用語集
PCRぴーしーあーる
ポリメラーゼ連鎖反応。 特定のDNA断片を試験管内で短時間に大量増幅する技術。 マリス が 発明。 高校生物 の 重要用語。
理科
PCR(ポリメラーゼ連鎖反応)とは、特定の DNA 断片を試験管内で短時間に大量に増幅する技術です。温度を周期的に変える 3 つの段階を 1 サイクルとし、これを 30 回ほど繰り返すと DNA が指数関数的に増えていきます。1983 年にマリスが発明しました。
| 段階 | 温度の目安 | 起こること |
|---|---|---|
| ① 熱変性 | 約 95 ℃ | 二本鎖 DNA を 1 本ずつに解離 |
| ② アニーリング | 約 55 ℃ | プライマーが鋳型に結合 |
| ③ 伸長 | 約 72 ℃ | Taqポリメラーゼが新しい鎖を合成 |
1 サイクルで DNA 量が約 2 倍になるため、30 サイクルでは理論上およそ 10 億倍に増えます。ごく微量の試料からでも解析に十分な量を得られるため、感染症の検査や犯罪捜査(DNA 鑑定)に欠かせません。
試験では 「熱変性→アニーリング→伸長」の 3 段階と各温度、サイクルごとに DNA がほぼ 2 倍になる点が頻出です。耐熱性のTaqポリメラーゼを使う理由も問われます。