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Ch1 につづいて、 5 年生の漢字 193 字のうち後半 96 字 と、 書写の発展である 用紙全体との関係(中心線・余白・行間・書く速さ)、 そして 類語辞典 の使い方 を学びます。
この章でできるようになること:
ポイント: 5 年生の後半では、 漢字を 「書ける」 だけでなく、 美しくバランスよく書くこと、 そして言葉を 選ぶ力 を育てます。
| 漢字 | 音 | 訓 | れい |
|---|---|---|---|
| 招 | ショウ | まね-く | 招待・招集 |
| 証 | ショウ | — | 証明・証言 |
| 賞 | ショウ | — | 賞品・賞金 |
| 条 | ジョウ | — | 条件・条文 |
| 状 | ジョウ | — | 状態・年賀状 |
| 常 | ジョウ | つね | 日常・正常 |
| 情 | ジョウ | なさ-け | 感情・情報 |
| 織 | ショク | お-る | 織物・組織 |
| 職 | ショク | — | 職業・職員 |
| 制 | セイ | — | 制度・制限 |
| 性 | セイ | — | 性質・特性 |
| 政 | セイ | — | 政治・行政 |
| 勢 | セイ | いきお-い | 勢力・大勢 |
| 精 | セイ | — | 精神・精度 |
| 製 | セイ | — | 製品・製造 |
| 接 | セツ | — | 接続・接近 |
| 設 | セツ | もう-ける | 設計・設置 |
| 絶 | ゼツ | た-える | 絶対・絶望 |
| 損 | ソン | そこ-なう | 損失・損害 |
| 退 | タイ | しりぞ-く | 退場・後退 |
| 貸 | タイ | か-す | 貸借・賃貸 |
| 統 | トウ | — | 統一・伝統 |
| 導 | ドウ | みちび-く | 指導・導入 |
| 任 | ニン | まか-せる | 任務・責任 |
| 破 | ハ | やぶ-る | 破損・破裂 |
| 判 | ハン | — | 判断・批判 |
| 評 | ヒョウ | — | 評価・批評 |
| 復 | フク | — | 復習・回復 |
| 編 | ヘン | あ-む | 編集・編成 |
| 報 | ホウ | むく-いる | 報告・予報 |
| 防 | ボウ | ふせ-ぐ | 防止・予防 |
| 留 | リュウ | と-める | 留学・残留 |
| 漢字 | 音 | 訓 | れい |
|---|---|---|---|
| 序 | ジョ | — | 順序・序文 |
| 象 | ショウ | — | 現象・対象 |
| 績 | セキ | — | 成績・実績 |
| 責 | セキ | せ-める | 責任・責務 |
| 則 | ソク | — | 規則・原則 |
| 測 | ソク | はか-る | 測定・予測 |
| 属 | ゾク | — | 所属・付属 |
| 率 | リツ | — | 比率・効率 |
| 態 | タイ | — | 態度・状態 |
| 団 | ダン | — | 集団・団体 |
| 断 | ダン | た-つ | 判断・決断 |
| 程 | テイ | ほど | 程度・過程 |
| 適 | テキ | — | 適切・適度 |
| 敵 | テキ | かたき | 敵対・無敵 |
| 徳 | トク | — | 道徳・美徳 |
| 独 | ドク | ひと-り | 独立・単独 |
| 比 | ヒ | くら-べる | 比較・対比 |
| 非 | ヒ | — | 非常・非難 |
| 評 | ヒョウ | — | 評価 |
| 弁 | ベン | — | 弁当・代弁 |
| 保 | ホ | たも-つ | 保護・確保 |
| 暴 | ボウ | あば-れる | 暴力・暴風 |
| 略 | リャク | — | 略図・省略 |
| 領 | リョウ | — | 領土・要領 |
| 歴 | レキ | — | 歴史・経歴 |
| 漢字 | 音 | 訓 | れい |
|---|---|---|---|
| 素 | ソ | — | 素材・素直 |
| 造 | ゾウ | つく-る | 造形・製造 |
| 像 | ゾウ | — | 銅像・想像 |
| 増 | ゾウ | ふ-える | 増加・増大 |
| 総 | ソウ | — | 総合・総数 |
| 築 | チク | きず-く | 建築・新築 |
| 貯 | チョ | — | 貯金・貯水 |
| 張 | チョウ | は-る | 主張・出張 |
| 停 | テイ | — | 停止・停車 |
| 提 | テイ | さ-げる | 提出・提案 |
| 銅 | ドウ | — | 銅像・銅貨 |
| 燃 | ネン | も-える | 燃料・燃焼 |
| 能 | ノウ | — | 能力・才能 |
| 肥 | ヒ | こ-える | 肥料・肥満 |
| 備 | ビ | そな-える | 準備・整備 |
| 俵 | ヒョウ | たわら | 米俵・土俵 |
| 貧 | ヒン | まず-しい | 貧困・貧富 |
| 布 | フ | ぬの | 布地・分布 |
| 武 | ブ | — | 武士・武術 |
| 復 | フク | — | 復習・往復 |
| 複 | フク | — | 複数・複雑 |
| 仏 | ブツ | ほとけ | 仏像・大仏 |
| 粉 | フン | こ・こな | 花粉・小麦粉 |
| 墓 | ボ | はか | 墓地・墳墓 |
| 豊 | ホウ | ゆた-か | 豊富・豊作 |
| 貿 | ボウ | — | 貿易 |
| 脈 | ミャク | — | 脈拍・山脈 |
| 夢 | ム | ゆめ | 夢中・初夢 |
| 迷 | メイ | まよ-う | 迷路・迷子 |
| 綿 | メン | わた | 綿花・木綿 |
| 輸 | ユ | — | 輸出・輸入 |
| 余 | ヨ | あま-る | 余分・余力 |
| 預 | ヨ | あず-ける | 預金・預言 |
| 容 | ヨウ | — | 内容・容器 |
5 年生の漢字には、 形が似ているものが多く出てきます。 部首で区別しましょう。
| 似た漢字 | ちがい | れい |
|---|---|---|
| 銅と同 | 「金」 があるか | 銅像と同じ |
| 能と態 | 下に 「心」 があるか | 能力と態度 |
| 織と職 | 部首が 「糸」 か 「耳」 か | 織物と職業 |
| 復と複 | 部首が 「彳」 か 「衤」 か | 復習と複数 |
| 制と製 | 下に 「衣」 があるか | 制度と製品 |
| 適と敵 | 部首が 「⻌」 か 「攵」 か | 適切と敵対 |
| 測と側 | 部首が 「氵」 か 「亻」 か | 測定と側面 |
| 比と北 | 形全体の向き | 比較と北方 |
| 提と堤 | 部首が 「扌」 か 「土」 か | 提案と堤防 |
5 年生では 一字一字を整える ことだけでなく、 用紙全体として美しく整える ことを学びます。
原稿用紙や半紙に書くとき、 各行の中心線をそろえる と、 全体がきちんと見えます。
| 要素 | 整え方 |
|---|---|
| 上下の余白 | 用紙の約 1 割を空ける |
| 左右の余白 | 同じ幅で揃える |
| 行間 | 字の高さの約半分〜同じ |
| 字間 | 字の幅の約 4 分の 1〜半分 |
行間がせますぎると読みにくく、 広すぎるとバラバラに見えます。 ちょうどよい行間 を試してみましょう。
5 年生からは、 速く書く場面(メモ・ノート) と ていねいに書く場面(清書・手紙) を区別します。 速く書くときでも 字の形がくずれない よう、 ふだんから練習しましょう。
やってみよう:同じ文を 30 秒で書く練習 と 2 分かけてていねいに書く練習 を比べてみましょう。 速い字でも中心線がそろうと、 とてもきれいに見えます。
毛筆では、 穂先が紙にふれる角度・力の入れ方・はらい・とめ・はね を意識します。 4 年生で学んだ 「字配り」 を思い出して、 太い線と細い線を使い分けましょう。
類語辞典 とは、 似た意味の言葉をまとめて集めた辞典 です。 国語辞典が 「言葉の意味を引く」 道具なら、 類語辞典は 「ぴったりの言葉を探す」 道具 です。
類語辞典 で 「うれしい」 を引くと、 こんな類語が出てきます。
| 類語 | ニュアンス | れい |
|---|---|---|
| 楽しい | 続く喜び | 友達と遊んで楽しい |
| 愉快 | 笑いをふくむ喜び | 愉快な物語 |
| 痛快 | すかっとする喜び | 痛快な結末 |
| 心地よい | しずかで落ちつく喜び | 心地よい春風 |
| 歓喜 | はげしい大きな喜び | 歓喜の声 |
| よろこばしい | あらまった喜び | よろこばしいお知らせ |
「うれしい」 の一語でも、 場面や強さで言葉を選び分ける と、 文章が豊かになります。 これを 語感 と言い、 Ch3 でくわしく学びます。
国語辞典と類語辞典を使い分けましょう。
ポイント:辞典は 用途で使い分ける。 5 年生からは国語辞典だけでなく、 類語辞典・古語辞典・百科事典と複数の辞典を場面に応じて使えるようになりましょう。
5 年生がおわると、 これまで学んだ漢字は 835 字(小 1: 80 字 + 小 2: 160 字 + 小 3: 200 字 + 小 4: 202 字 + 小 5: 193 字) になります。 6 年生で 191 字を加えると、 小学校で習う教育漢字 1026 字がすべてそろいます。
次の Ch3 では 複合語・思考に関わる語句・語感・共通語 と 方言・語順 と係り方・話し言葉と書き言葉 を学びます。
書き順を見るとき: 上の図は KanjiVG (CC BY-SA 3.0、 言語学者監修) を使って正しい書き順を表示しています。