この章では、文をより豊かにする3つの発展事項を学びます。①不定詞を使った構文(too…to / enough to / so…that / in order to)、②接続詞の発展(although / while / unless など)、③比較の発展(the + 比較級 など)です。ライティングや長文でとても役立ちます。
この章で学ぶこと
- 不定詞構文:too … to / … enough to / so … that / in order to
- so … that と too … to の書きかえ
- 接続詞の発展:although(though)/ while / unless / as long as / as soon as
- 比較の発展:the + 比較級, the + 比較級/倍数表現/no longer
ポイント: この章は項目が多めですが、どれも「すでに知っている不定詞・接続詞・比較の発展」です。1項目ずつ、例文の形ごと覚えていきましょう。
不定詞構文① too … to 〜(…すぎて〜できない)
too + 形容詞/副詞 + to + 動詞の原形で、「…すぎて〜できない」という否定的な意味を表します。
- This box is too heavy to carry.(この箱は重すぎて運べません。)
- He spoke too fast for me to understand.(彼は速く話しすぎて、私には理解できませんでした。)
「だれにとって」を加えるときは、to の前に for 人 を置きます(for me to understand)。
注意: too … to には not がないのに「〜できない」という否定の意味になります。「too 〜 to」を見たら「…すぎて〜ない」と訳す、と覚えましょう。
不定詞構文② … enough to 〜(〜するのに十分…)
形容詞/副詞 + enough + to + 原形で、「〜するのに十分…・…なので〜できる」という意味を表します。enough は形容詞・副詞の後ろに置くのが特徴です。
- She is old enough to drive a car.(彼女は車を運転できる年齢です。)
- He ran fast enough to win the race.(彼はレースに勝てるくらい速く走りました。)
注意: enough の位置に注意します。形容詞・副詞の後ろ(old enough)に置きます。「enough old」は誤りです。
不定詞構文③ so … that 〜(とても…なので〜)
so + 形容詞/副詞 + that + 主語 + 動詞で、「とても…なので〜」という意味を表します。that の後ろには主語 + 動詞のある文が続くのが、too … to との違いです。
- This box is so heavy that I can't carry it.(この箱はとても重いので、私には運べません。)
- He was so tired that he fell asleep at once.(彼はとても疲れていたので、すぐに眠ってしまいました。)
so … that と too … to の書きかえ
否定の内容のときは、so … that 〜 not と too … to が書きかえられます。
- This tea is too hot to drink.(このお茶は熱すぎて飲めない。)
- = This tea is so hot that I can't drink it.
ポイント: too … to は「to の後ろが原形だけ」、so … that は「that の後ろが主語 + 動詞」。形の違いと、書きかえの関係をセットで覚えましょう。
不定詞構文④ in order to 〜(〜するために)
目的「〜するために」をはっきり示したいときは、in order to + 原形を使います。to 不定詞だけでも「〜するために」を表せますが、in order to はより明確です。
- I got up early in order to catch the first train.(始発電車に乗るために早起きしました。)
- She studies hard in order to become a doctor.(医者になるために、彼女は一生懸命勉強しています。)
ポイント: 「〜しないために」は in order not to + 原形です(in order not to be late = 遅れないように)。not の位置に注意しましょう。
接続詞の発展
3級の when / if / because に加えて、準2級では次の接続詞が重要になります。
| 接続詞 | 意味 | 例 |
|---|
| although / though | 〜だけれども(譲歩) | Although it was raining, we went out.(雨だったが、出かけた。) |
| while | 〜する間/〜する一方で | She read a book while she waited.(待っている間、本を読んだ。) |
| unless | 〜しない限り(= if … not) | You'll be late unless you hurry.(急がないと遅れますよ。) |
| as long as | 〜する限りは | You can stay as long as you are quiet.(静かにしている限り、いてよい。) |
| as soon as | 〜するとすぐに | I'll call you as soon as I arrive.(着いたらすぐ電話します。) |
unless(〜しない限り)に注意
unless は「if … not(もし〜しないなら)」とほぼ同じ意味です。unless 自体に否定の意味が含まれるため、後ろにさらに not をつけません。
- You can't pass the test unless you study.(勉強しない限り、試験に合格できません。)
- = You can't pass the test if you don't study.
注意: unless の後ろは肯定の形にします。「unless you don't study」のように not を重ねるのは誤りです。
比較の発展① the + 比較級, the + 比較級
「〜すればするほど、ますます…」は、The + 比較級 …, the + 比較級 …. の形で表します。
- The harder you study, the more you learn.(一生懸命勉強するほど、より多く学べます。)
- The older he got, the wiser he became.(年を取るほど、彼は賢くなりました。)
比較の発展② 倍数表現・no longer
「〜倍…」は、倍数(twice / three times など)+ as … as で表します。
- This room is twice as large as that one.(この部屋はあの部屋の2倍の広さです。)
- He has three times as many books as I do.(彼は私の3倍の本を持っています。)
「もはや〜ない」は no longer で表します。
- He no longer lives here.(彼はもうここには住んでいません。)
ポイント: 「2倍」は twice as … as、「3倍以上」は three times as … as のように times を使います。no longer は「もはや〜ない」で、文の動詞の前(一般動詞の前・be動詞の後ろ)に置きます。
どう問われる?
準2級でこの章の文法は、次のような形でよく問われます。
- 大問1(語句空所補充): 「This soup is too hot ( ) eat.」の空所に to を、「( ) it was cold, we enjoyed the trip.」の空所に Although を選ばせる。
- 書きかえ・語順整序: so … that と too … to の書きかえ、in order to や the + 比較級の語順整序。
- 長文・ライティング: although / while / unless は理由・対比・条件を示す重要語で、長文の論理を追うのにも、意見論述で理由を述べるのにも使います。
注意: ねらわれやすいのは、①too … to は否定の意味、②enough は形容詞・副詞の後ろ、③unless は後ろを肯定形に、の3点です。
まとめ
- 不定詞構文:too … to(…すぎて〜できない)/… enough to(〜するのに十分…・enough は後ろ)/so … that(とても…なので〜・that の後ろは主語+動詞)/in order to(〜するために)。
- so … that 〜 not と too … to は書きかえられる。
- 接続詞の発展:although(譲歩)/while(間・一方で)/unless(〜しない限り=if … not・後ろは肯定形)/as long as/as soon as。
- 比較の発展:the + 比較級, the + 比較級(〜するほど…)/倍数 + as … as/no longer(もはや〜ない)。
ポイント: この章は項目が多いですが、どれもライティングと長文で武器になります。例文を声に出して、形ごと身につけましょう。