謙譲語けんじょうご
自分側を低めて相手を立てる言葉。 申す・うかがう等。
自分側を低めて相手を立てる言葉。 申す・うかがう等。
謙譲語とは、自分側を低めて、相手を立てる言葉のことです。動作をするのが自分(や自分の身内)のときに使います。
| ふつうの言い方 | 謙譲語 |
|---|---|
| 言う | 申す・申しあげる |
| 行く・聞く・訪ねる | うかがう |
| もらう・食べる | いただく |
| 持つ | お持ちする |
| 案内する | ご案内する |
「お〜する」「ご〜する」の形が基本の作り方です。たとえば「先生の荷物を持つ」を「先生の荷物をお持ちする」とすると、自分をひかえめにして相手を立てられます。尊敬語とは反対で、自分が動作をするときに使うのがポイントです。
テストでは 「自分が先生のところへ行く」を謙譲語に直す問題が出ます。自分の動作には謙譲語、と覚えて「うかがう」「参る」と直します。
謙譲語とは、自分や身内の動作をへりくだって言うことで、結果として相手を高める敬語です。尊敬語・謙譲語・丁寧語という敬語の3分類のうち、自分側の動作に使うのが謙譲語です。
| 普通の言い方 | 謙譲語 |
|---|---|
| 言う | 申す・申し上げる |
| もらう | いただく |
| 見る | 拝見する |
| 行く・来る | 参る・伺う |
| する | いたす |
尊敬語との違いは「誰の動作か」です。相手の動作を高めるのが尊敬語、自分の動作を低めて相手を立てるのが謙譲語です。たとえば資料を見る場面なら、相手が見るときは「ご覧になる(尊敬語)」、自分が見せてもらうときは「拝見する(謙譲語)」となります。自分の動作にうっかり尊敬語を使う誤り(私が召し上がる)に注意します。
ポイント 「自分は下げる(謙譲)、相手は高める(尊敬)」が大原則。主語が自分や身内なら謙譲語、と確かめると使い分けを間違えにくい。
謙譲語は、動作の受け手(される人・相手)を高める敬語です。動作主をへりくだらせることで、その動作の向かう相手を敬います。
| 謙譲語 | 訳 | もとの動詞 |
|---|---|---|
| たてまつる | 差し上げる・お…申し上げる | 与ふ・補助動詞 |
| きこゆ・きこえさす | 申し上げる | 言ふ |
| まゐる | 参上する・差し上げる | 行く・与ふ |
| たまはる | 頂く | 受く |
| つかうまつる | お仕えする・…申し上げる | 仕ふ・補助動詞 |
| はべり | お仕えする(のち丁寧へ変化) | あり |
たとえば「中宮にきこゆ」なら「中宮に申し上げる」で、動作の受け手である中宮を敬っています。
試験では 尊敬語との区別が狙われます。尊敬語が「動作主」を敬うのに対し、謙譲語は「動作の受け手」を敬うので、誰を高めているかが逆になります。主語と相手の身分関係を読み解く鍵になります。