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公民

政府せいふ財政ざいせい社会しゃかい保障ほしょう

最終確認日:

このしょうまなぶこと

日本銀行本店の建物
日本銀行にっぽんぎんこう (本店ほんてん東京とうきょう日本橋にほんばし) — 日本にほん中央ちゅうおう銀行ぎんこう紙幣しへい (日本銀行にっぽんぎんこうけん) の発行はっこう政策金利せいさくきんり決定けってい、 「銀行ぎんこう銀行ぎんこう」 としての役割やくわり

第 7 しょうでは 「市場しじょう」 を中心ちゅうしん経済けいざいました。 だい 8 しょうでは、 もうひとつの主役しゅやくである 政府せいふはたらきをまなびます。

  • 財政ざいせい とは — 政府せいふ収入しゅうにゅう (歳入さいにゅう) と支出ししゅつ (歳出さいしゅつ)
  • 税金ぜいきんのしくみ直接税ちょくせつぜい間接税かんせつぜい累進課税るいしんかぜい消費しょうひぜい
  • 公債こうさい (こく借金しゃっきん) と財政ざいせい課題かだい
  • 金融きんゆう日本銀行にっぽんぎんこう金融政策きんゆうせいさく物価ぶっか通貨つうか
  • インフレいんふれデフレでふれ景気けいき変動へんどうとのかかわり
  • 社会保障しゃかいほしょうの 4 ほんはしら社会保険しゃかいほけん公的扶助こうてきふじょ社会福祉しゃかいふくし公衆衛生こうしゅうえいせい
  • 公害こうがい環境かんきょう問題もんだい政府せいふ規制きせい国民こくみん役割やくわり

ポイント: 政府せいふ役割やくわりをどこまでひろげるかは、 くにによって・時代じだいによってちがいます。 「ちいさな政府せいふ」 (政府せいふ役割やくわり最小限さいしょうげんに) と 「おおきな政府せいふ」 (政府せいふ社会しゃかい保障ほしょう手厚てあつく) というかんがかたがあります。 どちらが正解せいかい、 ではなく、 メリットとデメリットを両面りょうめんからまなびましょう。

1. 政府せいふ役割やくわり財政ざいせい

政府せいふ経済けいざい活動かつどう財政ざいせいいます。 いち年間ねんかん収入しゅうにゅう支出ししゅつをまとめたものが 予算よさん です。

財政ざいせいの 3 つの役割やくわり

財政ざいせいにはおもに 3 つの役割やくわりがあります。

役割やくわり内容ないよう
資源しげん配分はいぶん調整ちょうせい市場しじょうでは供給きょうきゅうされにくい公共財こうきょうざい (道路どうろ公園こうえん警察けいさつ消防しょうぼう) を提供ていきょう
所得しょとくさい分配ぶんぱい税金ぜいきん社会しゃかい保障ほしょうで、 こう所得しょとくしゃからてい所得しょとくしゃへの所得しょとく移転いてんおこな
景気けいき安定あんてい不景気ふけいきのときは公共こうきょう投資とうしやし、 好景気こうけいきのときはおさえる

予算よさんとは

国会こっかい毎年まいとし政府せいふ提出ていしゅつする 予算よさん審議しんぎ議決ぎけつします。 いち年間ねんかん予算よさん一般会計予算いっぱんかいけいよさんばれ、 近年きんねんやく 100 ちょうえん (こく場合ばあい) をえています。

区分くぶん内容ないよう
歳入さいにゅう政府せいふ収入しゅうにゅう (税金ぜいきん公債こうさいきんなど)
歳出さいしゅつ政府せいふ支出ししゅつ (社会しゃかい保障ほしょう教育きょういく公共こうきょう事業じぎょう防衛ぼうえいなど)

歳出さいしゅつのうちもっともおおきいのは 社会保障関係費しゃかいほしょうかんけいひ (やく 3 ぶんの 1)、 いで 国債費こくさいひ (借金しゃっきん返済へんさい)、 地方交付税交付金ちほうこうふぜいこうふきんつづきます。

大事だいじ: 予算よさんわたしたちの税金ぜいきん使つかみちです。 「どこに、 いくら使つかうか」 が、 政府せいふ優先ゆうせん順位じゅんいあらわします。 だからこそ、 国民こくみん予算よさん関心かんしんつことが民主主義みんしゅしゅぎにはかせません。

2. 税金ぜいきんのしくみ

歳入さいにゅう中心ちゅうしん税金ぜいきん です。 税金ぜいきんにはたくさんの種類しゅるいがあり、 あつめる主体しゅたい課税かぜいのしかたで分類ぶんるいできます。

国税こくぜい地方ちほうぜい

区分くぶんれい
国税こくぜい所得税しょとくぜい法人税ほうじんぜい消費税しょうひぜい相続税そうぞくぜいなど (こくおさめる)
地方税ちほうぜい住民税じゅうみんぜい固定資産税こていしさんぜい自動車じどうしゃぜいなど (地方ちほう公共こうきょう団体だんたいおさめる)

直接ちょくせつぜい間接かんせつぜい

区分くぶん意味いみれい
直接税ちょくせつぜいぜいおさめるひと負担ふたんするひとおな所得税しょとくぜい法人税ほうじんぜい相続税そうぞくぜい住民税じゅうみんぜい
間接税かんせつぜいぜいおさめるひと負担ふたんするひとちが消費税しょうひぜい酒税しゅぜい・たばこぜい揮発きはつぜい

たとえば消費しょうひぜいは、 商品しょうひんった消費しょうひしゃ負担ふたんしますが、 くにおさめるのはおみせです。 だから 「間接かんせつぜい」 です。

累進るいしん課税かぜい公平こうへいせい

所得税しょとくぜい累進課税るいしんかぜい という仕組しくみです。 所得しょとくおおくなるほど 税率ぜいりつたか なります (れい: 5 % 〜 45 %)。 これは 垂直的公平すいちょくてきこうへい (能力のうりょくおうじた負担ふたん) を実現じつげんするためです。

公平こうへいせい意味いみ
垂直的公平すいちょくてきこうへい所得しょとくおおひとほどおお負担ふたんする (累進るいしん課税かぜい)
水平的公平すいへいてきこうへいおな所得しょとくひとおな負担ふたん

消費しょうひぜい特徴とくちょう

消費税しょうひぜいは、 商品しょうひんやサービスの消費しょうひにかかる間接かんせつぜいです。 1989 ねんに 3 % で導入どうにゅうされ、 現在げんざい10 % (食料しょくりょうひんなど一部いちぶ軽減けいげん税率ぜいりつ 8 %)。

長所ちょうしょ短所たんしょ
税収ぜいしゅう安定あんていする (景気けいき左右さゆうされにくい)逆進性ぎゃくしんせいがある (てい所得しょとくしゃほど負担ふたんおもい)
おおくのひとひろ負担ふたんする (公平こうへいかん)物価ぶっか上昇じょうしょうにつながりやすい
高齢こうれいしゃからも徴収ちょうしゅうできる消費しょうひやす可能かのうせい

ポイント: どのぜいが 「ただしい」 かはまっていません。 直接税ちょくせつぜい中心ちゅうしんは 「能力のうりょくおうじた負担ふたん」 を実現じつげんしやすく、 間接税かんせつぜい中心ちゅうしん税収ぜいしゅう安定あんていします。 おおくのくに両方りょうほう組み合わせくみあわせぜいのバランスっています。

3. 公債こうさい財政ざいせい課題かだい

歳入さいにゅう歳出さいしゅつりないとき、 政府せいふ公債こうさい (こく場合ばあい国債こくさい地方ちほう場合ばあい地方債ちほうさい) を発行はっこうして、 国民こくみん金融きんゆう機関きかんからおかねります。

国債こくさいえている

日本にほん国債こくさい残高ざんだか近年きんねん急速きゅうそくえ、 やく 1,000 ちょうえんえています。 これは GDP (こく経済けいざい規模きぼ) の 2 ばい以上いじょうで、 主要しゅようこくのなかでもとてもたか水準すいじゅんです。

なぜつづけているのか。 おも原因げんいんは、

  • 少子高齢化しょうしこうれいか社会しゃかい保障ほしょうつづけている
  • 不景気ふけいき税収ぜいしゅうなやんでいる
  • だい規模きぼ災害さいがい感染かんせんしょう対応たいおう支出ししゅつえた

国債こくさいのメリットとデメリット

メリットデメリット
おおきな事業じぎょう (公共こうきょう投資とうし災害さいがい対応たいおう) をいちにできる利息りそくはらつづける必要ひつようがある
不景気ふけいきのとき景気けいきささえられる将来しょうらい世代せだい借金しゃっきんのツケのこ
民間みんかん貯蓄ちょちく活用かつようできる財政ざいせい自由じゆうがる (硬直こうちょく)

大事だいじ: 国債こくさいは 「あく」 ではありません。 必要ひつようなときに使つかえば景気けいきささえます。 ただ、 りたらかえ のが原則げんそくであり、 際限さいげんなくやせば、 やがて将来しょうらい世代せだい負担ふたんとなります。 ここに 世代せだいかん公平こうへい というむずかしい問題もんだいがあります。

財政ざいせい再建さいけん議論ぎろん

財政ざいせい健全けんぜんにする道筋みちすじには、 おおきく 2 つの方向ほうこうがあります。

方向ほうこう内容ないよう
歳入さいにゅうやす増税ぞうぜい経済けいざい成長せいちょう税収ぜいしゅうやす
歳出さいしゅつらす社会しゃかい保障ほしょう見直みなおし、 公共こうきょう事業じぎょう削減さくげん

どちらもいたみがともなうので、 政治せいじのなかではげしく議論ぎろんされます。

4. 金融きんゆう日本銀行にっぽんぎんこう

経済けいざいをスムーズにまわすために、 おかね (通貨つうか) のながれを管理かんりするしくみが 金融きんゆう です。

通貨つうか金融きんゆう機関きかん

通貨つうかには、 紙幣しへい (日本銀行券にっぽんぎんこうけん) と硬貨こうかがあります。 紙幣しへい発行はっこうできるのは 日本銀行にっぽんぎんこう (日銀にちぎん) だけです。

金融機関きんゆうきかんには、 銀行ぎんこう信用金庫しんようきんこ郵便ゆうびん貯金ちょきん (ゆうちょ銀行ぎんこう)・保険ほけん会社かいしゃ証券しょうけん会社かいしゃなどがあり、 預金よきんけ・投資とうしなどをおこなっています。

用語ようご意味いみ
直接金融ちょくせつきんゆう企業きぎょう株式かぶしき社債しゃさい発行はっこうして、 投資とうしから直接ちょくせつ資金しきんあつめる
間接金融かんせつきんゆう銀行ぎんこうなどが家計かけい預金よきんあつめて、 企業きぎょうける

日本銀行にっぽんぎんこうの 3 つの役割やくわり

日本銀行にっぽんぎんこう日本にほん中央銀行ちゅうおうぎんこう です。 一般いっぱん銀行ぎんこうとはちがい、 個人こじん企業きぎょう顧客こきゃくにしません。 役割やくわりは 3 つ。

役割やくわり内容ないよう
発券銀行はっけんぎんこう紙幣しへい (日本銀行券にっぽんぎんこうけん) を発行はっこうする
銀行の銀行ぎんこうのぎんこう一般いっぱん銀行ぎんこうから預金よきんけ、 けもおこな
政府の銀行せいふのぎんこうくに資金しきん管理かんりする

金融きんゆう政策せいさく

日本銀行にっぽんぎんこうは、 物価ぶっか安定あんてい経済けいざい成長せいちょう目指めざして 金融政策きんゆうせいさくおこないます。 おも手段しゅだん公開市場操作こうかいしじょうそうさ (オペレーション) です。

局面きょくめん政策せいさく効果こうか
不景気ふけいきのとき国債こくさいって市場しじょうにおかねながす (買いオペかいおぺ)金利きんりがる → おかねりやすく → 投資とうし消費しょうひえる
好景気こうけいきのとき国債こくさいって市場しじょうのおかね吸収きゅうしゅう (売りオペうりおぺ)金利きんりがる → おかねりにくく → 過熱かねつおさえる

インフレとデフレ

物価ぶっかうごきには 2 つの方向ほうこうがあります。

用語ようご意味いみおも原因げんいん
インフレーションいんふれーしょん (インフレいんふれ)物価ぶっか継続けいぞくてきがる、 通貨つうか価値かちがる需要じゅよう供給きょうきゅう上回うわまわる、 通貨つうかりょう増加ぞうか
デフレーションでふれーしょん (デフレでふれ)物価ぶっか継続けいぞくてきがる、 通貨つうか価値かちがる需要じゅよう不足ふそく不景気ふけいき

どちらも極端きょくたんだとこまります。 インフレがすすむと貯金ちょきん価値かちがり、 デフレがすすむと企業きぎょう利益りえきって雇用こよう悪化あっかする デフレスパイラルでふれすぱいらるおちいります。

日本銀行にっぽんぎんこう物価ぶっか上昇じょうしょうりつ 2 %目標もくひょう金融きんゆう政策せいさくおこなっています。 ゆるやかなインフレが景気けいきにとってのぞましい、 というかんがかたです。

5. 社会しゃかい保障ほしょうの 4 ほんはしら

社会保障しゃかいほしょうとは、 病気びょうき・けが・失業しつぎょう老後ろうごなど、 生活せいかつくるしくなったときにくにささえるしくみです。 日本国憲法にほんこくけんぽう第 25 じょう生存権せいぞんけん (健康けんこう文化ぶんかてき最低さいてい限度げんど生活せいかついとな権利けんり) が根拠こんきょです。

社会しゃかい保障ほしょうの 4 ほんはしら

日本にほん社会しゃかい保障ほしょう制度せいどは、 おおきく 4 つのはしらからなります。

はしら内容ないようれい
社会保険しゃかいほけんみんなで保険ほけんりょうい、 こまったときに給付きゅうふける年金ねんきん医療保険いりょうほけん介護保険かいごほけん雇用こよう保険ほけん労災ろうさい保険ほけん
公的扶助こうてきふじょ生活せいかつ困窮こんきゅうしたひと税金ぜいきん生活せいかつ支給しきゅう生活保護せいかつほご
社会福祉しゃかいふくし高齢こうれいしゃ障害しょうがいしゃ児童じどう母子ぼし家庭かていなどへの支援しえん保育ほいくしょ特別とくべつ養護ようご老人ろうじんホーム・福祉ふくしサービス
公衆衛生こうしゅうえいせい病気びょうき予防よぼう環境かんきょう整備せいび上下水道じょうげすいどう予防よぼう接種せっしゅ感染かんせんしょう対策たいさく保健所ほけんじょ

社会しゃかい保険ほけん中身なかみ

社会しゃかい保険ほけんのなかでも、 中学ちゅうがく公民こうみん重要じゅうようなのはつぎの 4 つです。

保険ほけん内容ないよう
年金ねんきん保険ほけん65 としから支給しきゅう (国民年金こくみんねんきん + 厚生年金こうせいねんきんの 2 かいて)
医療保険いりょうほけん病院びょういんでかかる医療いりょうを 7 わり負担ふたんしてくれる (国民健康保険こくみんけんこうほけん健康けんこう保険ほけん)
介護保険かいごほけん (2000 〜)40 とし以上いじょう加入かにゅう介護かいご必要ひつよう高齢こうれいしゃ支援しえん
雇用保険こようほけん失業しつぎょうしたときに失業しつぎょう手当てあて支給しきゅうされる

少子しょうし高齢化こうれいか社会しゃかい保障ほしょう課題かだい

日本にほん社会しゃかい保障ほしょうやく 130 ちょうえん (こく + 地方ちほう) をえ、 国家こっか予算よさんなか最大さいだい項目こうもくになりました。

課題かだい背景はいけい
支出ししゅつ増大ぞうだい高齢こうれいしゃ人口じんこう増加ぞうかで、 年金ねんきん医療いりょう介護かいごがふくらみつづける
ささしゅ減少げんしょう少子化しょうしかで、 ささえる現役げんえき世代せだいっている
世代せだいかん不公平ふこうへいわか世代せだい負担ふたんおもく、 将来しょうらい年金ねんきんがく不安ふあん

解決かいけつ方向ほうこう

これにたいする解決かいけつさくには、 つぎのような議論ぎろんがあります。

  • 保険ほけんりょうぜい負担ふたんやす (現役げんえき世代せだいがよりおお負担ふたんする)
  • 給付きゅうふ見直みなお (受給じゅきゅう開始かいし年齢ねんれいげ、 給付きゅうふがく調整ちょうせい)
  • 健康けんこう寿命じゅみょうばす (はたらつづけられるひとやす)
  • 少子化しょうしか対策たいさく強化きょうか (子育こそだ支援しえん教育きょういく支援しえん)

どれもいたみをともな議論ぎろんで、 簡単かんたんにはまりません。

大事だいじ: 社会しゃかい保障ほしょうは 「おたがいにささ仕組しくみです。 自分じぶん元気げんきなときに保険ほけんりょうはらい、 病気びょうき老後ろうごにはお世話せわになる。 そして将来しょうらい世代せだいへ、 おな仕組しくみをいでいく。 これは 「自分じぶんのため」 でもあり 「みんなのため」 でもあります。

6. 公害こうがい環境かんきょう問題もんだい

経済けいざい発展はってんするうらで、 環境かんきょう破壊はかいされる問題もんだいきてきました。

高度こうど経済けいざい成長せいちょうよんだい公害こうがい

戦後せんご日本にほん高度こうど経済けいざい成長せいちょう (1955 〜 1973 ごろ) のなかで、 各地かくち深刻しんこく公害こうがい発生はっせいしました。 代表だいひょうてきなのが よんだい公害こうがい です。

公害こうがいびょう場所ばしょ原因げんいん
水俣病みなまたびょう熊本くまもとけん (水俣みなまたわん)工場こうじょう排水はいすいちゅう有機ゆうき水銀すいぎん
新潟水俣病にいがたみなまたびょう (だい水俣病みなまたびょう)新潟にいがたけん (阿賀野川あがのがわ)工場こうじょう排水はいすいちゅう有機ゆうき水銀すいぎん
イタイイタイ病いたいいたいびょう富山とやまけん (神通川じんづうがわ)鉱山こうざん排水はいすいちゅうのカドミウム
四日市ぜんそくよっかいちぜんそく三重みえけん (四日市よっかいち)石油せきゆ化学かがくコンビナートのけむり (亜硫酸ありゅうさんガス)

よんだい公害こうがい訴訟そしょうではいずれも被害ひがいしゃ勝訴しょうそし、 環境かんきょう政策せいさく出発しゅっぱつてんとなりました。

環境かんきょう保護ほごあゆ

ねんできごと
1967公害対策基本法こうがいたいさくきほんほう制定せいてい
1971環境庁かんきょうちょう設置せっち (げん環境省かんきょうしょう)
1993環境基本法かんきょうきほんほう制定せいてい
1997京都議定書きょうとぎていしょ (温室おんしつ効果こうかガス削減さくげん国際こくさい枠組わくぐみ)
2015パリ協定ぱりきょうてい (世界せかい全体ぜんたい温暖おんだん対策たいさく)

循環じゅんかんがた社会しゃかいへの転換てんかん

最近さいきん循環型社会じゅんかんがたしゃかい (大量たいりょう生産せいさん大量たいりょう消費しょうひ大量たいりょう廃棄はいき見直みなおし、 資源しげん循環じゅんかんさせる社会しゃかい) を目指めざうごきがひろがっています。

用語ようご意味いみ
3Rリデュースりでゅーす (らす)・リユースりゆーす (さい使用しよう)・リサイクルりさいくる (再生さいせい利用りよう)
カーボンニュートラルかーぼんにゅーとらる温室おんしつ効果こうかガスの排出はいしゅつ実質じっしつゼロに
再生可能エネルギーさいせいかのうえねるぎー太陽光たいようこう風力ふうりょく水力すいりょく地熱ちねつ・バイオマスなど

ポイント: 環境かんきょう問題もんだいは、 政府せいふ規制きせい企業きぎょう技術ぎじゅつ革新かくしんと、 そしてわたしたちいちにんいちにん消費しょうひ行動こうどう3 つがわさって 解決かいけつしていくものです。 エシカル消費えしかるしょうひフェアトレードふぇあとれーども、 だい 10 しょうあらためてまなびます。

7. 税金ぜいきん社会しゃかい保障ほしょう大切たいせつさ — 主権しゅけんしゃとして

だい 8 しょうのしめくくりとして、 税金ぜいきん社会しゃかい保障ほしょうについてにつけておきたい姿勢しせいをまとめます。

税金ぜいきんは 「みんなのため」 のおかね

税金ぜいきんは、 自分じぶんのためだけでなく 社会しゃかい全体ぜんたいのため使つかわれるおかねです。

税金ぜいきんささえられているものれい
教育きょういく公立こうりつ小中学校しょうちゅうがっこう運営うんえい教科書きょうかしょ (中学校ちゅうがっこうまでは無料むりょう)
医療いりょう国民こくみん健康けんこう保険ほけん公立こうりつ病院びょういん運営うんえい
治安ちあん警察けいさつ消防しょうぼう自衛隊じえいたい
道路どうろきょう公園こうえん公共こうきょう施設しせつ建設けんせつ維持いじ
災害さいがい対策たいさく災害さいがい発生はっせい救援きゅうえん復旧ふっきゅう
社会しゃかい保障ほしょう年金ねんきん生活せいかつ保護ほご福祉ふくしサービス

大事だいじ: あなたがいま中学校ちゅうがっこうかよえているのは、 おやはらった税金ぜいきん + 全国ぜんこくひとはらった税金ぜいきん公立こうりつ中学校ちゅうがっこう運営うんえいされている からです。 「税金ぜいきん」 はだれかほかのひとのものではなく、 あなた自身じしん日々ひびっている 公共こうきょうサービスの裏付うらづ なのです。

社会しゃかい保障ほしょうは 「おたがいさま」 の仕組しく

社会しゃかい保障ほしょうは、 自分じぶん家族かぞくこまったときにささえてもらえる仕組しくみです。

  • 病気びょうきになっても、 医療保険いりょうほけんがあれば 3 わり負担ふたん病院びょういんけます
  • おや祖父母そふぼ高齢こうれいになっても、 介護保険かいごほけん年金ねんきんささえになります
  • 万一まんいちおや失業しつぎょうしても、 雇用保険こようほけん生活保護せいかつほご生活せいかつまもります

これは じんだれでもよわくなることがある」 という前提ぜんていった、 文明ぶんめい社会しゃかい知恵ちえです。

主権しゅけんしゃとして — ぜい社会しゃかい保障ほしょうかんがえる

税金ぜいきん社会しゃかい保障ほしょうは、 政治せいじなかでも もっともむずかしく、 もっとも大切たいせつ議題ぎだい です。

  • 税金ぜいきんたか」 とうときは、 「なにのサービスをらすか」 もセットでかんがえる
  • サービスをやしたい」 とうときは、 「どこから財源ざいげんるか」 もセットでかんがえる
  • 自分じぶんはらいたくないが、 サービスはしい」 は通用つうようしない

このようなトレードオフ (あちらをてればこちらがたず) の議論ぎろんこそが、 民主主義みんしゅしゅぎ本質ほんしつです。

ポイント: 18 としになって選挙せんきょくとき、 候補こうほしゃ政党せいとうぜい社会しゃかい保障ほしょう政策せいさく にぜひ注目ちゅうもくしてください。 「減税げんぜい」 「福祉ふくし拡大かくだい」 とかれていても、 「ではその財源ざいげんは?」 とかんがえる。 これが主権者しゅけんしゃとして一番いちばん大切たいせつ姿勢しせいです。

まとめ

  • 財政ざいせい役割やくわり: 公共こうきょうざい供給きょうきゅう所得しょとくさい分配ぶんぱい景気けいき安定あんてい
  • 歳入さいにゅう中心ちゅうしん税金ぜいきん (直接税ちょくせつぜい間接税かんせつぜい累進課税るいしんかぜい消費税しょうひぜい)
  • 公債こうさい (国債こくさい) は便利べんりだが、 将来しょうらい世代せだい負担ふたんになる
  • 日本銀行にっぽんぎんこう中央銀行ちゅうおうぎんこうとして、 金融政策きんゆうせいさく物価ぶっか安定あんてい景気けいき調整ちょうせい
  • インフレいんふれデフレでふれ はどちらも極端きょくたんだとこま
  • 社会保障しゃかいほしょうの 4 ほんはしら: 社会保険しゃかいほけん公的扶助こうてきふじょ社会福祉しゃかいふくし公衆衛生こうしゅうえいせい
  • 少子高齢化しょうしこうれいか社会しゃかい保障ほしょう増大ぞうだい持続じぞく可能かのうせい課題かだい
  • 公害こうがい歴史れきし循環型社会じゅんかんがたしゃかい再生可能エネルギーさいせいかのうえねるぎーへの転換てんかん
  • ぜい社会しゃかい保障ほしょう「おたがいさま仕組しくみ、 主権しゅけんしゃとして両面りょうめんかんがえよう
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