用語集
自我じが
自分を他者と区別して認識する意識のあり方。 哲学・心理学では ego の訳語として用いられる。
国語
自我(ego / self)とは、自分を他者と区別して認識する意識のあり方のことです。哲学・心理学の中心概念で、評論では「近代自我の確立」「自我の解体」といった形で論じられます。
| 分野 | とらえ方 |
|---|---|
| 哲学 | デカルトの「考える私(われ思う、ゆえにわれあり)」以降、近代思想の出発点 |
| 心理学 | フロイトの三層モデル=イド(本能)・自我・超自我(良心)の調整役 |
たとえば心理学では、欲望のままに動こうとするイドと、それを抑える超自我(良心)の間で、現実との折り合いをつけるのが自我とされます。評論では「個人が共同体から切り離され、独立した自己として立つこと(近代自我)」と、その確立が生んだ孤独や不安が主題になります。
ポイント 評論では「近代における個人=自我の誕生」と、それと裏腹の「疎外・孤独」がセットで論じられがちです。アイデンティティとも関連づけて押さえましょう。