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この章では、 相手に何かを 伝えるための文章 を書く練習をします。 観察文 や物語とちがって、 「だれに」 読んでもらうか を強く意識するのが特ちょうです。
学ぶことはつぎの 3 つ。
ポイント: 「だれが読むか」 で 言葉が変わります。 おばあちゃんにはていねいに、 友だちには親しく。 場面に合わせて書きましょう。
手紙には、 だいたい決まった形があります。
| 部分 | 何を書くか |
|---|---|
| あいさつ | 「お元気ですか。」「げんきですか。」 など |
| 近況 | 自分のさいきんのこと(学校・天気・できごと) |
| 用件 | 一番つたえたいこと |
| むすび | 「お体に気をつけて。」「また会いましょう。」 |
| 日づけと名前 | いつ・だれからの手紙か |
短い手紙でも、 この形を守ると読みやすくなります。
おばあちゃんへ
お元気でいらっしゃいますか。
わたしは元気です。 学校では、 きょう算数のテストがありました。
このあいだは、 お誕生日のプレゼントをありがとうございました。 もらった本は、 とてもおもしろくて、 もう 3 回読みました。 大切にしますね。
今度のお休みに、 お父さんと一緒にあそびに行きます。 楽しみにしています。
まださむい日がつづいていますから、 おばあちゃんも風邪をひかないようにしてください。
5 月 12 日 はるかより
「おばあちゃんへ」 が宛名、「はるかより」 が差出人。 ていねいな言葉で書かれています。
注意:目上の人には 丁寧語 を使いましょう。 「ありがとうございました」「お元気ですか」「お体に気をつけて」 など。
お知らせは、 みんなに大事な情報を伝える文章です。 短く、 わかりやすくが大切。
| 部分 | 何を書くか |
|---|---|
| タイトル | 何のお知らせか(「○○ のお知らせ」) |
| いつ | 日と時間 |
| どこで | 場所 |
| 何をするか | 内容 |
| 持ち物・注意 | あれば書く |
| 連絡先 | 何かあればだれに言うか |
たんじょう日パーティーのお知らせ
わたし、 さくらのたんじょう日パーティーをひらきます。 ぜひ来てください。
日と時間: 6 月 8 日(土)午後 1 時から 4 時まで 場所: わたしの家(学校の北の道を 5 分まっすぐ) もちもの: とくにありません たべもの: お母さんがケーキをつくってくれます
来てくれる人は、 6 月 1 日までにわたしに教えてください。
みんなでたのしくすごしましょう。
5 月 13 日 さくら
5 W 1 H(いつ・どこで・だれが・何を・なぜ・どうする)がぜんぶ入っています。 これがお知らせの上手な書き方です。
やってみよう:学校の先生から出るお知らせ(プリント)を 1 まい持ってきて、 タイトル・いつ・どこで・何を・持ち物がそれぞれどこに書いてあるか見つけてみよう。
同じ内容でも、 相手によって言葉を変えます。
| 相手 | 言い方 |
|---|---|
| 友だち | あした、 公園に行こうよ。 |
| お母さん | お母さん、 あした公園につれていってほしいな。 |
| 先生 | 先生、 あした公園でみんなとあそびたいです。 |
| おばあちゃん | おばあちゃん、 あした公園で一緒にあそびませんか。 |
同じ 「あした公園であそびたい」 でも、 相手で 言葉と文の形が変わる のが日本語のおもしろいところです。
ポイント:相手に合わせて言葉をえらべると、 大人になっても役に立つ力になります。 今から少しずつ練習しましょう。
お礼の手紙は、 何かをもらったり、 親切にしてもらったあとに書く手紙です。 早く出すほど気持ちが伝わります。
たろうくんへ
きのうはあそんでくれてありがとう。
ぼくはドッジボールがへただから、 たろうくんに教えてもらえてうれしかったよ。 ボールの投げ方を教えてくれたおかげで、 きょうもうまく投げられたよ。
また一緒にあそぼうね。
5 月 13 日 ひろし
短くても気持ちがこもった手紙になっています。
何かの集まりに来てほしいときに書く手紙です。 お知らせとにていますが、 もっと一人一人に向けて書きます。
ゆうちゃんへ
げんき?
ぼくの家で、 6 月 8 日(土)にたんじょう日パーティーをします。 ゆうちゃんもぜひ来てね。
ぼくのお母さんがケーキをつくってくれます。 おばさん(ゆうちゃんのお母さん)と来てくれるとうれしいな。
会えるのをたのしみにしているよ。
5 月 13 日 たけし
「会えるのをたのしみにしているよ」 という一言が、 相手に「行きたいな」 と思わせるコツです。
書くことだけでなく、 友だちが書いた文を読んで、 「ここが良かった」「ここがわかりやすかった」 とつたえあうことも大切です。
ただ「上手だね」「すごいね」 だけより、 具体的にどこが良かったか を言えると、 書いた人もうれしくなります。
注意:直すところを言うときは、 やさしく言いましょう。 「ここヘンだよ」 ではなく「ここをこうするともっと伝わるかも」 という言い方を練習しよう。
人から手紙やお知らせをもらったら、 つぎのことに気をつけて読みましょう。
特にお知らせの場合、 返事を求められているか を見逃さないように。 返事が必要なら、 早めに出しましょう。
この章で学んだことをふりかえりましょう。
つぎの章では、 書くではなく 話すと聞く力をのばします。