この章では、不定詞と動名詞を学びます。どちらも「〜すること」のように、動詞を名詞のように使うための形です。少しむずかしく感じるかもしれませんが、例文をたくさん見れば自然と慣れます。
この章で学ぶこと
- 不定詞(to + 動詞の原形)の3つの使い方
- 動名詞(動詞の 〜ing形)が「〜すること」を表すこと
- want to / like to のように、不定詞といっしょに使う動詞
- enjoy 〜ing / finish 〜ing のように、動名詞といっしょに使う動詞
ポイント: 不定詞は to + 原形、動名詞は 〜ing という形です。どちらも「〜すること」を表せますが、いっしょに使う動詞が決まっているものもあります。形と意味をセットで覚えましょう。
不定詞(to + 動詞の原形)
不定詞は、to + 動詞の原形(to play, to eat, to go など)の形です。動詞を名詞・形容詞・副詞のようなはたらきに変えます。to のあとは、主語が何でもいつも原形です。
不定詞には、大きく3つの使い方があります。
1. 名詞的用法(〜すること)
「〜すること」という意味で、文の主語や目的語になります。
- I like to play soccer.(わたしはサッカーをすることが好きです。)
- My dream is to be a doctor.(わたしの夢は医者になることです。)
- I want to drink water.(わたしは水を飲みたいです。)
2. 形容詞的用法(〜するための・〜すべき)
名詞のうしろについて、「〜するための」「〜すべき」と説明します。
- I have a lot of work to do.(わたしはやるべき仕事がたくさんあります。)
- Do you have something to eat?(何か食べるものはありますか。)
3. 副詞的用法(〜するために)
動作の目的「〜するために」を表します。
- I went to the library to study.(わたしは勉強するために図書館へ行きました。)
- She got up early to catch the train.(かのじょは電車に間に合うために早く起きました。)
ポイント: 「〜するために」と理由・目的を答えるとき、不定詞がよく使われます。Why 〜? の答えで「To 〜.(〜するためです)」と言うこともできます。
不定詞とよく使う動詞
いくつかの動詞は、すぐ後ろに「to + 原形」をとります。4級でよく出るものを覚えましょう。
| 動詞 + to 〜 | 意味 | 例 |
|---|
| want to 〜 | 〜したい | I want to go home.(家に帰りたい。) |
| like to 〜 | 〜するのが好き | I like to read.(読書が好き。) |
| need to 〜 | 〜する必要がある | You need to rest.(休む必要がある。) |
| try to 〜 | 〜しようとする | He tried to help us.(手伝おうとした。) |
| would like to 〜 | 〜したい(ていねい) | I'd like to see it.(それを見たいです。) |
注意: want のあとは、いつも to + 原形 です。I want to eat lunch.(昼食を食べたい)が正しく、I want eat lunch. はまちがいです。
動名詞(動詞の 〜ing形)
動名詞は、動詞を 〜ing形(playing, reading, swimming など)にして、「〜すること」という名詞のはたらきにしたものです。形は進行形の ing形と同じですが、こちらは「〜すること」という意味になります。
動名詞は、次のような場所で使われます。
- 主語になる: Reading books is fun.(本を読むことは楽しいです。)
- 目的語になる: I like playing the guitar.(わたしはギターをひくことが好きです。)
- 前置詞のあとにくる: Thank you for helping me.(手伝ってくれてありがとう。)
ポイント: 前置詞(for, at, about など)のすぐ後ろに動詞をつづけるときは、不定詞ではなく動名詞(〜ing)を使います。Thank you for helping(× to help)me. の形に注意しましょう。
動名詞とよく使う動詞
いくつかの動詞は、後ろに「動名詞(〜ing)」をとります。4級でよく出るものを覚えましょう。
| 動詞 + 〜ing | 意味 | 例 |
|---|
| enjoy 〜ing | 〜することを楽しむ | We enjoyed singing.(歌うのを楽しんだ。) |
| finish 〜ing | 〜し終える | I finished doing my homework.(宿題をし終えた。) |
| stop 〜ing | 〜するのをやめる | He stopped talking.(話すのをやめた。) |
注意: enjoy のあとは 〜ing です。I enjoyed to play. ではなく、I enjoyed playing.(遊ぶのを楽しんだ)が正しい形です。
不定詞と動名詞、どちらも使える動詞
like や start などは、不定詞でも動名詞でも、ほぼ同じ意味で使えます。
- I like to read books. = I like reading books.(わたしは本を読むのが好きです。)
- It started to rain. = It started raining.(雨がふり始めました。)
ポイント: 4級では、「want / need は to + 原形」「enjoy / finish は 〜ing」のように、動詞によってどちらをとるかが決まっているものがよく問われます。代表的なものをセットで覚えておきましょう。
まとめ
- 不定詞は to + 動詞の原形。①名詞的(〜すること)②形容詞的(〜するための)③副詞的(〜するために)の3つの使い方がある。
- 動名詞は動詞の 〜ing形で「〜すること」を表し、主語・目的語・前置詞のあとで使う。
- want to / need to / would like to などは不定詞(to + 原形)をとる。
- enjoy / finish / stop などは動名詞(〜ing)をとる。
- like / start などは、不定詞でも動名詞でもほぼ同じ意味で使える。
ポイント: いちばんねらわれやすいのは「want to go」「enjoy going」のような、動詞ごとの形のちがいです。例文ごと覚えると、まちがえにくくなります。