この章で学ぶこと
ある量が、 もとの量の 「どれだけにあたるか」 を表す 割合 を学びます。 小5でいちばんつまずきやすい単元です。 ことばの意味をていねいにおさえましょう。
- 割合 = 比べる量 ÷ もとにする量
- 百分率 (%) と歩合
- 比べる量・もとにする量を求める
- ねだんの値引き・増量の問題
ポイント: 「もとにする量」 がどれかを見つけることが、 割合を解く最大のコツです。 「○○ の △ 倍」 「○○ の □%」 の 「の」 の前 が、 ふつうもとにする量です。
1. 割合とは
くらべられる量 (比べる量) が、 もとになる量 (もとにする量) の何倍にあたるかを表す数が 割合 です。
割合=比べる量÷もとにする量
例題: 20人のうち 5人が委員でした。 委員の割合を求めましょう。
もとにする量は全体の 20人、 比べる量は委員の 5人です。
5÷20=0.25
検算: 0.25×20=5。 もとの委員の人数にもどります。 正しい。
2. 百分率と歩合
割合は、 百分率 (%) や 歩合 でも表せます。
| 小数 (割合) | 百分率 | 歩合 |
|---|
| 1 | 100% | 10割 |
| 0.1 | 10% | 1割 |
| 0.01 | 1% | 1分 |
| 0.25 | 25% | 2割5分 |
小数を 100倍すると百分率 (%) になります。 さきほどの 0.25 は、
0.25×100=25 (%)
大事: 小数 → 百分率は ×100、 百分率 → 小数は ÷100 です。 0.25=25%=2割5分。 行き来できるようにしましょう。
3. 比べる量・もとにする量を求める
公式を変形すると、 割合から比べる量やもとにする量も求められます。
比べる量=もとにする量×割合
もとにする量=比べる量÷割合
例題: 300円の 20% はいくらですか。
百分率を小数になおすと 20%=0.2。 もとにする量は 300円。
300×0.2=60 (円)
検算: 60÷300=0.2=20%。 正しい。
例題: ある数の 40% が 80 でした。 もとの数を求めましょう。
40%=0.4。 比べる量は 80。
80÷0.4=200
検算: 200×0.4=80。 もとの 80 にもどります。 正しい。
4. 値引き・増量の問題
「○% 引き」 や 「○% 増し」 は、 もとを 100% と考えて計算します。
例題: 定価1500円の品物を 20%引きで買います。 代金はいくらですか。
20%引きは、 定価の 100−20=80% を払うことです。 80%=0.8。
1500×0.8=1200 (円)
検算: 引かれる分は 1500×0.2=300円。 1500−300=1200円。 同じ答えになります。 正しい。
ポイント: 「20%引き」 は、 払うのが 80%。 先に 80% を計算すると速いです。 「引く分」 を出して 「もとから引く」 やり方でも、 同じ答えになります。
どう問われるか
- 「40人のうち 16人の割合は何%か」 のような 百分率を求める 問題が定番です。
- 「500円の 30% はいくらか」 「ある数の 25% が 50 のとき、 もとの数は」 のような 3つの量の関係 が出ます。
- 「2000円の品物を 15%引きで買うときの代金」 のような 値引き の文章題がよく出ます。
まとめ
- 割合 = 比べる量 ÷ もとにする量
- 小数 → 百分率は ×100、 百分率 → 小数は ÷100
- 0.25=25%=2割5分
- ◯%引きは (100−◯)% を払う
次章では、 正多角形と円周・図形の合同 を学びます。