名詞の複数形・冠詞・代名詞
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この章で学ぶこと
- 名詞がたくさんあるときの形、複数形の作り方(-s / -es の付け方)
- 少しだけある不規則な複数形(man → men など)
- 冠詞 a / an / the の基本的な使い分け
- 代名詞の3つの形(主格・所有格・目的格)の対応表
英語では、ものや人を表すことば(名詞)が「1つ」か「2つ以上」かで形が変わります。また、名詞の前には a や the のような小さなことば(冠詞)が付きます。さらに、「私は」「私の」「私を」のように、同じ「私」でも文の中での役わりによってことばが変わります。この章では、この3つをまとめて学びます。英検5級の問題でとてもよく出るところなので、ていねいに見ていきましょう。
ポイント: むずかしく見えますが、ルールはどれもシンプルです。表を見ながら、声に出して何度か読むと自然と身につきます。
名詞の複数形(2つ以上のときの形)
名詞が2つ以上あるときは、ことばの形を「複数形」に変えます。多くの場合、名詞のうしろに -s を付けるだけです。
- a book(1冊の本) → two books(2冊の本)
- a dog(1匹の犬) → three dogs(3匹の犬)
このように「2つ」「3つ」と数えられる名詞は、2つ以上になると -s が付くと覚えましょう。
-s / -es の付け方のルール
うしろに何を付けるかは、ことばの終わりの文字によって少し変わります。下の表で確認しましょう。
| 名詞の終わり方 | 付け方 | 例 |
|---|---|---|
| ふつう | -s を付ける | book → books, pen → pens |
| s, x, ch, sh で終わる | -es を付ける | box → boxes, bus → buses, watch → watches, dish → dishes |
| 「子音字 + y」で終わる | y を i に変えて -es | city → cities, baby → babies |
| 「母音字 + y」で終わる | そのまま -s | boy → boys, day → days |
「s, x, ch, sh で終わる語に -es」というのは、声に出すと「ズ」「イズ」と読みやすくするためです。box が「ボックスィズ」のようになるイメージです。
ポイント: y で終わる語は、yの前が子音字(a・i・u・e・o 以外)か母音字かで変わります。city(tは子音字)は cities、boy(oは母音字)は boys です。
少しだけある不規則な複数形
-s や -es を付けない、形が変わる名詞もあります。数は少ないので、出てきたものを少しずつ覚えれば大丈夫です。
| 単数(1つ) | 複数(2つ以上) | 意味 |
|---|---|---|
| man | men | 男の人 |
| woman | women | 女の人 |
| child | children | 子ども |
| foot | feet | 足 |
例文で見てみましょう。
- I have two cats.(わたしはネコを2匹かっています。)
- We have three classes today.(きょうは授業が3つあります。)
- Two children are in the park.(2人の子どもが公園にいます。)
注意: 「数えられないもの」もあります。たとえば water(水)や milk(牛乳)は、ふつう -s を付けません。英検5級では、まず「数えられる名詞の複数形」をしっかり覚えれば十分です。
冠詞 a / an / the
名詞の前には、a・an・the という小さなことば(冠詞)が付くことがあります。それぞれ役わりがちがいます。
a と an の使い分け
a と an は、どちらも「(1つの)〜」という意味で、数えられる名詞が1つのときに前に付けます。a と an のどちらを使うかは、次にくることばの「音」で決まります。
- 次のことばが母音の音(ア・イ・ウ・エ・オに近い音)で始まる → an
- それ以外(子音の音)で始まる → a
| 使うもの | 条件 | 例 |
|---|---|---|
| a | 子音の音で始まる語の前 | a book, a dog, a pen, a cat |
| an | 母音の音で始まる語の前 | an apple, an egg, an orange, an umbrella |
例文で見てみましょう。
- I have a pen.(わたしはペンを1本持っています。)
- This is an apple.(これはリンゴです。)
- She is a student.(彼女は学生です。)
ポイント: 大事なのは「文字」ではなく「音」です。apple は a・i・u・e・o の「ア」の音で始まるので an apple になります。まよったら、その語を声に出して始まりの音を確かめましょう。
the の使い方
the は、「(その)〜」のように、話している人どうしが「どれのことか」わかっているものに付けます。a / an が「(どれでもいい)1つの〜」を表すのに対して、the は「(あの・その)特定の〜」を指すイメージです。
- Open the door, please.(そのドアを開けてください。)※どのドアか、おたがいわかっている
- I like the cat.(わたしはそのネコが好きです。)※前に話に出たネコなど
a / an とちがい、the は単数でも複数でも使えます。英検5級では、まず「a / an は1つのとき」「the はおたがいわかっているもの」という大きなちがいをつかんでおけば大丈夫です。
代名詞(I・my・me のなかま)
「田中さん」「その本」などの名前を、何度もくり返すのは大変です。そこで、「彼」「それ」のように言いかえることばを使います。これを代名詞といいます。
代名詞は、文の中での役わりによって形が変わります。大きく3つの形があります。
- 主格(〜は・〜が)… 文の主語になる形
- 所有格(〜の)… 「だれのものか」を表す形。うしろに名詞がくる
- 目的格(〜を・〜に)… 動作を受ける相手などを表す形
3つの形の対応表
| 主格(〜は) | 所有格(〜の) | 目的格(〜を) | 意味 |
|---|---|---|---|
| I | my | me | わたし |
| you | your | you | あなた・あなたたち |
| he | his | him | 彼 |
| she | her | her | 彼女 |
| it | its | it | それ |
| we | our | us | わたしたち |
| they | their | them | 彼ら・それら |
you と it は、形が同じところがあるので少し楽ですね。
例文で形のちがいを見てみよう
- 主格: She is my friend.(彼女はわたしの友だちです。)
- 所有格: This is my bag.(これはわたしのかばんです。)
- 目的格: Please help me.(わたしを手伝ってください。)
同じ「わたし」でも、文の中の場所によって I → my → me と変わっているのがわかりますね。
- He likes music.(彼は音楽が好きです。)→ 主語なので he
- I know him.(わたしは彼を知っています。)→ 「彼を」なので him
- This is his pen.(これは彼のペンです。)→ 「彼の」なので his
ポイント: 見分け方のコツは、「日本語にしたとき何で終わるか」です。「〜は・〜が」なら主格、「〜の」なら所有格、「〜を・〜に」なら目的格です。まよったら日本語の最後を見ましょう。
注意: 所有格のうしろには、ふつう名詞がきます(my bag, his pen)。「これはわたしのです」のように名詞を付けないときは mine(わたしのもの)のような別の形を使いますが、これは上の級でくわしく学びます。5級では「所有格 + 名詞」の形をしっかり覚えましょう。
まとめ
この章では、英検5級でとてもよく出る3つのポイントを学びました。
- 名詞の複数形: 2つ以上のときは -s を付けるのが基本。s・x・ch・sh で終わる語は -es、「子音字 + y」は y を i に変えて -es(city → cities)。man → men, child → children などの不規則な形も少しずつ覚える。
- 冠詞 a / an / the: a・an は数えられる名詞が1つのとき。次の語が母音の音で始まれば an、そうでなければ a。the は「おたがいどれのことかわかっているもの」に付ける。
- 代名詞: 文の中の役わりで形が変わる。「〜は」は主格(I)、「〜の」は所有格(my)、「〜を」は目的格(me)。表を見て対応をつかもう。
どれも短い英文を正しく読み書きするための土台になります。例文を声に出して読み、自分でも文を作ってみると、もっとしっかり身につきます。
ポイント: 「名詞 → 1つか2つ以上か」「冠詞 → 音で a / an を決める」「代名詞 → 役わりで形が変わる」。この3つを思い出せれば、英検5級の問題はぐっと解きやすくなります。
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