 種子しゅし が できる

ポイント: 「実み の 中なか に 種子しゅし が できる」 こと は、 第だい 2 章しょう の 発芽はつが と つながる 大事だいじ な 流ながれ です。 「種子しゅし → 発芽はつが → 成長せいちょう → 開花かいか → 受粉じゅふん → 結実けつじつ → 種子しゅし」 で 生命せいめい が つながり ます。 これ が 5 年生ねんせい B 領りょう域いき の 大おおきな テーマ 「生命せいめい の 連れん続ぞく性せい」 です。

7. ふりかえり

  • [ ]成長せいちょう に 必ひつ要よう な 条じょう件けん (日光にっこう・肥料ひりょう・水みず) を 言いえる
  • [ ]発芽はつが と 成長せいちょう で 必ひつ要よう な 条じょう件けん が ちがう こと を 区別くべつ できる
  • [ ]花はな の つくり (がく・花びらはなびら・おしべ・めしべ・子房しぼう) を 言いえる
  • 両性花りょうせいか と 単性花たんせいか の 区別くべつ が できる (両性花りょうせいか = アサガオ、 単性花たんせいか = ヘチマ)
  • おばな・めばな を 見分みわけ られる (めばな は 下した に ふくらみ)
  • [ ]顕微鏡けんびきょう で 花粉かふん を 観察かんさつ できる、 形かたち の 特とく徴ちょう を 言いえる
  • 受粉じゅふん の 意い味み (花粉かふん が めしべ に つく) を 言いえる
  • [ ]受粉じゅふん の 運はこび 手て (こん虫むし・風かぜ・水みず・人にん) を 言いえる
  • 受粉じゅふん が 起おこる と 実みのる が できる こと を 実じっ験けん で 確たしかめ られる
  • 「種子しゅし → 発芽はつが → 成長せいちょう → 開花かいか → 受粉じゅふん → 結実けつじつ → 種子しゅし」 の 生命せいめい の 流ながれ を 言いえる

この 章しょうの 安全あんぜん配はい慮りょ

  • 花粉かふん アレルギー の 人ひと は マスク を つける (とくに 花粉かふん を スライド に つける とき)
  • ヘチマ や 観察かんさつ用 の 植しょく物ぶつ に かぶれる ことが ある (手しゅ を 洗あらう、 トゲ に 注意ちゅうい)
  • 筆ひつ で 花粉かふん を つける とき は つぼみ や めしべ を 強つよく 押 さない
  • 袋ふくろ を かぶせる とき は つぼみ を 折おりら ない、 風かぜ で 飛とばさ ない ように しっかり 結むすぶ
  • 観察かんさつ が 終おわったら 手て を よく 洗あらう (花粉かふん アレルギー の 友達ともだち が いる ことも 考えかんがえて)

次じの 章しょう: 第だい 4 章しょう では、 動どう物ぶつ の 「誕生たんじょう」 を 学まなびます。 メダカ の たまご の 中なか で どう 育そだつ か、 人ひと が 母はは親おや の 子宮しきゅう の 中なか で どう 育そだつ か。 植しょく物ぶつ (種子しゅし → 実じつ) と 動どう物ぶつ (受精卵じゅせいらん → 子こ) で、 「生命せいめい の 連れん続ぞく性せい」 を つなげて 考えかんがえましょう。

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