この章で学ぶこと
分母がちがう 分数 どうしのたし算・ひき算を学びます。 通分して分母をそろえるのがポイントです。
- 約分 (分母と分子を同じ数でわって小さくする)
- 通分 (分母をそろえる)
- 分母のちがう分数のたし算・ひき算
- 帯分数の計算
ポイント: たし算・ひき算をするには、 まず 分母をそろえる (通分) ことが必要です。 答えが約分できるときは、 かならず約分 して、 いちばん小さい分数にしましょう。
1. 約分
分数の 分母と分子を同じ数でわって 小さくすることを 約分 といいます。 分数の大きさは変わりません。
例題: 128 を約分しましょう。
8 と 12 の最大公約数は 4。 分母と分子を 4 でわります。
128=12÷48÷4=32
検算: 32 の分母と分子に 4 をかけると 128 にもどります。 正しい。
大事: 約分は 最大公約数でわると一度で終わり ます。 小さい数で何回かに分けてわってもかまいませんが、 最後にこれ以上約分できないことを確かめましょう。
2. 通分
分母のちがう分数を、 分母をそろえた分数になおす ことを 通分 といいます。 分母を 最小公倍数 にそろえます。
例題: 31 と 41 を通分しましょう。
3 と 4 の最小公倍数は 12。 分母を 12 にそろえます。
31=124,41=123
検算: 31 は分母分子に 4 をかけて 124、 41 は 3 をかけて 123。 大きさは変わっていません。 正しい。
3. 分母のちがう分数のたし算・ひき算
通分して分母をそろえてから、 分子どうしを計算 します。 答えが約分できるときは約分します。
例題: 21+31 を計算しましょう。
分母2 と 3 の最小公倍数は 6。
21+31=63+62=65
検算: 65 はこれ以上約分できません。 21=0.5、 31=0.333…、 たすと約0.833。 65=0.833… と合います。 正しい。
例題: 65−41 を計算しましょう。
分母6 と 4 の最小公倍数は 12。
65−41=1210−123=127
検算: 127 はこれ以上約分できません。 65≈0.833、 41=0.25、 ひくと約0.583。 127=0.583… と合います。 正しい。
4. 帯分数の計算
整数と分数を合わせた 132 のような分数を 帯分数 といいます。 たし算・ひき算では、 整数部分と分数部分に分けて計算するか、 仮分数になおして計算します。
例題: 121+32 を計算しましょう。
仮分数になおします。 121=23。 分母2 と 3 の最小公倍数は 6。
23+32=69+64=613=261
検算: 121=1.5、 32=0.666…、 たすと約2.166。 261=2.166… と合います。 正しい。
どう問われるか
- 「1812 を約分しなさい」 のような 約分 が出ます。
- 「52+31 を計算しなさい」 のような 分母のちがう分数の計算 が定番です。
- 「241−121 を計算しなさい」 のような 帯分数の計算 も出ます。
まとめ
- 約分 = 分母分子を同じ数でわる、 通分 = 分母を最小公倍数にそろえる
- たし算・ひき算は、 通分してから分子どうしを計算する
- 答えが約分できるときは、 かならず約分する
- 帯分数は仮分数になおすと計算しやすい
次章では、 三角形・四角形の面積 を学びます。