斑れい岩とは、玄武岩と同じ化学組成(SiO₂ が少ない)をもつ黒っぽい深成岩です。マグマが地下深くでゆっくり冷えたため、結晶が大きく成長した等粒状組織をもちます。
| 火山岩(急冷) | 同組成の深成岩(徐冷) | SiO₂ 量 |
|---|---|---|
| 玄武岩 | 斑れい岩 | 少 |
| 安山岩 | 閃緑岩 | 中 |
| 流紋岩 | 花崗岩 | 多 |
化学組成は玄武岩と同じでも、地下でゆっくり冷えるため大きな結晶が並ぶ点が違います。主な鉱物は輝石・かんらん石・カルシウムに富む長石です。
たとえば、同じ組成のマグマでも、地表に噴き出して急に冷えれば粒の見えない玄武岩になり、地下深くにとどまってゆっくり冷えれば粒のそろった斑れい岩になります。肉眼で結晶を見分けられるかどうかが、区別の手がかりです。
試験では 「玄武岩↔斑れい岩」という火山岩・深成岩の対応が頻出です。「同じ組成でも冷え方(場所)で組織が変わる」という原則を押さえましょう。