用語集
譲歩じょうほ
「もちろん A だ。 しかし B こそ重要だ」 のように、 一旦相手の立場 A を認めてから自説 B を主張する構文。
「もちろん A だ。 しかし B こそ重要だ」 のように、 一旦相手の立場 A を認めてから自説 B を主張する構文。
譲歩(concession)とは、いったん相手の立場や反論を認めてから、自説を主張する構文です。一見譲っているようでいて、本当に言いたいのは後半にあります。
| 部分 | 内容 | 重要度 |
|---|---|---|
| 譲歩部(A) | もちろん A だ/A は認めよう | 前置き |
| 主張部(B) | しかし B こそ重要だ/とはいえ B も無視できない | 筆者の本心 |
「もちろん科学技術は生活を豊かにした。しかし、それが奪ったものにも目を向けるべきだ」という文では、筆者の主張は後半の「奪ったものに目を向けるべきだ」です。前半は反論をあらかじめ受け止めて論を強くするための一手にすぎません。
注意 譲歩部(A)を筆者の主張と取り違える誤読が頻出します。「もちろん〜」「たしかに〜」で始まる文の後に「しかし」が来たら、主張は後半だと判断しましょう。
譲歩 (concession) とは、 論説文 や ディベート で 反対意見に 「確かに一理ある」 と一旦認めてから、 それでも自分の主張が正しいと反論に転じる論法です。 相手の立場を頭ごなしに否定せず受け止めるため、 公平で大人びた印象を与え、 説得力が増します。
| 段階 | 役割 | 英語表現 |
|---|---|---|
| 譲歩 (認める) | 一理あると認める | It is true that ... / Admittedly, ... |
| 転換 | しかし | However, / Nevertheless, |
| 反論 | 自説の優位を示す | 反論の根拠を出す |
例: 「確かに制服は個性を抑えるかもしれません。 しかし、 それ以上に朝の服選びの負担を減らします」 と、 認めてから反論します。
ポイント譲歩は Counterargument を受け止める入口、 Rebuttal はその後の反論本体。 although / even though / despite などの 対比接続表現 や 「It is true that ...」 が合図です。