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この章では、 物語とはちがう、 もうひとつの文章の読み方を学びます。 それが 説明文 です。
説明文は、 もののしくみや、 やり方、 しらべてわかったことを、 読む人に わかりやすくつたえる ために書かれた文章です。
この章がおわるころには、 つぎのことができるようになっています。
ポイント:説明文は 「ほんとうのこと」 が書いてあるのが特ちょうです。 物語が「お話」 だのに対し、 説明文は「事実」「しらべてわかったこと」 を書きます。
説明文には、 だいたいきまった形があります。
| 部分 | 内容 |
|---|---|
| はじめ | 何について説明するか(話題)を書く |
| なか | くわしい説明や、 れいがならぶ |
| おわり | まとめ、 大切なことをもう一度 |
物語とちがって、 はっきりと 「これからこんなことを説明します」 と書いてあることが多いのが特ちょうです。
説明文のはじめに、 「〜 とは何でしょうか」「どうして 〜 でしょうか」 と 問い があって、 そのあとに 答え が出てくることがよくあります。
例:
(問い)「だんごむしはどこにすんでいるでしょうか。」
(答え)「だんごむしは、 石の下や落ち葉の下など、 しめったところにすんでいます。」
問いをさがして、 その答えがどこに書いてあるかを見つけるのが、 説明文を読む大切な力です。
やってみよう:教科書で学ぶ説明文の中から、 「〜 でしょうか」 という問いの文を 1 つさがしてみよう。
みなさんは、 庭や公園でだんごむしを見たことがありますか。 きょうは、 だんごむしがどんな生きものかをしらべてみましょう。
まず、 だんごむしはどこにすんでいるでしょうか。 だんごむしは、 石の下や落ち葉の下、 木の皮のすきまにすんでいます。 ふつう、 しめったところが大すきです。
つぎに、 だんごむしは何を食べるでしょうか。 だんごむしは、 落ち葉やかれた草、 たまに小さな虫のしがいも食べます。 自然のそうじやさんのような役わりをしています。
そして、 さわると体をまるめる動きも有名です。 これはてきから身を守るための行動で、 まるの形になると、 やわらかいおなかが守られます。
最後に、 だんごむしは虫のなかまのように見えますが、 じつは こうかくるい(エビやカニのなかま)です。 海にいるふな虫と親せきなのです。
だんごむしは、 小さいけれどふしぎでおもしろい生きものですね。
※ Studia オリジナル説明文
この説明文には 4 つの問いと答え があります。
| 問い | 答え |
|---|---|
| どこにすんでいるか? | 石の下、 落ち葉の下、 木の皮のすきま |
| 何を食べるか? | 落ち葉、 かれ草、 小さな虫のしがい |
| なぜ体をまるめるか? | てきから身を守るため |
| 何のなかまか? | こうかくるい(エビ・カニのなかま) |
「まず・つぎに・そして・最後に」 の つなぎ言葉 で 4 つの説明が順番にならんでいます。 これを ことがらのじゅんじょ といいます。
お正月に食べるおもちは、 どうやって作るか知っていますか。 きょうは、 おもちができるじゅんばんを見ていきましょう。
まず、 もち米を 1 ばんの夜から水につけておきます。 こうすると、 米がやわらかくなって、 つぶれやすくなります。
つぎの日の朝、 水を切って、 大きなせいろでむします。 30 分ほどむすと、 米がきれいにたきあがります。
たきあがった米を、 おおきなうすに入れます。 それをきねで「ぺったん、 ぺったん」 とつきます。 つく人と、 お湯でぬらした手で米を返す人が、 リズムを合わせて作業します。
米のつぶが見えなくなるまでつくと、 ねばねばとしたおもちができあがります。
最後に、 おもちを小さく丸めて、 きな粉やあんこやしょうゆをつけて食べます。
お正月の朝、 つきたてのおもちを食べるのは、 むかしからつづく日本のたいせつな習わしです。
※ Studia オリジナル説明文
この説明文は、 時間が進むじゅんばん で書かれています。 これを 時間のじゅんじょ といいます。
「まず・つぎの日の朝・たきあがったあと・最後に」 のつなぎ言葉が、 時間の流れをしめします。
注意:説明文を読むとき、 つなぎ言葉を見つけたら鉛筆で印をつけておくと、 文の構造がとてもわかりやすくなります。
説明文でよく使う つなぎ言葉 とその意味をおぼえましょう。
| つなぎ言葉 | はたらき | 例 |
|---|---|---|
| まず | じゅんばんのはじまり | まず、 米を洗います。 |
| つぎに | 次の説明へうつる | つぎに、 水を入れます。 |
| そして | くわえてつけくわえる | そして、 火にかけます。 |
| 最後に | じゅんばんのおわり | 最後に、 ふたをします。 |
| なぜなら | 理由をつたえる | なぜなら、 雨がふっていたからです。 |
| だから | 理由から結果へ | 雨がふった。 だから遠足は中止だ。 |
| でも・しかし | 反対のことを言う | でも、 すぐにやんだ。 |
| たとえば | 例をあげる | 動物、 たとえば犬や猫。 |
つなぎ言葉を上手につかえるようになると、 自分で説明文を書くときにも役に立ちます。
やってみよう: 「カレーの作り方」 を、 まず・つぎに・そして・最後にの 4 つのつなぎ言葉をつかって説明してみよう。
説明文の中で、 「これが大事!」 と思うことばや文をさがす練習をしましょう。
説明文を読んだあと、 「だんごむしはどこにすんでいるか?」 と問われたら、 文章の中からそのまま 答えの文を書きぬく練習が大切です。 自分で言いかえないで、 書いてあるそのままを写します。
ポイント: 「書きぬく」 のは、 答えが文章のどこにあるかを 正しく見つける力 を育てるためです。 学校のテストでよく出ます。
ここまでで、 物語(前の章)と説明文(この章) の 2 つの読み方を学びました。 ちがいをまとめておきましょう。
| 項目 | 物語 | 説明文 |
|---|---|---|
| 書く内容 | お話(つくり話も OK) | ほんとうのこと、 しらべたこと |
| 中心 | 人物の気持ち、 場面 | 問いと答え、 順序 |
| 大事なもの | 場面・気持ちの変化 | つなぎ言葉、 大切なことば |
| 読み方 | 頭で絵をうかべる | じゅんばんを整理する |
両方の読み方を知っていると、 どんな本でも楽しく読めるようになります。
この章で学んだことをふりかえりましょう。
図書室にはつぎのような本があります。
知っていると 「へえ!」 とびっくりすることがいっぱいあります。 ぜひ手に取ってみましょう。
つぎの章では、 自分で 観察文 や みじかいおはなし を書く練習をします。