地震計とは、地面の揺れを記録する装置です。おもりの慣性(静止し続けようとする性質)を利用し、地面が動いてもほぼ静止するおもりと地面とのずれを記録します。
| 記録される波 | 順番 | 揺れ |
|---|---|---|
| P波 | 先 | 小さい(初期微動) |
| S波 | 後 | 大きい(主要動) |
水平方向と上下方向の揺れを別々にとらえるため、ふつう複数の地震計を組み合わせます。記録(地震波形)からP波・S波の到達時刻を読み取り、初期微動継続時間や震源の位置を求めます。
たとえば、記録された波形を見ると、こきざみで小さな揺れがしばらく続いた後、急に振れ幅の大きな揺れが始まります。前半が P 波による初期微動、後半が S 波による主要動で、その到達時刻の差から震源までの距離を計算します。
試験では 「地震計=おもりの慣性で揺れを記録」という原理と、波形から震源距離を求める手順(初期微動継続時間・大森公式)がセットで問われます。