三角形・四角形の面積 — 公式とその求め方
最終確認日:
この章で学ぶこと
4年生では長方形・正方形の面積を学びました。 5年生では 三角形・平行四辺形・台形・ひし形 の面積を学びます。 どれも長方形の面積をもとにして導けます。
- 平行四辺形の面積 = 底辺 × 高さ
- 三角形の面積 = 底辺 × 高さ ÷ 2
- 台形の面積 = (上底 + 下底) × 高さ ÷ 2
- ひし形の面積 = 対角線 × 対角線 ÷ 2
ポイント: 「底辺」 と 「高さ」 はかならず 直角に交わる長さ を使います。 ななめの辺の長さを高さとまちがえないようにしましょう。
1. 平行四辺形の面積
平行四辺形は、 はしの三角形を反対側に動かすと長方形になります。 だから面積は 底辺 × 高さ です。
例題: 底辺 cm、 高さ cm の平行四辺形の面積を求めましょう。
検算: 同じ底辺と高さの長方形 () と面積が等しい。 正しい。
大事: 高さは底辺に 垂直 な長さです。 平行四辺形のななめの辺の長さではありません。
2. 三角形の面積
三角形は、 同じ三角形をもう1つ合わせると平行四辺形になります。 だから面積は平行四辺形の 半分、 底辺 × 高さ ÷ 2 です。
例題: 底辺 cm、 高さ cm の三角形の面積を求めましょう。
検算: 底辺、 高さ の平行四辺形は cm²。 その半分が cm²。 正しい。
大事: をわすれて cm² としてしまうミスがとても多いです。 三角形は最後にかならず でわります。
3. 台形の面積
台形は、 上の辺 (上底) と下の辺 (下底) の長さがちがう四角形です。 面積は (上底 + 下底) × 高さ ÷ 2 です。
例題: 上底 cm、 下底 cm、 高さ cm の台形の面積を求めましょう。
検算: 、 、 。 正しい。
ポイント: まず 上底と下底をたしてから 高さをかけ、 最後に でわります。 計算の順番をまちがえないようにしましょう。
4. ひし形の面積
ひし形は、 4つの辺の長さがすべて等しい四角形です。 面積は 2本の対角線をかけて でわった 大きさです。
例題: 対角線が cm と cm のひし形の面積を求めましょう。
検算: 、 。 正しい。
どう問われるか
- 「底辺 cm、 高さ cm の三角形の面積を求めなさい」 のような 公式の利用 が定番です。
- 図に高さとちがう辺の長さも書いてあり、 正しい高さを選ぶ 力が問われます。
- 「面積が cm²、 底辺が cm の三角形の高さを求めなさい」 のような 逆向き の問題も出ます。
よくまちがえるところ
面積の公式は、 どこを高さに使うか と ÷ 2 をするかどうか で差がつきます。
| まちがい | 例 | 直し方 |
|---|---|---|
| 三角形で ÷ 2 をわすれる | 底辺 8 cm・高さ 5 cm を 40 cm² とする | 8 × 5 ÷ 2 = 20 cm² |
| ななめの辺を高さに使う | 平行四辺形のななめの辺 5 cm を高さにする | 高さは底辺に垂直な長さ |
| 台形で先に高さをかける | 3 + 7 × 4 ÷ 2 と計算する | (3 + 7) × 4 ÷ 2 = 20 cm² |
| ひし形で辺の長さを使う | 1辺 5 cm から 5 × 5 ÷ 2 とする | ひし形は 対角線 × 対角線 ÷ 2 |
いちばん多いのは ÷ 2 のわすれ です。 三角形は 「同じ三角形を2つ合わせると平行四辺形になる」 から半分にします。 台形も、 同じ台形を逆さにして合わせると平行四辺形になるので半分です。 なぜ半分なのか をわかっていると、 わすれにくくなります。 答えを出したら 「この三角形は、 同じ底辺と高さの長方形の半分くらいの広さか」 と図で見くらべましょう。
面積の公式を使い分ける
| 図形 | 公式 | 気をつけること |
|---|---|---|
| 長方形 | たて × 横 | ÷ 2 はしない |
| 平行四辺形 | 底辺 × 高さ | 高さは底辺に垂直。 ÷ 2 はしない |
| 三角形 | 底辺 × 高さ ÷ 2 | ÷ 2 をわすれない |
| 台形 | (上底 + 下底) × 高さ ÷ 2 | 先にたし算をする |
| ひし形 | 対角線 × 対角線 ÷ 2 | 辺の長さは使わない |
図に長さがいくつも書いてあるときは、 底辺に対して直角の印がついている長さ をさがします。 それが高さです。
逆向きの問題も、 公式を変形すれば求められます。
| 求めるもの | 式 | 例 |
|---|---|---|
| 三角形の高さ | 面積 × 2 ÷ 底辺 | 24 × 2 ÷ 8 = 6 cm |
| 平行四辺形の底辺 | 面積 ÷ 高さ | 24 ÷ 4 = 6 cm |
大事: 三角形の高さを求めるときは、 先に 2 をかけて から底辺でわります。 いきなり 面積 ÷ 底辺 とすると答えが半分になってしまいます。
自分でチェック
- 三角形の面積で ÷ 2 をわすれずに計算できる
- 高さが底辺に垂直な長さだと言える
- 台形は (上底 + 下底) を先に計算すると言える
- ひし形は対角線どうしをかけて ÷ 2 すると言える
- 面積から高さや底辺を逆に求められる
まとめ
- 平行四辺形 = 底辺 × 高さ
- 三角形 = 底辺 × 高さ ÷ 2 ( をわすれない)
- 台形 = (上底 + 下底) × 高さ ÷ 2
- ひし形 = 対角線 × 対角線 ÷ 2
- 高さは底辺に 垂直 な長さを使う
次章では、 立方体・直方体の体積 を学びます。
学習ロードマップ(10件)
ほかの分野の練習もチェック
小数のかけ算・わり算一問一答
小数のかけ算・わり算と小数点の位置を確認する一問一答です。
約数と倍数一問一答
約数・倍数、公約数・公倍数を確認する一問一答です。
分数のたし算・ひき算一問一答
分数の約分・通分・たし算ひき算を確認する一問一答です。
体積(立方体・直方体) 一問一答
立方体・直方体の体積と容積・単位を確認する一問一答です。
平均と単位量あたりの大きさ 一問一答
平均・単位量あたりの大きさ・人口密度・速さを確認する一問一答です。
割合と百分率一問一答
割合・百分率(%)・歩合・値引きを確認する一問一答です。
正多角形と円周・図形の合同一問一答
正多角形・円周(3.14)・合同・内角の和を確認する一問一答です。
角柱と円柱・比例一問一答
角柱・円柱の構成と比例の考え方を確認する一問一答です。
算数検定7級総合問題集
算数検定7級レベル(小学5年程度)の全範囲を本試験形式でまとめて確認する総合問題集です。計算・量と測定・割合・図形・比例の全分野を30問で力だめしできます。