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この章では、英語の文の中でもよく使う、便利な形を2つ学びます。1つめは「〜できる」を表す can の文、2つめは「〜しなさい」「〜しよう」とさそう 命令文 です。どちらも英検5級でよく出てきますが、ルールはとてもシンプルです。例文をたくさん声に出して、形に慣れていきましょう。
ポイント: この章のコツは「動詞の形に注目する」ことです。can の後ろも、命令文の文のはじめも、どちらも 原形(もとの形)の動詞を使います。これが分かれば半分はクリアです。
can は「〜できる」という意味を表す言葉です。動詞を助ける役わりをするので、助動詞と呼ばれます。「泳げる」「歌える」「ピアノをひける」など、できることを言いたいときに使います。
使い方はかんたんで、can のすぐ後ろに動詞の原形を置くだけです。原形とは、動詞のもとの形のことです。
| 日本語 | 英語 |
|---|---|
| わたしは泳げます。 | I can swim. |
| 彼は速く走れます。 | He can run fast. |
| わたしたちは英語を話せます。 | We can speak English. |
| メアリーはピアノをひけます。 | Mary can play the piano. |
ふつう、主語が he や she のとき動詞には s がつきます(He plays tennis. のように)。でも、can を使うときは s をつけません。can の後ろは、いつでも動詞の原形のままです。
「can のときは plays ではなく play」——ここをまちがえやすいので気をつけましょう。
ポイント: can の形は、主語が I でも you でも he でも they でも、ぜんぶ同じ「can」です。He cans … のように can に s をつけることもありません。とても覚えやすいですね。
「〜できない」と言いたいときは、can の後ろに not を置きます。多くの場合、くっつけて cannot と1語で書くか、みじかくした can't を使います。
| 日本語 | 英語 |
|---|---|
| わたしは泳げません。 | I cannot swim. |
| わたしは泳げません。(みじかい形) | I can't swim. |
| 彼女は今、来られません。 | She can't come now. |
| わたしはこの本を読めません。 | I can't read this book. |
会話では can't がよく使われます。書くときも話すときも、can't を使えると自然です。否定文でも、後ろの動詞は原形のままです。
注意: 「できない」の not は、cannot のように can とくっつけて1語で書くのがふつうです。can not と2語に分けても意味は同じですが、テストでは cannot か can't を使うとよいでしょう。
「〜できますか」とたずねるときは、can を主語の前に出します。文のはじめを Can にして、最後にクエスチョンマーク(?)をつけます。
| 日本語 | 英語 |
|---|---|
| あなたは泳げますか。 | Can you swim? |
| 彼はギターをひけますか。 | Can he play the guitar? |
| あなたは中国語を話せますか。 | Can you speak Chinese? |
答え方は次のようにします。Yes か No で答えて、その後ろに can / can't を使います。
たとえば「Can you swim?(泳げますか)」と聞かれたら、
と答えます。聞かれた主語に合わせて、答えの主語も変えます。「Can he ski?(彼はスキーができますか)」なら「Yes, he can. / No, he can't.」と答えます。
ポイント: can の疑問文には、be動詞(is, are)や do を使いません。Can で始めて、can で答える——このペアを覚えておきましょう。
「Can you 〜?」は「〜できますか」だけでなく、「〜してくれますか」とおねがいするときにも使えます。
このときは「Sure.(いいですよ)」「OK.(わかりました)」などと答えます。
つぎは 命令文 です。命令文は、相手に「〜しなさい」「〜して」と言うときの文の形です。
作り方はとてもかんたんで、主語を置かず、動詞の原形から文を始めるだけです。ふだんの文にある I や You などの主語を取って、動詞でスタートします。
| 日本語 | 英語 |
|---|---|
| すわりなさい。 | Sit down. |
| この本を読みなさい。 | Read this book. |
| ここに来て。 | Come here. |
| しずかにしなさい。 | Be quiet. |
「しずかにしなさい」は Be quiet. のように be動詞も原形の Be から始めます。
ポイント: 命令文は「動詞ではじまる文」と覚えると分かりやすいです。主語がいらないので、ふつうの文より少しみじかくなります。
命令文だけだと、少し強い言い方になることがあります。Please(どうぞ・〜してください) をつけると、ていねいなお願いになります。Please は文のはじめにつけても、文の終わりにつけてもかまいません。
| 日本語 | 英語 |
|---|---|
| ドアを開けてください。 | Please open the door. |
| ドアを開けてください。 | Open the door, please. |
| こちらに来てください。 | Please come here. |
文の終わりにつけるときは、Please の前にコンマ(,)を置きます。
「〜してはいけません」「〜しないで」と言いたいときは、命令文の前に Don't をつけます。Don't は do not をみじかくした形です。
| 日本語 | 英語 |
|---|---|
| ここで走ってはいけません。 | Don't run here. |
| この本を開けてはいけません。 | Don't open this book. |
| 心配しないで。 | Don't worry. |
| おそくなってはいけません。 | Don't be late. |
「Don't be late.」のように、be動詞の命令文を否定するときも、前に Don't をつけます。
注意: 否定の命令文でも、Don't の後ろは動詞の原形です。Don't runs … のように s はつけません。命令文では、いつでも原形を使うと覚えておきましょう。
最後に、相手をさそうときに使う Let's 〜 を学びます。Let's は「(いっしょに)〜しましょう」という意味で、Let's の後ろに動詞の原形を置きます。Let's は Let us をみじかくした形です。
| 日本語 | 英語 |
|---|---|
| テニスをしましょう。 | Let's play tennis. |
| いっしょに歌いましょう。 | Let's sing together. |
| 昼ごはんを食べましょう。 | Let's eat lunch. |
| 公園へ行きましょう。 | Let's go to the park. |
「Let's 〜」とさそわれたら、次のように答えます。
ポイント: Let's の後ろも、やっぱり動詞の原形です。この章で出てきた can・命令文・Don't・Let's は、すべて動詞の原形を使うという共通点があります。ここを押さえれば、まとめて覚えられます。
この章では、「〜できる」を表す can の文と、相手に何かをうながす 命令文 を学びました。大事なポイントをふり返りましょう。
共通するコツは、どれも動詞の原形を使うことです。この1点を覚えておけば、形をまちがえにくくなります。例文を何度も声に出して、自分でも作ってみましょう。
be動詞の使い分けを確認する一問一答です。