用語集
メルカトル図法めるかとるずほう
地球を円筒に投影した世界地図。角度が正しいため航海図に使われるが、高緯度ほど面積が実際より大きく拡大されて見える欠点がある。
地球を円筒に投影した世界地図。角度が正しいため航海図に使われるが、高緯度ほど面積が実際より大きく拡大されて見える欠点がある。
メルカトル図法は、16 世紀のオランダの地理学者メルカトルが考案した、角度(方位)を正しく表す円筒図法です。地図上で 2 点を直線で結ぶと、その線の方位を保ったまま進めるため、古くから航海図として使われてきました。
| 図法 | 正しく表すもの | おもな用途 |
|---|---|---|
| メルカトル図法 | 角度(方位) | 航海図 |
| モルワイデ図法 | 面積 | 分布図 |
| 正距方位図法 | 中心からの距離と方位 | 航空図 |
ただし高緯度ほど東西に大きく引き延ばされるため、面積は実際より大きく見える欠点があります。たとえばグリーンランドはアフリカ大陸の約 14 分の 1 の面積しかないのに、地図上ではほぼ同じ大きさに見えてしまいます。
試験では 「面積が実際とちがって見える図法は?」→メルカトル図法。高緯度の島や大陸が大きく見える理由(円筒に投影しているから)とセットで問われる。
メルカトル図法は 16 世紀にメルカトルが考案した正角円筒図法で、等角航路 (羅針盤の角度を一定に保つ航路) が直線で示せるのが最大の特徴。このため大航海時代以降の航海図として広く使われ、現在の Web 地図も基本的にこの図法 (Web メルカトル) を採用している。
| 長所 | 短所 |
|---|---|
| 角度が正しい (正角) | 面積が正しくない |
| 等角航路が直線 | 高緯度ほど面積が著しく拡大 |
| 方位を保ちやすく航海向き | 最短経路 (大圏距離) は曲線になる |
たとえばグリーンランドが実際の何倍にも大きく描かれ、アフリカと同じくらいに見えてしまうのが典型的な歪み。
試験では 「メルカトル図法で歪むのは面積」「直線で引けるのは等角航路であって最短距離ではない」の 2 点が定番。正距方位図法との違いを必ず押さえる。