この章で学ぶこと
小6 では、 分数のたし算・ひき算・かけ算・わり算を組み合わせた 四則混合 の計算ができるようになります。 ここがしっかりできると、 ほかの章の計算もこわくありません。
- 分数のたし算・ひき算 (通分をする)
- 分数のかけ算 (分母どうし・分子どうしをかける)
- 分数のわり算 (わる数を逆数にしてかける)
- 計算の順序 (かけ算わり算が先、 かっこが先)
ポイント: 分数の計算でいちばん大事なのは、 答えを約分して、 できるだけ簡単な分数にする ことです。 とちゅうで約分できるところは、 先に約分すると計算が楽になります。
1. たし算・ひき算
分母がちがう分数のたし算・ひき算は、 まず 通分 (分母をそろえること) をします。 分母を最小公倍数にそろえると計算が楽です。
例題: 21+31 を計算しましょう。
分母2 と 3 の最小公倍数は 6 なので、 分母を 6 にそろえます。
21+31=63+62=65
検算: 63 は 21、 62 は 31 にもどせる。 合わせて 65。 正しい。
例題: 65−41 を計算しましょう。
分母6 と 4 の最小公倍数は 12。
65−41=1210−123=127
検算: 1210 は 65、 123 は 41。 差は 127。 正しい。
大事: 通分するとき、 分子も分母にかけた数と 同じ数 をかけます。 65 を 12分のいくつにするときは、 分母を 2倍したので分子も 2倍して 1210 です。
2. かけ算
分数のかけ算は、 分母どうし・分子どうしをかける だけです。 とちゅうで約分できるときは、 先に約分すると楽になります。
32×75=3×72×5=2110
例題: 43×98 を計算しましょう。
先に約分します。 3 と 9 は 3 で、 4 と 8 は 4 で約分できます。
43×98=11×32=32
検算: 約分せずに計算すると 4×93×8=3624。 これを約分すると 32。 同じ答えになる。 正しい。
大事: 約分は、 かけ算のときだけ とちゅうでできます。 たし算・ひき算のときに、 ななめに約分してはいけません。
3. わり算
分数のわり算は、 わる数の分母と分子を入れかえた数 (逆数) をかける と計算できます。
32÷54=32×45=1210=65
例題: 83÷49 を計算しましょう。
わる数49 の逆数は 94 なので、
83÷49=83×94=61
検算: 8×93×4=7212、 約分して 61。 正しい。
ポイント: 逆数とは、 かけると 1 になる数のことです。 94 の逆数は 49。 整数5 の逆数は 51 です (5 は 15 と考える)。
4. 四則混合と計算の順序
たし算・ひき算・かけ算・わり算がまじった計算では、 かけ算・わり算を先に、 たし算・ひき算はあと、 かっこがあればかっこの中を先に計算します。
例題: 21+32×43 を計算しましょう。
先にかけ算をします。 32×43=21 (約分して)。
21+21=1
検算: 32×43=126=21 (∘)。 21+21=1。 正しい。
例題: (43−21)÷81 を計算しましょう。
まずかっこの中を計算します。 43−21=43−42=41。
41÷81=41×18=48=2
検算: 41 の中に 81 は 2個分入る。 たしかに 2。 正しい。
大事: 計算の順序は 「かっこ → かけ算わり算 → たし算ひき算」 の順。 分数になっても、 この順序は整数や小数のときと同じです。
どう問われるか
- 計算問題では 「32+61×2」 のような 四則混合 の計算が定番です。
- かっこをふくむ分数の計算もよく出ます。 かっこの中を先に計算しましょう。
- 文章題では、 分数のかけ算わり算を使って 「43 m の重さが 32 kg のとき、 1 m の重さは何 kg か」 のような問題が出ます。
まとめ
- たし算・ひき算は通分してから (最小公倍数にそろえる)
- かけ算は分母どうし・分子どうしをかける、 とちゅうで約分できる
- わり算はわる数の逆数をかける
- 計算の順序は 「かっこ → かけ算わり算 → たし算ひき算」
- 答えはいつも約分して、 できるだけ簡単な分数に
次章では、 x などの文字を使って数や数量を表す 文字と式 を学びます。