この 章で 学ぶこと
春から 初夏は、 草花も 動物も いちばん にぎやかな きせつ。 校庭や 公園に 出かけて、 まわりの 植物 と 動物 を しっかり 観察しましょう。
- 春・初夏に 見られる 植物の すがた を しらべる
- 春・初夏に 見られる 動物の すがた を しらべる
- 色・形・大きさ に ちゃくもくして くらべる
- 生きものと まわりの 環境 の かかわりに 気づく
- 差異点 と 共通点 を 見つけて まとめる
ポイント: 第1章で 学んだ 「くらべて あれ?を 見つける」 を、 じっさいの しぜんで やってみる 章です。 観察カードを わすれずに 持って いきましょう。
1. 校庭の しぜんを 観察しよう
学校の 校庭、 となりの 公園、 通学路 の そば、 おうちの 庭。 みなさんの まわりには、 思ったより たくさんの 生きものが くらして います。
春・初夏に 見やすい 植物(れい)
| なまえ | 見られる ばしょ | 花の 色 |
|---|
| タンポポ | 道ばた・校庭 | きいろ・白 |
| チューリップ | 花だん | 赤・きいろ・白 |
| アブラナ(なのはな) | 野原・畑 | きいろ |
| シロツメクサ(クローバー) | しばふ | 白 |
| オオイヌノフグリ | 道ばた | 青むらさき |
| ホトケノザ | 道ばた | むらさきピンク |
タンポポ (セイヨウタンポポ)。 道ばたや 校庭で よく 見られる。
シロツメクサ (クローバー)。 しばふや 公園で よく 見られる。 葉は ふつう 3まい。
アブラナ (なのはな)。 春に 黄色い 小さな 花を たくさん さかせる。
春・初夏に 見やすい 動物(れい)
| なまえ | 見られる ばしょ | とくちょう |
|---|
| アリ | 地めん・木の 根もと | 行れつで 歩く |
| ダンゴムシ | 石・落ち葉の した | さわると 丸まる |
| ミミズ | 土の 中 | 体が ながい |
| チョウ | 花の まわり | はねが 4まい |
| テントウムシ | 草の 葉 | 赤や きいろ の はね |
| カエル(アマガエル) | 田んぼ・池 | みどり色・湿った 場しょ |
クロオオアリ。 体は 頭・むね・はら の 3つ、 あしは 6本。 行れつで 歩く。
ダンゴムシ (オカダンゴムシ)。 石や 落ち葉の した に いる。 さわると 丸まる。
モンシロチョウ。 はねは 4まい、 あしは 6本。 花の みつを すいに くる。
ナナホシテントウ。 赤い はねに 黒い 点が 7つ。 アブラムシを 食べる。
安全: どくの ある 虫(ハチ・ムカデ・ケムシ)、 どくきのこ、 ウルシなど さわると かぶれる 植物には ぜったいに さわらない。 知らない 生きものを 見つけたら、 まず 先生に きく。
2. 植物の すがた を くらべよう
校庭で 見つけた 植物を、 色・形・大きさ で くらべて みましょう。
くらべる ポイント
- 花の 色(赤・きいろ・白・青・むらさき …)
- 花の 形(丸い・細長い・ふくろの 形 …)
- 葉の 形(細い・まるい・ぎざぎざ・たまご形 …)
- 草の 高さ(地めんに ねている・ひざの 高さ・じぶんと おなじくらい …)
- 生えて いる 場しょ(日なた・日かげ・しめった ところ・かわいた ところ …)
くらべ方の れい(5つの 植物)
| 植物 | 花の 色 | 葉の 形 | 高さ | ばしょ |
|---|
| タンポポ | きいろ | ぎざぎざ | ひくい | 日なたの 道ばた |
| チューリップ | 赤・きいろ | 細長い | ひざ より ひくい | 花だん |
| シロツメクサ | 白い 玉 | 3まいの 葉 | とても ひくい | しばふ |
| アブラナ | きいろ(小さい たくさん) | 大きく ぎざぎざ | ひざ ぐらい | 野原・畑 |
| オオイヌノフグリ | 青むらさき | 小さく まるい | 地めんを はう | 道ばた |
ポイント: こうして 表に して くらべると、 「タンポポも アブラナも きいろ。 でも 花の 形は ぜんぜん ちがう」 と いった 差異点 や 共通点 が ひと目で わかります。
気づきの れい
- タンポポは 日なたの 道ばた、 シロツメクサは しばふ … と、 生えて いる 場しょが ちがう
- 花の 色は きいろが 多い けれど、 形は ぜんぶ ちがう
- 葉の 形だけで 植物の 種類が ある程度わかる
- どの 植物も 地めんから 上に のびて、 根は 土の 中に ある(共通点)
3. 動物の すがた を くらべよう
植物と おなじように、 動物も 色・形・大きさ で くらべて みましょう。
くらべ方の れい(5つの 動物)
| 動物 | 色 | 体の 形 | 大きさ | あしの 数 | ばしょ |
|---|
| アリ | 黒・茶 | 細長い 3つの 部分 | 5mm くらい | 6本 | 地めん・木の 根もと |
| ダンゴムシ | はい色 | だ円・たくさんの 節 | 1cm くらい | 14本 | 石・落ち葉の した |
| ミミズ | 茶ピンク | 細長い ひも | 5〜15cm | なし | 土の 中 |
| チョウ | 白・きいろ ほか | 細長い 3つの 部分 | はね 5cm くらい | 6本 | 花の まわり |
| アマガエル | みどり | 丸い 体・長い あし | 3cm くらい | 4本 | 田んぼ・池 |
ポイント: あしの 数 に ちゃくもくすると、 アリと チョウは 6本 で おなじ なかま、 ダンゴムシは 14本 で ちがう なかま、 ミミズには あしが ない … と グループ分け できます。 6本あしの なかまは 昆虫(こんちゅう) と よばれます(第3章で くわしく 学びます)。
きょうつう する ところ・ちがう ところ
| 見る ところ | きょうつう するもの | ちがうもの |
|---|
| 動く | アリ・ダンゴムシ・チョウ・カエル | ミミズは ゆっくり / チョウは とぶ |
| 目 | ほとんどの 動物に ある | ミミズには 目が ない |
| 口 | みんな 食べる ための 口を もつ | カエルは した、 チョウは くるくる まいた 口 |
4. 生きものと まわりの 環境
しぜんを 観察すると、 「ここに この 生きものが いるのは、 ここに 何かが あるから」 という ことに 気づきます。 生きものは まわりの 環境 と かかわりながら くらして いるのです。
気づきの れい
- 花の まわりに チョウや ハチが あつまる → 花の みつ を のみに 来て いる
- 葉に 虫食いが ある → だれかが 葉を 食べた(青虫など)
- 石の した に ダンゴムシ・アリが いる → くらい・しめった 場しょが すき
- 田んぼ や 池の そば に カエル → 水の あるところが すき
- タンポポは 日なたに 多く、 シロツメクサも 日のあたる 場しょに 多い → 日光が すきな 草
食べる・食べられる のつながり
| はじめ | 食べる もの | だれが |
|---|
| 葉 | アブラムシ・青虫 | 小さな 虫 |
| 小さな 虫 | テントウムシ・カエル | もっと 大きな 動物 |
このように、 生きものは おたがいに かかわって くらして いる と いう ことを、 観察から 感じる ことが できます。 4年生・5年生で もっと くわしく 学びます。
5. しぜんの きまりごと(生命を 大切にする 心)
しぜんを 観察する とき、 生きものは みんな いっしょうけんめい 生きている ことを わすれない で ください。
観察の マナー
- 必要 ないかぎり 持ち帰らない — 見たら そっと もとに もどす
- 採るのは ほんとうに 必要な とき だけ — たくさん採ると しぜんの バランスが くずれる
- 石を ひっくり返したら、 もとに もどす — 石の した の 生きものの すみかを こわさない
- どくの ある 生きものに さわらない — 自分の 身を まもる
- 観察の あとは 手を あらう — まれに 虫や 土から 病気を もらうことが ある
ポイント: 「しぜんを 大切に する」 と いう のは、 「さわらない」 と いう ことだけでは ありません。 「よく見て、 学んで、 こわさず もとに もどす」 ことが しぜんとの つきあい方です。
6. ふりかえり
- [ ]春・初夏に 見られる 植物を 5つ いえる
- [ ]春・初夏に 見られる 動物を 5つ いえる
- [ ]植物を 色・形・大きさ で くらべて 表に まとめられる
- [ ]動物を あしの 数 で グループ分け できる
- [ ]生きものが まわりの 環境 と かかわって 生きていることを せつめい できる
- [ ]観察の マナー(採りすぎない・石を もとに もどす など)を まもれる
この 章の 安全配慮
- どくの ある 虫(ハチ・ムカデ・ケムシ)には ぜったい さわらない
- どくきのこ・ウルシ・かぶれる 植物には さわらない
- 知らない 生きものは まず 先生に きく
- 観察の あとは せっけんで 手を あらう
- 採るのは 必要な ときだけ、 たくさん 採らない
次の 章: 第3章では、 動物の なかから 昆虫(こん虫) に ちゅう目します。 6本あしの なかまの そだち方 と 体の つくり を、 飼育を 通して くわしく 学びましょう。