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準1級の二次試験(面接)は、試験官と1対1で行う約8分のスピーキングテストです。最大の特徴は4コマイラストのナレーション——イラストの展開を、自分の言葉で物語ること。この章では、当日の流れに沿って、ナレーションの組み立て方とQ&Aの答え方、態度点までを学びます。
ポイント: 準1級の二次の核心は「4コマを物語る」ことです。各コマを「時を表す接続表現(One day / Later / That night など)+ 時制」でつなぎ、登場人物の行動と気持ちを描写します。沈黙せず、話し続けることが何より大切です。
試験官と1対1で、おおよそ次の流れで進みます。
ポイント: ナレーションは準備時間(約1分)が与えられます。この時間に、各コマの「誰が・何をして・どうなったか」と、使う接続表現・時制を決めておきましょう。準備が、本番の流暢さを左右します。
ナレーションは、4つのコマを時間の流れに沿って物語ります。各コマの冒頭に時を表す接続表現を置き、過去の物語として過去形・過去進行形を中心に語ります。
| コマ | 使える接続表現 | 役割 |
|---|---|---|
| 1コマ目 | One day, ... / One morning, ... | 場面と人物の設定 |
| 2コマ目 | Later, ... / A few minutes later, ... / Then ... | 出来事の展開 |
| 3コマ目 | That evening, ... / The next day, ... | さらなる展開・転機 |
| 4コマ目 | Finally, ... / As a result, ... | 結末 |
ポイント: 物語の地の文は過去形、進行中の動作は過去進行形(was reading)、ある時点より前のことは過去完了(had organized)で語ると、時間の前後関係がはっきり伝わります。各コマを接続表現でつなげば、自然な物語になります。
イラストには、登場人物の吹き出し(セリフ・考え)や表情が描かれることがあります。これらも描写に取り込むと、ナレーションが豊かになります。
| 描写 | 使える表現 |
|---|---|
| セリフ | She said, "..." / He told his colleague that ... |
| 考え・気持ち | She thought that ... / He was worried that ... |
| 表情から推測 | He looked excited / She seemed disappointed |
ポイント: 吹き出しの中身は、She said, "..." と直接話法で言ってもよいですし、She suggested that they ... と間接話法(話法)で言いかえてもかまいません。人物の気持ち(looked / seemed / was worried)まで描くと、内容点が上がります。
ナレーションの後、イラストに関連した質問をされます。多くは「もしあなたがこの人物の立場なら、どう考えるか」を問うものです。
ポイント: 「If you were ...」は仮定法の質問なので、答えも I would be thinking / I would feel ... と仮定法で受けます。質問の形に合わせて答えるのが基本です。一言で終えず、必ず because で理由を添えましょう。
最後に、社会的な話題について自分の意見を問われます。2024年の改訂で、質問の前に話題導入文(Some people say that ... のような前置き)が示されます。
ポイント: 答えの型は第7章の意見論述と同じ「立場 → 理由 → 具体」です。書くときと同じ論理を、口頭で言えるように練習しましょう。話題導入文は論点のヒントなので、よく聞いてから立場を決めます。
準1級の二次では、英語の中身だけでなく、コミュニケーションの態度(attitude)も評価されます。
| 態度のポイント | 心がけること |
|---|---|
| 声の大きさ | 試験官に届く、はっきりした声で話す |
| アイコンタクト | 原稿ばかり見ず、相手の目を見る |
| 反応の速さ | 沈黙を避け、考えながらでも話し始める |
| つなぎ表現 | Well, ... / Let me see ... で間をつなぐ |
ポイント: 答えに詰まったときは黙り込まず、Well, ... / Let me think for a moment ... と一言はさんで時間を稼ぎましょう。沈黙が最大の減点要因です。完璧な英語より、止まらず伝えようとする姿勢が態度点につながります。