この章で学ぶこと
中1 で学ぶ関数 比例 と 反比例 です。 2 つの量がどう変わり合うかを、 式・表・グラフの 3 つで表せるようになるのがゴールです。
- 比例 y=ax と比例定数
- 反比例 y=xa
- 座標と点の表し方
- グラフ (直線と双曲線)
ポイント: 「関数」 とは、 x を決めると y がただ 1 つ決まる関係のこと。 まず 「y=ax か y=xa か」 を見分け、 a (比例定数) を求めるのが基本です。
1. 比例
y が x に 比例 するとき、 y=ax と表せます。 この a を 比例定数 といいます。 x が 2 倍、 3 倍になると y も 2 倍、 3 倍になります。
例題: y は x に比例し、 x=4 のとき y=12 である。 y を x の式で表し、 x=7 のときの y を求めよ。
y=ax に x=4, y=12 を代入して 12=4a、 a=3。
y=3x,x=7⇒y=3×7=21
検算: x=4 で 3×4=12 (∘)。 式は正しい。 x=7 で y=21。
2. 反比例
y が x に 反比例 するとき、 y=xa と表せます (a は比例定数)。 x が 2 倍になると y は 21倍になります。 x と y の積xy=a はつねに一定です。
例題: y は x に反比例し、 x=3 のとき y=4 である。 x=6 のときの y を求めよ。
y=xa に x=3, y=4 を代入して 4=3a、 a=12。
y=x12,x=6⇒y=612=2
検算: xy が一定か確かめる。 3×4=12、 6×2=12。 たしかに一定。 正しい。
大事: 反比例では x×y がいつも同じ値 (=a) になります。 これを使うと、 1 組の x,y から a がすぐ求まります。
3. 座標
平面上の点の位置は、 横の数 (x 座標) と縦の数 (y座標) の組(x,y) で表します。 2 本の数直線 (x軸・y軸) が交わる点を 原点 (0,0) といいます。
たとえば点(3,−2) は、 原点から右へ 3、 下へ 2進んだ位置です。
4. グラフ
| 関数 | 式 | グラフの形 |
|---|
| 比例 | y=ax | 原点を通る 直線 |
| 反比例 | y=xa | なめらかな曲線 (双曲線) |
例題: 比例 y=2x のグラフが通る点を、 つぎの中からすべて選べ。 (1,2)、 (2,3)、 (−3,−6)。
それぞれ x の値を代入して y と合うか調べる。
- (1,2): 2×1=2 (∘)
- (2,3): 2×2=4=3 (×)
- (−3,−6): 2×(−3)=−6 (∘)
よって通る点は (1,2) と (−3,−6)。
検算: グラフ上の点なら、 x座標を式に入れた値が y座標と一致するはず。 上の判定どおり 2 点が当てはまる。 正しい。
ポイント: 「点がグラフ上にあるか」 は、 その点の x座標を式に代入して、 y座標と一致するかで判定します。 比例のグラフは必ず原点を通ることも覚えておきましょう。
どう問われるか
- 一次では 「x=4 で y=12 のとき、 y を x の式で表せ」 のように、 比例定数や式を求める問題が定番です。
- 二次では、 グラフや座標を読みとる問題、 反比例を使った文章題 (同じ仕事を何人でやると何時間か など) が出ます。
まとめ
- 比例 y=ax、 グラフは原点を通る直線
- 反比例 y=xa、 x×y=a は一定、 グラフは双曲線
- 点は (x座標,y座標) で表す
- 点がグラフ上か → x座標を式に入れて y座標と一致するか調べる
次章では、 平面図形 (作図・移動・おうぎ形) を学びます。