この章では、文の組み立て方に関わる3つのことを学びます。①間接疑問(疑問文を文の一部にする形)、②接続詞の発展、③文型のまとめです。文をしっかり組み立てる力は、長文読解にも英作文にも役立ちます。
この章で学ぶこと
- 間接疑問とは何か(疑問文が文の一部になる形)
- 間接疑問の語順(ふつうの文の順になる)
- 接続詞の発展(that / when / if / because / so / though)
- 文型のまとめ(SVOO・SVOC・make / call + 人 + 〜)
ポイント: この章のいちばんのカギは間接疑問の語順です。疑問文が文の一部になると、「疑問文の順(動詞が前)」ではなく「ふつうの文の順(主語 + 動詞)」になります。ここをまちがえやすいので、しっかりおさえましょう。
間接疑問ってなに?
間接疑問は、疑問文(たずねる文)が、別の文の一部になったものです。「私は〜を知っている」「〜を教えてください」のような文の中に、疑問のことがらが入りこみます。
ふつうの疑問文と、間接疑問をくらべてみましょう。
- ふつうの疑問文: Where does he live?(彼はどこに住んでいますか。)
- 間接疑問: I know where he lives.(私は彼がどこに住んでいるか知っています。)
注意: 間接疑問でいちばん大事なのは、語順がふつうの文(主語 + 動詞)にもどることです。「I know where does he live」はまちがいで、「I know where he lives」が正しい形です。
間接疑問の語順
ふつうの疑問文では、動詞(do / does / is など)が主語の前に出ます。でも、間接疑問では、疑問詞のあとが「主語 + 動詞」のふつうの語順になります。
| ふつうの疑問文 | 間接疑問 |
|---|
| What is this?(これは何ですか。) | I know what this is. |
| Where does she live?(彼女はどこに住んでいますか。) | Tell me where she lives. |
| When did he come?(彼はいつ来ましたか。) | I don't know when he came. |
- do / does / did は、間接疑問では消えて、動詞が主語に合わせた形(lives, came など)になります。
- be動詞(is / are など)は、主語のうしろにもどります。
例文をもう少し見てみましょう。
- Do you know what time it is?(今何時か知っていますか。)
- I don't know why she is sad.(私は彼女がなぜ悲しいのか分かりません。)
- Please tell me how I can get to the station.(駅へどう行けばよいか教えてください。)
ポイント: 間接疑問は「疑問詞 + 主語 + 動詞」の順、と覚えましょう。たずねる文を文の中に入れると、語順はおとなしくふつうの順になる、とイメージするとよいです。
接続詞の発展
4級では when / if / because / that などの接続詞を学びました。3級では、それらをより正確に使い分けたり、新しい接続詞を加えたりします。
| 接続詞 | 意味 | 例 |
|---|
| that | 〜ということ | I think that he is right.(彼は正しいと思います。) |
| when | 〜するとき | When I got home, it was raining.(家に着いたとき、雨がふっていました。) |
| if | もし〜なら | If you are free, let's go out.(もしひまなら、出かけましょう。) |
| because | 〜だから(理由) | I stayed home because I was sick.(病気だったので家にいました。) |
| so | だから(結果) | I was tired, so I went to bed early.(つかれていたので早くねました。) |
| though / although | 〜だけれども | Though it was cold, we played outside.(寒かったけれど、外で遊びました。) |
because と so のちがい
because と so は、どちらも「理由と結果」をつなぎますが、順番が逆になります。
- I was tired, so I went home.(つかれていた、だから家に帰った。)← so の後ろが「結果」
- I went home because I was tired.(家に帰った、なぜならつかれていたから。)← because の後ろが「理由」
注意: because(〜だから)の後ろには「理由」、so(だから)の後ろには「結果」がきます。意味は同じことでも、語順が逆になる点に注意しましょう。
if のあとは現在形(4級の復習)
「もし〜なら」と未来のことを言うときも、if のあとの部分は will を使わず現在形で表します。
- If it rains tomorrow, I will stay home.(もし明日雨がふったら、家にいます。)
文型のまとめ
英語の文には、いくつかの基本の形(文型)があります。3級までに出る代表的なものを整理しておきましょう。
SVOO(〜に…を)
動詞のあとに「人 + 物」が続く形です。give(あげる), show(見せる), tell(伝える), send(送る), teach(教える)などで使います。
- I gave her a book.(私は彼女に本をあげました。)
- He sent me an email.(彼は私にメールを送りました。)
SVOC(〜を…と)
「(目的語)を(…)にする・呼ぶ・名づける」のように、動詞のあとに「目的語 + その説明」が続く形です。
| 形 | 意味 | 例 |
|---|
| call + 人 + 名前 | (人)を〜と呼ぶ | We call him Ken.(私たちは彼をケンと呼びます。) |
| make + 人 + 形容詞 | (人)を〜にする | The news made me happy.(その知らせは私を幸せにしました。) |
| name + 人 + 名前 | (人)を〜と名づける | They named the baby Hana.(彼らは赤ちゃんをハナと名づけました。) |
- This song makes me sad.(この歌は私を悲しくさせます。)
- Everyone calls her Aki.(みんなは彼女をアキと呼びます。)
ポイント: SVOC では、目的語(him)と、その説明(Ken)が「= の関係」になります。call him Ken は「him = Ken(彼 = ケン)」、make me happy は「me = happy(私 = 幸せ)」という関係です。
どう問われる?
この章の文法は、次のような形でよく問われます。
- 大問1・語順整序: 「I don't know where ( ).」の語順を「he lives」と正しくならべさせる間接疑問の語順問題。because / so / though の使い分け。
- 長文読解: so / because / though が、理由や対比を表す手がかりになります。文と文のつながりをつかむのに役立ちます。
- 英作文: because(理由を述べる)や I think that 〜(意見を述べる)は、第9章の意見英作文でも使う大切な形です。
注意: いちばんねらわれるのは、間接疑問の語順(I know where he lives./× I know where does he live.)です。「疑問詞 + 主語 + 動詞」を合言葉にしましょう。
まとめ
- 間接疑問は疑問文が文の一部になった形。語順は「疑問詞 + 主語 + 動詞」のふつうの順にもどる(do / does / did は消える)。
- 接続詞:that(〜ということ), when, if, because(理由), so(結果), though / although(〜だけれども)。
- because の後ろは理由、so の後ろは結果。if のあとは未来でも現在形。
- 文型:SVOO(give 人物)、SVOC(call 人名前/make 人形容詞)。SVOC は目的語とその説明が「= の関係」。
ポイント: この章は文を「組み立てる」力の総まとめです。間接疑問の語順、接続詞のつなぎ方、文型の形——どれも長文読解と英作文の土台になります。例文を声に出して、文の組み立て方を体で覚えましょう。