データの活用 — 度数分布・代表値・相対度数
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この章で学ぶこと
中1 の データの活用 を学びます。 たくさんの数 (データ) を表にまとめて見やすくし、 その特ちょうを 1 つの数で表す方法を学びます。
- 度数分布表とヒストグラム
- 代表値 (平均値・中央値・最頻値)
- 相対度数
ポイント: データを 「だいたいどのくらいか」 を 1 つの数で表したものが 代表値 です。 平均・真ん中・いちばん多い、 という 3 つの見方のちがいをおさえましょう。
1. 度数分布表
データをいくつかの区間 (階級) に分け、 それぞれに入る個数 (度数) を表にしたものを 度数分布表 といいます。 これを棒グラフのように表したものが ヒストグラム です。
| 点数 (点) | 度数 (人) |
|---|---|
| 0 以上 20 未満 | 2 |
| 20 以上 40 未満 | 5 |
| 40 以上 60 未満 | 8 |
| 60 以上 80 未満 | 4 |
| 80 以上 100 未満 | 1 |
| 合計 | 20 |
各階級の真ん中の値を 階級値 といいます (例: 「20 以上 40 未満」 の階級値は )。
2. 代表値
| 代表値 | 意味 |
|---|---|
| 平均値 | すべてをたして個数で割った値 |
| 中央値 | 小さい順に並べたときのまん中の値 |
| 最頻値 | もっとも多く出てくる値 |
例題: 個のデータ の平均値・中央値・最頻値を求めよ。
- 平均値:
- 中央値: 小さい順に並べたまん中 (3 番目) は
- 最頻値: いちばん多い値は (2 回)
検算: 合計、 。 5 個のまん中は 3 番目で 。 すべて整合。
大事: 中央値はデータが 偶数個 のときは、 まん中 2 つの平均値になります。 たとえば 個 なら、 中央値は です。
3. 相対度数
それぞれの階級の度数が、 全体の中でどれくらいの割合かを表したものが 相対度数 です。
相対度数を全部たすと、 つねに になります。
例題: 上の度数分布表で、 「40 以上 60 未満」 の相対度数を求めよ。
度数、 合計 なので、
検算: 。 全体の にあたる。 他の階級の相対度数 をたすと になり整合。 正しい。
ポイント: 相対度数は、 データの個数がちがう 2 つの集団を比べる ときに便利です。 人数がちがっても、 割合にすれば同じものさしで比べられます。
どう問われるか
- 一次では 「データの平均値・中央値・最頻値を求めよ」 の計算が定番です。
- 相対度数を求める問題もよく出ます ()。
- 二次では、 度数分布表やヒストグラムを読みとって、 特ちょうを説明する問題が出ます。
よくまちがえるところ
データの問題は計算そのものはやさしいのに、 求め方の手順を 1 つとばすとまちがえます。
| まちがい | 例 | 直し方 |
|---|---|---|
| 並べかえずに中央値を答える | 7, 3, 9, 5, 8 の中央値を 9 とする | 小さい順に 3, 5, 7, 8, 9 と並べて 7 |
| 偶数個の中央値をまん中 1 つで答える | 2, 4, 6, 10 の中央値を 4 とする | まん中 2 つの平均で (4 + 6) ÷ 2 = 5 |
| 相対度数の分母と分子を逆にする | 度数 8・合計 20 で 20 ÷ 8 = 2.5 とする | 度数 ÷ 合計 = 8 ÷ 20 = 0.4 |
| 階級値を階級の下の値にする | 20 以上 40 未満の階級値を 20 とする | まん中の値なので 30 |
いちばん多いのは 相対度数のわり算の向き です。 相対度数は 「その階級が全体のどれくらいの割合か」 なので、 かならず 度数 ÷ 合計 です。 答えは 0 から 1 の間の値になり、 1 をこえることはありません。 2.5 のような大きな値が出たら、 わる向きが逆になっています。 すべての階級の相対度数をたすと 1 になることも、 よい確かめになります。
度数分布表からの求め方の手順
表が出てきたら、 つぎの順に読み取ります。 例は 「40 以上 60 未満」 の階級で、 度数 8 人、 合計 20 人の場合です。
| 順番 | すること | このときの計算 |
|---|---|---|
| 1 | 度数の合計を確かめる | 20 人 |
| 2 | 階級値 (階級のまん中の値) を出す | (40 + 60) ÷ 2 = 50 |
| 3 | 相対度数 = その階級の度数 ÷ 合計 | 8 ÷ 20 = 0.4 |
| 4 | すべての相対度数をたして 1 になるか確かめる | 0.1 + 0.25 + 0.4 + 0.2 + 0.05 = 1 |
| 5 | 百分率で聞かれていたら 100 をかける | 40% |
相対度数が役に立つのは、 人数のちがう 2 つの集団を比べる ときです。 30 人の組と 40 人の組では、 度数をそのまま比べても意味がありません。 割合に直せば、 同じものさしで比べられます。
自分でチェック
- 平均値・中央値・最頻値の求め方をそれぞれ言える
- データを小さい順に並べてから中央値を求められる
- 偶数個のときの中央値をまん中 2 つの平均で出せる
- 相対度数 = 度数 ÷ 合計 で計算し、 合計が 1 になると確かめられる
- 階級値が階級のまん中の値だと説明できる
まとめ
- データを階級に分けてまとめた表が度数分布表
- 代表値 = 平均値・中央値・最頻値
- 偶数個のデータの中央値はまん中 2 つの平均
- 相対度数 、 全部たすと
次章では、 二次 (数理技能) 対策として 文章題 を学びます。
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