ものがたりを よむ
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この しょうで まなぶ こと
この しょうでは、ものがたりを たのしく よむ ための こつを まなびます。
この しょうが おわるころには、つぎの ことが できるように なっています。
- ものがたりに だれが 出て くるか わかる
- いつ・どこ・なにを して いるか わかる
- はなしの じゅんばん(はじめ・なか・おわり)を 追える
- 登場人物の きもちを かんがえられる
ポイント: ものがたりは、こえに 出して ゆっくり よむと、もっと たのしく なります。
1. ものがたりには だれが でて くる?
ものがたりに 出て くる ひとや どうぶつの ことを 登場人物と いいます。人とは 限らず、ねこ・いぬ・きつね、ときには おもちゃや くもも 登場人物に なります。
ものがたりを よむ ときは、だれが 出て きたかを まず みつけましょう。
やってみよう: お家の ほんだなに ある 絵本を 1冊 とって、登場人物を かぞえてみましょう。なんにん(なんびき)出て きますか?
2. ばめんって なあに?
いつ、どこで、なにが おこったか。これを まとめて 場面と いいます。
| ばめんの よみかた | れい |
|---|---|
| いつ | あさ・ひる・よる・あるひ・なつ |
| どこ | もり・がっこう・家・川の そば |
| だれ | きつね・おばあちゃん・わたし |
| なにを した | てがみを かいた・おにぎりを つくった |
場面が かわる ところで、はなしは つぎへ すすみます。
ポイント: 「あるひ の あさ」「ゆうがた」「つぎの ひ」など、じかんを あらわす ことばに きを つけると、場面の かわりめが よく わかります。
3. はなしの じゅんばん
ものがたりには、たいてい つぎの 3 つの じゅんばんが あります。
- はじめ: だれが、どこで、なにを して いたか
- なか: なにか できごとが おこる
- おわり: その あと どう なったか
この じゅんばんを つかんで おくと、ものがたりが あたまに すっと はいって きます。
4. きもちを よみとろう
登場人物の きもちを かんがえるのも、ものがたりの たのしみです。
| きもちの ことば | どんな とき? |
|---|---|
| うれしい | ほしい ものが もらえた・ともだちに あえた |
| かなしい | たいせつな ものを なくした |
| びっくり | おもわない ことが おこった |
| どきどき | こわい・たのしみで まてない |
ことばに 出て いなくても、どうぶつの うごき(しっぽを ふる・うつむく)や、はなしの ながれから きもちは よみとれます。
ものがたり 1 「きつねの おてがみ」
この ものがたりは スタディアの オリジナル です。
あるひの ゆうがた、こぎつねの コンは 木の 下で てがみを かきました。
「あしたの あさ、大きな 木の 下で あいましょう。 コンより」
てがみを くるっと まるめて、風に のせて 飛ばしました。
てがみは ふうわりと いって、川のそばで あそんで いた うさぎの ミミの 足元に 落ちました。ミミは てがみを ひろって、「だれかに 用が あるのね」と 思い、森の 中へ 届けに はしりました。
ところが てがみは また 風に さらわれて、くるくる まわりながら、こんどは ふくろうの おじいさんの 木の 上に とまりました。ふくろうは てがみを くわえて、そっと 下へ 運びました。
つぎの あさ、大きな 木の 下に、こぎつねの ともだちの タヌキくんが たって いました。てがみは ちょうど タヌキくんの 手に とどきました。
コンが はしって くると、タヌキくんは てがみを にこにこ しながら 見せました。
「とどいたね。」「うん、とどいたよ。」
ふたりは 大きな 木の 下で、ながい あいだ おしゃべりを しました。
よみとり もんだい:
- このはなしの 登場人物は だれ ですか? ぜんぶ こたえましょう。
- コンが てがみを 飛ばしたのは、いつ ですか?
- おわりで、コンと タヌキくんは どんな きもち だったと おもいますか?
ものがたり 2 「おばあちゃんの おにぎり」
この ものがたりは スタディアの オリジナル です。
なつの まんなかの ひ、はなこは おばあちゃんの 家に 来ました。
「おばあちゃん、きょうの おひるは なあに?」
はなこが きくと、おばあちゃんは にっこり わらって、「はなこの すきな、大きな おにぎりだよ」と いいました。
おばあちゃんは 米を ふっくら たいて、手の ひらで やさしく にぎります。ぎゅっ、ぎゅっ。しおを つけて、まるく して、のりを まきました。
おさらの 上には、三つの おにぎりが ならびました。
「いただきます。」
はなこは ひとくち かぶりつきました。あたたかい。しおの あじと、のりの においが しました。
「おばあちゃんの おにぎり、世界で いちばん おいしい。」
はなこが いうと、おばあちゃんは まえよりも もっと にっこり わらいました。
よみとり もんだい:
- はなしの ばめんは いつ・どこ ですか?
- おばあちゃんは おにぎりに なにを つけましたか?
- はなこは おにぎりを たべて、どんな きもちに なりましたか?
ものがたり 3 「おおきな かぶ」(さいわ)
ロシアの むかしばなしを もとに、スタディアが かきなおしました。
むかしむかし、ある ところに、おじいさんが すんで いました。
おじいさんは はたけに かぶの たねを まきました。
「あまい かぶに そだて。おおきな、おおきな かぶに そだて。」
まいにち みずを やり、やさしく こえを かけました。
やがて、はたけには ほんとうに おおきな、とても おおきな かぶが そだちました。
おじいさんは かぶを ひっぱりました。うんと こえを 出しても、ぬけません。
おばあさんを よびました。おじいさんと おばあさん、ふたりで ひっぱりました。かぶは びくとも しません。
孫むすめの はなを よびました。おじいさん、おばあさん、はな、さんにんで ひっぱりました。それでも かぶは うごきません。
犬の ポチを よびました。よにんと 一ぴきで ひっぱりました。それでも ぬけません。
ねこの タマを よびました。みんなで ひっぱりました。かぶは まだ うごきません。
さいごに、小さな ねずみを よびました。
「みんな、せーの。」
ぐんっ。
かぶは やっと ぬけました。
みんなは おおよろこびで、おおきな かぶを かこんで、わらいあいました。
よみとり もんだい:
- 一ばん さいしょに かぶを ひっぱったのは だれ ですか?
- みんなを よんだ じゅんばんを こたえましょう。
- かぶが ぬけた とき、みんなは どんな きもち だったと おもいますか?
5. ものがたりの よみかたの まとめ
- 登場人物を みつける(だれが 出て くる?)
- 場面を つかむ(いつ・どこ・なに)
- じゅんばんを 追う(はじめ・なか・おわり)
- きもちを かんがえる(うれしい・かなしい・びっくり)
ポイント: すきな ところが あったら、もう 一ど こえに 出して よんでみましょう。何かいも よむと、あたらしい はっけんが あります。
6. よんで かんじた ことを はなそう — かんそう を つたえあう
ものがたりを よんだ あとは、「なにを かんじた か」 を ともだちや おうちの ひと に つたえると、よみが もっと ふかく なります。
つたえる ときの じゅんばん
- すきな ばめん や すきな ひと を ひとつ えらぶ
- なぜ すきか、 りゆう を いう
- その ばめんで じぶん だったら どう する か いう
れい
「わたしは「きつねの おてがみ」 の さいごの ばめん が すきです。 おてがみ を もらって きつねが よろこんだ ところが、 とても あたたかい きもち に なった からです。 わたしも、ともだちに おてがみ を かいて みたい です。」
ともだちの かんそう を きいて みよう
おなじ おはなしを よんでも、ともだちは ちがう ばめん が すき だったり、 ちがう かんじ を もって いる かも しれません。
- 「わたしは あの ばめん が すき だったよ。 ともだちは どこ が すき?」
- 「わたしも おなじ ことを かんじた よ!」
- 「えっ、 そう かんじたの? わたしは ちがう ふうに かんじた」
ちがう かんがえ を きく ことで、 おはなしの たのしみ が ひろがります。
やってみよう: いっしょに ほんを よんだ ひと と、「いちばん すきな ばめん」 を きょうゆう して みよう。 おたがい の りゆう を きく と あたらしい はっけん が あります。
まとめ
- ものがたりには 登場人物・場面・じゅんばん・きもちの 4 つを さがしながら よむ
- ことばに 出て いない きもちは、うごきや ばめんから かんがえる
- おなじ はなしでも、なんかい よむと あたらしい はっけんが ある
- よんだ あと、 ともだち と すきな ばめん・かんそう を つたえあうと よみが ふかまる