この章で学ぶこと
立体の 角柱 と 円柱、 そして2つの量が一方に合わせて変わる 比例 の考え方を学びます。 最後に、 これまでの内容を文章題で使う練習をします。
- 角柱・円柱の底面・側面・頂点・辺
- 比例の関係 (一方が2倍3倍なら、 もう一方も2倍3倍)
- 表やグラフから関係を読み取る
ポイント: 角柱・円柱では、 上と下にある同じ形を 底面、 まわりを 側面 といいます。 名前は底面の形で決まります。
1. 角柱と円柱
上下に合同で平行な2つの面 (底面) があり、 まわりが長方形でできている立体を 角柱 といいます。 底面が円のものを 円柱 といいます。
- 底面が三角形 → 三角柱
- 底面が四角形 → 四角柱
- 底面が円 → 円柱
例題: 三角柱の頂点の数と辺の数を求めましょう。
底面の三角形は頂点3 つ。 上下に底面が 2 つあるので、 頂点は 3×2=6個。 辺は、 底面の三角形の辺が上下で 3×2=6本、 上下をつなぐ辺が 3本で、 合わせて 6+3=9本。
頂点=6 個,辺=9 本
検算: 上の三角形 (頂点3) と下の三角形 (頂点3) で頂点6。 辺は上の三角形3本 + 下の三角形3本 + たての辺3本=9本。 正しい。
大事: 円柱の底面は円なので、 角柱とちがって 「頂点」 や 「辺 (直線)」 はありません。 側面はまるく曲がった面 (曲面) です。
2. 比例の関係
ともなって変わる2つの量で、 一方が 2倍、 3倍… になると、 もう一方も 2倍、 3倍… になるとき、 この2つの量は 比例している といいます。
例題: 1 m が 80円のリボンがあります。 長さ x m と代金y円の関係を表にしましょう。
| 長さ x (m) | 1 | 2 | 3 | 4 |
|---|
| 代金y (円) | 80 | 160 | 240 | 320 |
長さが 2倍になると代金も 2倍になっています。 代金は長さに比例しています。
検算: 80×1=80、 80×2=160、 80×3=240、 80×4=320。 正しい。
ポイント: 比例では 「y÷x」 がいつも同じ数になります。 この例では 80÷1=80、 160÷2=80… と、 つねに 80 です。 これが 1 m あたりのねだんです。
3. グラフの読み取り
変わっていくようすは、 グラフにすると見やすくなります。 気温の変化などは 折れ線グラフ、 比例の関係は 原点を通る直線 で表されます。
例題: あるリボンは、 長さ x m と代金y円が比例し、 5 m で 400円でした。 1 m あたりのねだんを求め、 8 m の代金を計算しましょう。
1 m あたりのねだんは、
400÷5=80 (円)
8 m の代金は、
80×8=640 (円)
検算: 640÷8=80 で 1 m あたりのねだんと合います。 正しい。
大事: 比例のグラフは、 かならず 原点 (0 の点) を通る直線 になります。 表・式・グラフはどれも同じ関係を表しています。
どう問われるか
- 「四角柱の頂点・辺・面の数」 のような 立体の構成 が出ます。
- 「x と y が比例し、 x=4 のとき y=12。 x=7 のときの y」 のような 比例 が定番です。
- 折れ線グラフから 「いちばん気温が高かった時こく」 などを 読み取る 問題も出ます。
まとめ
- 角柱・円柱は上下に合同な底面がある立体
- 円柱の底面は円で、 頂点や直線の辺はない
- 比例では一方が 2,3倍になるともう一方も 2,3倍、 y÷x は一定
- 比例のグラフは原点を通る直線
これで全10章の学習はおしまいです。 一問一答や問題集でくり返し練習し、 7級の合格をめざしましょう。