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国語こくご 3年生ねんせい

物語ものがたりを よむ — 場面ばめんの 移り変わりうつりかわりと 気持きもちの 変化へんか

最終さいしゅう確認かくにん日び:

はじめに

この 章しょう では、 物語ものがたり を ただ 読よむ の では なく、 場面ばめん の 移り変わりうつりかわり と 登場とうじょう人物じんぶつ の 気持きもち の 変化へんか を 結むすび つけて 読よむ 方法ほうほう を 学まなび ます。

この 章しょう で でき る よう に なる こと:

  • 場面ばめん の 区切くぎり を 見みつけ られる
  • 登場人物とうじょうじんぶつ の 気持きもち を 言葉ことば や 行動こうどう から 読よみ取とれる
  • 場面ばめん が 変かわる と 気持きもち が どう 変かわる か を 説明せつめい できる
  • 友達ともだち と 感想かんそう を つたえ合あい、 一いち人にん一いち人にん の 感かんじ方かた の ちがい に 気き付つける

1. 物語ものがたり を 読よむ 基本きほん

物語ものがたり に は かならず 次つぎ の 4 つ が あります。

要素ようそ何なに を さがす
場面ばめんいつ・どこ で・だれ が
登場人物とうじょうじんぶつ主人公しゅじんこう と まわり の 人ひと
出来事できごとどんな こと が おきた か
気持きもち登場とうじょう人物じんぶつ が どう 思おもった か

場面ばめん が 変かわる 印しるし は 「次つぎ の 日ひ」「公園こうえん を 出でる と」「いっぽう」 など。 改行かいぎょう や 一行いっこう空あき が 目印めじるし に なる こと も あります。

2. 自作じさく物語ものがたり 1 — 「あおぞら を わたる ふうせん」(Studia オリジナル)

ぼく は 公園こうえん で 赤あかい ふうせん を 買かって もらった。 風かぜ が 強つよかった ので、 手て を しっかり に ぎって いた のに、 ふと 空そら を 見上みあげた すきに、 ふうせん は 手て から はなれて しまった。 「あ!」 と さけぶ ぼく の 声こえ だけ を のこ して、 ふうせん は ぐん ぐん 高たかく 上のぼって いった。

森もり の 上うえ を ふうせん が とんで いく。 木き の えだ に ひっかか りそう に なって も、 ふうせん は するり と すりぬけ た。 リス が 顔かお を 出だして 「な に?」 と 言いう よう に 見みて いた。

海うみ に 出でた。 ふうせん は 波なみ の 上うえ を かすめる よう に とんで いく。 カモメ が となり に ならんで しばらく 一いちしょ に 飛とんで くれた。 ふうせん は さみしく なかった。

山やま の 上うえ で、 ふうせん は すこし つかれて 下した に 降おりた。 そこ に は 小ちいさな 村むら が あった。

一いち人にん の 女おんな の 子こ が 庭にわ で 空そら を 見上みあげて いた。 風かぜ に のって 静しずか に 落おちて きた 赤あかい ふうせん を、 女おんな の 子こ は 両手りょうて で うけ とめた。 「ありがとう、 風かぜさん」。 女おんな の 子こ は うれし そう に わらった。 ふうせん は ようやく 家いえ を 見みつけた よう に 安心あんしん した。

場面ばめん の 表ひょう を つくる

場面ばめん場所ばしょ出来事できごとふうせん の 気持きもち
1公園こうえん手て から はなれるおどろき・不安ふあん
2森もり木き を すりぬけるスリル
3海うみカモメ と 飛とぶさみしくない
4山やま一度いちど おりるつかれた
5村むら女おんな の 子こ に 受うけ とめ られる安心あんしん・うれしい

気持きもち が 「不安ふあん → スリル → さみしくない → つかれた → うれしい」 と 場面ばめん と ともに 変かわって いる こと が わかり ます。

3. 自作じさく物語ものがたり 2 — 「おじいちゃん の 古ふるい ラジオ」(Studia オリジナル)

雨あめ の 日にち の 午後ごご、 ぼく は 屋根やねうら 部屋へや で 古ふるい 木き の 箱はこ を 見みつけた。 ふた を あける と、 中なか に は ほこり を かぶった 茶色ちゃいろ い ラジオ が 入はいって いた。 おじいちゃん が 子こども の こ ろ に つかって いた もの ら しい。

でんげん を 入いれる と、 「ザ…ザザ…」 と いう 音おと が した。 つまみ を ゆっくり 回まわす と、 ふいに 子こども の 笑わらい 声こえ が 聞きこえて きた。 「タロウ、 早はやく こっち へ 来こい よ!」 — タロウ は おじいちゃん の 名前なまえ だ。

ぼく は 思おもわず 息いき を のんだ。 こ の ラジオ は、 おじいちゃん が 子こども だった ころ の 声こえ を 流ながして いる の だ ろ う か。 ま どべ で 雨あめ を ながめて いた おじいちゃん が、 部屋へや に 入はいって きた。

「ほう、 これ を 見みつけ たか」。 おじいちゃん は ラジオ に 手て を 当あてて、 しずか に わらった。 「物もの は 古ふるく なっても、 中なか に は 思おもい出で が ぎゅっと つまって いる ん だ よ」。

ぼく は ラジオ を そっと 抱だきしめた。 古ふるい もの に も、 こ んなに あたた かい 物語ものがたり が ある。

性格せいかく・情景じょうけい の 描写びょうしゃ に 注目ちゅうもく

  • 「し ずか に わらった」 「そっと 抱だきしめた」 → 人物じんぶつ の 性格せいかく が やさし さ で にじむ
  • 「雨あめ の 日ひ」 「ほこり を かぶった」 「ザ…ザザ…」 → 古ふるさ・しっとり と した 情景じょうけい が 浮うかぶ

4. 場面ばめん の 移り変わりうつりかわり と 気持きもち を 結むすび つける

物語ものがたり を 深ふかく 読よむ に は、 「場面ばめん が 変かわった とき に、 気持きもち が どう 変かわった か」 を 結むすび つけて 考えかんがえ ます。

練習れんしゅう: 物語ものがたり 1 で、 ふうせん の 気持きもち が 一番いちばん大おおきく 変かわった の は どこ ですか? 答えこたえ: 「山やま で 一度いちど おりた」 → 「村むら で 受うけ とめ られる」 の 場面ばめん。 「つかれた」 から 「うれしい」 へ。 場所ばしょ と 出会であい が 変かわった こと で 気持きもち も 変かわって い ます。

5. 感想かんそう を 伝つたえ 合あおう

同おなじ 物語ものがたり を 読よんでも、 友達ともだち と 感かんじ方かた が ちがう こと が あります。 「ぼく は カモメ の 場面ばめん が 一番いちばん好すき」 「私わたし は 女おんな の 子こ の 笑顔えがお に ぐっと き た」 と 伝つたえ 合あう と、 自分じぶん の 読よみ が もっと 深ふかまり ます。 一いち人にん一いち人にん の 感かんじ方かた の ちがい は、 読書どくしょ の おもしろ さ の 一ひとつ です。

6. まとめ

  • 物語ものがたり は 場面ばめん の 区切くぎり を 見みつける と わかりやすい
  • 登場人物とうじょうじんぶつ の 気持きもち は 言葉ことば・行動こうどう・情景じょうけい から 読よみ取とる
  • 場面ばめん が 変かわる と 気持きもち も 変かわる。 そ の 結むすび つき を 考かんがえる
  • 感想かんそう を 伝つたえ 合あう と 読よみ が 深ふかまる

次つぎ の 章しょう では、 説明せつめい文ぶん を どう 読よむ か を 学まなび ます。

この教材きょうざいは役やくに立たちましたか?
学がく習しゅうロードマップ(10件けん)
  1. 13 年ねん生せいで ならう 漢字かんじ(まえ)100 字じ と 部首ぶしゅ(へん・つくり)
  2. 23 年ねん生せいで ならう 漢字かんじ(あと)100 字じ と 部首ぶしゅ(かんむり・あし・たれ・かまえ・にょう)
  3. 3ぶんの きまり — 修飾しゅうしょくと被ひ修飾しゅうしょく・こそあど言葉ことば・つなぎ言葉ことば・敬けい体たいと常体じょうたい
  4. 4送りがなおくりがな・改行かいぎょう・句読点くとうてん・かぎ「」の 応用おうよう
  5. 5ローマ字ろーまじ — 訓令くんれい式しきと ヘボン式しき の 読よみ・書かき
  6. 6詩し・短歌たんか・俳句はいく・ことわざ・慣用かんよう句く・故事こじ成語せいご
  7. 7物語ものがたりを よむ — 場面ばめんの 移り変わりうつりかわりと 気持きもちの 変化へんか
  8. 8説明せつめい文ぶんを よむ — 段落だんらくの 役割やくわり・考えかんがえと 理由りゆう・要約ようやく
  9. 9書かく — 報告ほうこく・手紙てがみ・物語ものがたりと 引用いんよう・推敲すいこう
  10. 10話はなす・聞きく — 順序じゅんじょ立たてて 話はなし、 司会しかい・話し合いはなしあい を する