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この章から、準2級で新しく出てくる文法に入ります。最初は現在完了進行形と過去完了です。どちらも「時間の幅」や「時間の前後関係」を表す形で、長文読解にもライティングにも役立ちます。
ポイント: 現在完了進行形は「過去から今まで動作がずっと続いている」こと、過去完了は「過去のある時点よりさらに前のこと」を表します。どちらも「いつからいつまで」という時間の幅・前後を意識するのがコツです。
現在完了進行形は、have / has been + 動詞の -ing形で作ります。「(過去のある時点から今まで)ずっと〜し続けている」という、動作の継続を表します。
主語が he / she / it(三人称単数)のときは has been -ing、それ以外は have been -ing です。
現在完了の継続(have + 過去分詞)も「ずっと〜している」と訳しますが、使う動詞が違います。
| 形 | 使う動詞 | 例 |
|---|---|---|
| 現在完了進行形(have been -ing) | 動作を表す動詞(run, study, wait, rain など) | I have been running.(ずっと走り続けている) |
| 現在完了(have + 過去分詞) | 状態を表す動詞(know, live, have, like など) | I have known him for years.(何年も彼を知っている) |
know(知っている), like(好きだ), have(持っている), want(ほしい)などの状態動詞は、ふつう進行形にしません。これらは現在完了(have known など)で継続を表します。
注意: 「ずっと知っている」は I have known(○)であって I have been knowing(✕)ではありません。状態動詞は進行形にしない——これは大問1でねらわれやすいポイントです。
過去完了は、had + 過去分詞で作ります。主語が何であっても had の形は変わりません。意味の中心は「過去のある時点(基準)より、さらに前のこと」を表すことです。これを「大過去」と呼ぶことがあります。
この文では、「駅に着いた」のが過去の基準点で、「電車が出発した」のはそれより前の出来事です。順番を矢印で表すと、電車が出発 → 私が駅に着く(過去)→ 今となります。
ポイント: 過去完了は「過去の中の、さらに前」を表します。2つの過去の出来事があり、先に起きたほうを had + 過去分詞で表す、と覚えましょう。
過去完了も、現在完了と同じように完了・経験・継続の意味を持ちます。基準が「今」ではなく「過去のある時点」になっただけです。
| 意味 | 例 |
|---|---|
| 完了(〜してしまっていた) | She had finished her homework before dinner.(彼女は夕食の前に宿題を終えてしまっていた。) |
| 経験(〜したことがあった) | I had never seen snow until I visited Hokkaido.(北海道を訪れるまで、私は雪を見たことがなかった。) |
| 継続(ずっと〜していた) | He had lived in Osaka for ten years before he moved.(引っ越す前、彼は10年間大阪に住んでいた。) |
注意: 過去完了は、必ず「比べる基準となる過去」とセットで使います。基準は before / when / by the time などの語句や、文脈から示されます。単独の過去の出来事には、ふつうの過去形を使います。
どちらも have / has / had を使う文なので、否定文・疑問文も have / has / had で作ります。
ポイント: 答えるときも have / had を使います。「Have you been -ing?」には Yes, I have. / No, I haven't.、「Had 〜?」には Yes, 主語 had. / No, 主語 hadn't. と答えます。
準2級でこの章の文法は、次のような形でよく問われます。
注意: ねらわれやすいのは、①状態動詞は進行形にしない(have been knowing ✕)、②過去完了は基準となる過去とセット、の2点です。
ポイント: この章のカギは「時間の幅と前後」です。現在完了進行形は今まで続く動作、過去完了は過去の中のさらに前。例文ごと、時間の流れをイメージして覚えましょう。