はじめに
この章では、 3 年生の漢字 200 字のうち前半 100 字 と、 漢字を組み立てる 部首(へん・つくり) のきほんを学びます。
この章でできるようになること:
- 「氵さんずい」「木きへん」 などの へん がわかる
- 「刂りっとう」「頁おおがい」 などの つくり がわかる
- 季節・自然・体・動作の漢字が読めて書ける
- 漢字辞典 を 3 つの索引で引ける
ポイント:部首がわかると、 はじめて見る漢字でも意味の見当がつきます。
1. 漢字は 「部首」 というブロック
おさらい — 1・2 年生でならった漢字のおおくは 象形文字(ものの形をえにした字) でした。
山。 山の形をそのままえにした字。
川。 川の流れを縦線で表した字。
月。 三日月の形を元にした字。
木。 幹・枝・根の形をえにした字。
3 年生からは、 これらの 象形文字を組み合わせて作った字(会意・形声) が増えます。 まずは部首で漢字をブロックに分ける見方を学びましょう。
「海・池・湖・港・流」 はぜんぶ左がわに 「氵」 があります。 この共通部分が 部首 です。 部首はつく場所で 6 種類に分かれます。
| 種類 | 場所 | れい |
|---|
| へん | 左 | 氵・木・言・亻 |
| つくり | 右 | 刂・頁・力 |
| かんむり | 上 | 艹・宀 |
| あし | 下 | 心・灬 |
| たれ | 上左 | 厂・广 |
| にょう・かまえ | まわり | 辶・囗 |
この章では へんとつくり、 次章で残り 4 種類を学びます。
2. 「へん」 の代表
氵さんずい = 水に関係する部首。 湖(みずうみ)・港(みなと)・流(なが-れる)・泳(およ-ぐ)・湯(ゆ)・消(き-える)・深(ふか-い) など。 「氵」 がつけばほとんど水と関係があります。
ほかに 木きへん = 木・植物(植・根・橋)、 言ごんべん = 話す(詩・記・調)、 亻にんべん = 人(仕・住・使)。
3. 「つくり」 の代表
- 刂りっとう = 刀(列・別)
- 頁おおがい = 頭・顔(題・順)
- 力ちから = 力(助・動)
4. 前半 100 字のおもな漢字
| 漢字 | 音 | 訓 | 例 |
|---|
| 暗 | アン | くら-い | 暗号 |
| 温 | オン | あたた-かい | 温度 |
| 寒 | カン | さむ-い | 寒気 |
| 湖 | コ | みずうみ | 湖畔 |
| 暑 | ショ | あつ-い | 残暑 |
| 育 | イク | そだ-つ | 体育 |
| 球 | キュウ | たま | 野球 |
| 指 | シ | ゆび | 指先 |
| 歯 | シ | は | 前歯 |
ほかに央・岸・根・飲・級・急・持など計 100 字。
5. 「漢」 の書き順 — 13 画
| 漢字 | 画数 | 読み | 部首 | 書き順のポイント(部分別) |
|---|
| 漢 | 13 画 | カン | 氵(さんずい) | ① 左の「氵」(3 画:点・点・はね上げ) → ② 右上の「廿」(4 画) → ③ 右中の「天」/「夫」風部分 → ④ 下のはらい(左・右) |
さんずいは 「点・点・はね」 の 3 画。 1・2 画目は上から下、 3 画目ははね上げます。
やってみよう:国語のノートに実際に書いてみよう。教科書の「漢」 の形をよく見てまねしてみよう。
6. 漢字辞典の 3 つの引き方
知らない漢字をしらべるとき、 漢字辞典 は 3 通りで引けます。
- 音訓索引 — 読みがわかるとき。 50 音順でさがす
- 部首索引 — 部首から残りの画数でさがす
- 総画索引 — どちらもわからないとき。 ぜんぶの画数でさがす
「湖」 をしらべるなら、 部首索引で 「氵」(3 画)→ 残り 9 画でさがすと早いです。
7. まとめ
- 漢字は 部首 でできている
- へん は左、 つくり は右
- 漢字辞典は音訓・部首・総画の 3 つで引ける
次の章では、 後半 100 字と残りの部首を学びます。
8. この章で出てきた漢字一覧
書き順つき
書き順を見るとき: 上の図は KanjiVG (CC BY-SA 3.0、 言語学者監修) を使って正しい書き順を表示しています。