この章で学ぶこと
4年生では小数のたし算・ひき算を学びました。 5年生では 小数のかけ算とわり算 を学びます。 いちばんの注意点は 小数点をどこに打つか です。
- 小数 × 小数 の計算と小数点の位置
- 小数 ÷ 小数 の計算 (わる数を整数になおす)
- わり進みと、 商を四捨五入する
- 商とあまりの大きさ
ポイント: かけ算は 「小数点の右の桁数をたす」、 わり算は 「わる数とわられる数の小数点を同じだけ右にずらす」 のがコツです。
1. 小数のかけ算
小数のかけ算は、 まず小数点がないものとして整数のかけ算をし、 あとから小数点を打ちます。 答えの小数点より右の桁数は、 かけられる数とかける数の右の桁数をたした数 になります。
例題: 2.4×1.3 を計算しましょう。
整数とみて 24×13=312。 2.4 は小数第1位まで、 1.3 も小数第1位まで。 右の桁数は 1+1=2桁なので、 答えは小数第2位まで。
2.4×1.3=3.12
検算: 312 の右から2桁に小数点を打って 3.12。 だいたい 2×1=2 より少し大きいので、 3.12 は妥当です。 正しい。
大事: 答えの小数点の位置は、 かけられる数とかける数の小数点以下の桁数をたした数 で決めます。 2.4 (1桁) × 1.3 (1桁) なら、 答えは 1+1=2桁です。
2. 小数のわり算
小数でわるときは、 わる数を整数になおす のが基本です。 わる数の小数点を右にずらした分だけ、 わられる数の小数点も同じだけ右にずらします。
例題: 7.2÷1.8 を計算しましょう。
わる数1.8 の小数点を右に1つずらして 18 にします。 わられる数7.2 も右に1つずらして 72。
7.2÷1.8=72÷18=4
検算: 1.8×4=7.2。 もとにもどったので正しい。
大事: わる数とわられる数の小数点を 同じだけ 右にずらします。 ずらす数がちがうと答えがまちがいます。
3. わり進みと商の四捨五入
わり切れないときは、 わられる数の右に 0 をつけて わり進み ます。 必要な位まで計算して、 その下の位を四捨五入します。
例題: 5÷3 を、 商を 1001 の位 (小数第2位) までのがい数で求めましょう。
5÷3=1.666… となります。 小数第2位まで求めるので、 その下の小数第3位 (6) を四捨五入します。
5÷3=1.666…≈1.67
検算: 1.67×3=5.01 で、 ほぼ 5。 四捨五入したので少しずれるのは正しい。
ポイント: 「小数第2位まで求める」 なら、 その1つ下の小数第3位を四捨五入 します。 どの位を四捨五入するかをまちがえないようにしましょう。
4. 商とあまり
あまりを出すわり算では、 あまりの小数点は、 もとのわられる数の小数点とそろえます。 ずらした小数点ではありません。
例題: 8.5÷2 を計算し、 商を整数で求めて、 あまりも出しましょう。
8.5÷2=4 あまり 0.5
検算: 2×4+0.5=8+0.5=8.5。 もとにもどったので正しい。
大事: あまりの小数点は、 わられる数のもとの小数点 にそろえます。 8.5÷2 なら、 あまりは 0.5 で、 5 ではありません。
どう問われるか
- 「3.6×2.5 を計算しなさい」 のような 小数のかけ算 が出ます。
- 「9.6÷0.8 を計算しなさい」 のような 小数でわる 計算が出ます。
- 「101 の位までのがい数で求めなさい」 のような、 四捨五入とからめた 問題もよく出ます。
まとめ
- 小数のかけ算は、 答えの小数点の桁数 = かけられる数とかける数の桁数の和
- 小数のわり算は、 わる数を整数になおし、 わられる数も同じだけ小数点をずらす
- わり進みでは、 求める位の1つ下の位を四捨五入する
- あまりの小数点は、 もとのわられる数の小数点にそろえる
次章では、 約数と倍数 を学びます。