この章では関係副詞と、関係代名詞 what を学びます。3級で学んだ関係代名詞(who / which / that)の発展です。長文読解で正確に意味を取るために、とても大切な文法です。
この章で学ぶこと
- 関係副詞とは何か(場所・時・理由・方法を表す名詞を後ろから説明する)
- where / when / why / how の使い分け
- 関係代名詞との見分け方(後ろが完全な文か、欠けた文か)
- 関係代名詞 what(〜すること・〜するもの)の使い方
ポイント: 関係代名詞(who / which)の後ろは、主語や目的語が欠けた文(不完全文)です。一方、関係副詞(where / when)の後ろは、何も欠けていない完全な文です。「後ろの文が完全か、欠けているか」が見分けのカギです。
関係副詞ってなに?
関係副詞は、場所・時・理由・方法を表す名詞(先行詞)を、後ろから説明する言葉です。where / when / why / how の4つがあります。
3級で学んだ関係代名詞と同じく「名詞を後ろから説明する」点は同じですが、関係副詞の後ろには主語も目的語もそろった完全な文が続きます。
- This is the town. + I was born in the town. → This is the town where I was born.(ここは私が生まれた町です。)
where 以下(where I was born)は「I was born(私は生まれた)」という完全な文です。in the town の代わりに where が使われ、先行詞 the town を説明しています。
where / when / why / how の使い分け
どの関係副詞を使うかは、先行詞が何を表すかで決まります。
| 関係副詞 | 先行詞(説明される名詞) | 例 |
|---|
| where | 場所(place, town, house など) | the city where she lives(彼女が住んでいる都市) |
| when | 時(day, year, time など) | the day when we met(私たちが出会った日) |
| why | 理由(reason) | the reason why he was late(彼が遅れた理由) |
| how | 方法(way) | ※ the way と how は同時に使わない |
例文を見てみましょう。
- I remember the day when I first came to this school.(この学校に初めて来た日を覚えています。)
- Please tell me the reason why you changed your mind.(あなたが気を変えた理由を教えてください。)
- August is the month when many festivals are held.(8月は多くの祭りが開かれる月です。)
注意: 「方法」を表すときは、the way how とは言いません。the way だけ、または how だけを使います(I like how he speaks. / I like the way he speaks. = 彼の話し方が好きだ)。両方を並べないように注意しましょう。
関係代名詞との見分け方
関係代名詞(which / that)と関係副詞(where / when)は、どちらも名詞を後ろから説明するため混同しやすいです。見分けるカギは、後ろの文が完全か、何かが欠けているかです。
| 後ろの文 | 例 |
|---|
| 関係代名詞(which) | 欠けている(主語や目的語がない) | the house which I bought(I bought ___ ← 目的語が欠ける) |
| 関係副詞(where) | 完全(主語も目的語もそろう) | the house where I live(I live ← 完全な文) |
- the city which I visited last year(去年訪れた都市)← visited の目的語が欠けている → 関係代名詞
- the city where I lived as a child(子どものころ住んでいた都市)← lived は完全 → 関係副詞
ポイント: 同じ「都市」が先行詞でも、後ろが「欠けた文」なら which、「完全な文」なら where。関係詞の後ろを見て、文が完全かどうかを確かめる——これが最大の見分け方です。
関係代名詞 what(〜すること・〜するもの)
関係代名詞 what は、これまでの who / which / that と違い、先行詞を含むのが特徴です。「〜すること・〜するもの・〜だったこと」という意味で、ひとかたまりで名詞のはたらきをします。
what は the thing(s) which に置きかえられます。
- What he said was true.(彼が言ったことは本当でした。)= The thing which he said was true.
- I didn't understand what you meant.(あなたが意味したことが理解できませんでした。)
- This is exactly what I wanted.(これはまさに私がほしかったものです。)
what のかたまりは、文の中で主語・目的語・補語になれます。
- 主語: What surprised me was his kindness.(私を驚かせたのは彼の優しさでした。)
- 目的語: Show me what you bought.(あなたが買ったものを見せてください。)
注意: 関係代名詞 what は前に先行詞を置きません。「the thing what I want」のように先行詞をつけるのは誤りで、what だけで「〜するもの」を表します。一方、who / which / that は前に先行詞が必要です。
どう問われる?
準2級でこの章の文法は、次のような形でよく問われます。
- 大問1(語句空所補充): 「This is the house ( ) my grandfather lived.」の空所に where を、「I can't believe ( ) he told me.」の空所に what を選ばせる。関係副詞か関係代名詞か、what が必要かが問われます。
- 語順整序: 関係副詞や what を使って2つの文を1つにまとめる問題。
- 長文読解: 説明文・物語文で、場所・時・「〜すること」を説明する形で頻繁に出てきます。意味を正確に取れるかが大切です。
注意: ねらわれやすいのは、①関係副詞と関係代名詞の見分け(後ろが完全文か欠けた文か)、②what は先行詞を含む(前に名詞を置かない)、の2点です。
まとめ
- 関係副詞(where / when / why / how)は、場所・時・理由・方法を表す名詞を後ろから説明する。後ろには完全な文が続く。
- 関係代名詞(which / that)の後ろは主語や目的語が欠けた文。この違いで見分ける。
- 「方法」は the way how とは言わず、the way か how の一方だけを使う。
- 関係代名詞 what は「〜すること・〜するもの」。先行詞を含むので前に名詞を置かない。the thing(s) which に置きかえられる。
ポイント: この章のカギは「関係詞の後ろの文を見る」こと。完全なら関係副詞、欠けているなら関係代名詞。what は先行詞ごとひとかたまり。この習慣が長文読解の精度を上げます。