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理科 2年

動物どうぶつ分類ぶんるい進化しんか

最終確認日:

このしょうまなぶこと

動物どうぶつ地球ちきゅうじょうやく 150 まんしゅられています。 これらを整理せいりして仲間なかまけすることを 分類ぶんるい といいます。 分類ぶんるいのしくみをると、 ばらばらにえた動物どうぶつ共通きょうつう祖先そせんから枝分えだわかれしてわってきた ことがえてきます。 これが 進化しんかかんがかたです。

  • 動物どうぶつ脊椎動物せきついどうぶつ無脊椎動物むせきついどうぶつおおきくけることを
  • 脊椎動物せきついどうぶつ5 つのグループ (魚類ぎょるい両生類りょうせいるい・は虫類ちゅうるい鳥類ちょうるい・ほ乳類にゅうるい) のとくちょうを整理せいりする
  • 無脊椎動物むせきついどうぶつおもなグループ (節足動物せっそくどうぶつ軟体動物なんたいどうぶつ) を
  • 進化しんか とはなにか、 どのような 証拠しょうこ があるかをまな
  • 相同器官そうどうきかん化石かせき進化しんかのしょうこになることを理解りかいする
  • シソチョウなど中間ちゅうかんてき化石かせき意味いみ説明せつめいできる

1. 動物どうぶつおおきなかた

背骨せぼねがあるかないか

動物どうぶつはまず 背骨せぼね (せきつい) のあり・なしおおきく 2 つにけられます。

分類ぶんるい背骨せぼねたねすう (やく)
脊椎動物せきついどうぶつあり7 まんしゅ
無脊椎動物むせきついどうぶつなし140 まんしゅ以上いじょう

たねかずでは無脊椎動物むせきついどうぶつのほうがずっとおおいことがわかります。 こんちゅうだけでもやく 100 まんしゅいます。

分類ぶんるい使つか観点かんてん

動物どうぶつ分類ぶんるいするときは、 つぎのような観点かんてんくらべます。

観点かんてんれい
からだのつくり背骨せぼね、 ひれ、 あし、 つばさ
からだひょう (たい表面ひょうめん)うろこ、 しっとりはだ羽毛うもうもう
まれかた卵生らんせい (たまごむ)、 胎生たいせい (む)
呼吸こきゅうのしかたえら、 はい
生活せいかつ場所ばしょ水中すいちゅう陸上りくじょう
体温たいおんたもかたへんゆたか (環境かんきょうわる)、 恒温こうおん (一定いってい)

2. 脊椎動物せきついどうぶつの 5 グループ

脊椎動物せきついどうぶつ魚類ぎょるい両生類りょうせいるい・は虫類ちゅうるい鳥類ちょうるい・ほ乳類にゅうるい の 5 グループにけられます。

一覧いちらんひょう

観点かんてん魚類ぎょるい両生類りょうせいるい虫類ちゅうるい鳥類ちょうるい乳類にゅうるい
れいフナ、 サメカエル、 イモリトカゲ、 ヘビ、 カメ、 ワニスズメ、 ペンギンヒト、 イヌ、 クジラ
からだひょううろこしっとりはだうろこ羽毛うもうもう
呼吸こきゅうえら: えら + ふ / しん: はい + はいはいはい
まれかた卵生らんせい (からなし)卵生らんせい (からなし)卵生らんせい (からあり)卵生らんせい (からあり)胎生たいせい
たまご場所ばしょ水中すいちゅう水中すいちゅう陸上りくじょう陸上りくじょう
体温たいおんへんぬるへんゆたかへんゆたか恒温こうおん恒温こうおん
心臓しんぞう1 心房しんぼう 1 心室しんしつ2 心房しんぼう 1 心室しんしつ2 心房しんぼう不完全ふかんぜん 2 心室しんしつ2 心房しんぼう 2 心室しんしつ2 心房しんぼう 2 心室しんしつ

かくグループの特徴とくちょう

魚類ぎょるい

  • 一生いっしょう水中すいちゅうですごす
  • ひれでおよ
  • えらでみずにとけた酸素さんそ
  • たまごからがなく、 水中すいちゅう
  • 体温たいおんがまわりの水温すいおんわる 変温動物へんおんどうぶつ

両生類りょうせいるい

  • (オタマジャクシ) は水中すいちゅうおや (カエル) はりくがる
  • はえら、 おやはい + しめったふで呼吸こきゅう
  • ふがしめっているため、 乾燥かんそうよわ水辺みずべ生活せいかつ
  • たまごからがなく水中すいちゅう

虫類ちゅうるい

  • からだひょううろこ乾燥かんそうつよい → 陸上りくじょう生活せいかつできる
  • たまごからがあり陸上りくじょう
  • はい呼吸こきゅう
  • 変温動物へんおんどうぶつ

鳥類ちょうるい

  • からだひょう羽毛うもう でおおわれ、 体温たいおんたも
  • ぜんあしが つばさ変化へんかしている
  • おおくはべる (ペンギンやダチョウはべない)
  • たまごからがあり、 おやがあたためてかえす
  • 恒温動物こうおんどうぶつ (体温たいおんがほぼ一定いってい)

乳類にゅうるい

  • からだひょう でおおわれる
  • 胎生たいせい で、 母親ははおや体内たいないそだってからまれる
  • まれたちちそだてる
  • はい呼吸こきゅう
  • 恒温動物こうおんどうぶつ
  • 例外れいがいてきにカモノハシはたまごむがちちそだてるためほ乳類にゅうるい

べものによるかた (ほ乳類にゅうるい)

乳類にゅうるいはさらに 草食そうしょく動物どうぶつ肉食にくしょく動物どうぶつけられます。 両者りょうしゃからだのつくりにもちがいがあります。

観点かんてん草食そうしょく動物どうぶつ (ウマ、 ウシ、 ウサギ)肉食にくしょく動物どうぶつ (ライオン、 トラ、 オオカミ)
たいらな 臼歯きゅうし発達はったつくさをすりつぶすするどい 犬歯けんしにく発達はったつにくりさく
位置いちかおよこ につき、 視野しやひろい (やく 350°)かおぜん につき、 立体りったいてきえる
消化管しょうかかんながい (そう消化しょうかむずかしい)みじかい (にく消化しょうかしやすい)
はしはやはやい (にげるため)はやい (おそうため)
つめひづめ、 たいするどくっこめられる

多面ためんてきる: からだのつくりは 生活せいかつのしかた とセットで進化しんかしてきました。 「べもの → からだおおきさ → れのつくかた」 とおおくのことがつながっています。

3. 無脊椎動物むせきついどうぶつ

おもなグループ

グループれいとくちょう
節足動物せっそくどうぶつこんむし、 クモ、 エビ、 カニからだぶし (ふし)かれ、 かたい がい骨格こっかく でおおわれる
軟体動物なんたいどうぶつイカ、 タコ、 マイマイ、 アサリからだがやわらかく、 がいとうまく内臓ないぞうをつつむ。 おおくは貝殻かいがらをもつ
棘皮動物きょくひどうぶつヒトデ、 ウニ、 ナマコからだ5 ほんのうで など 5 の倍数ばいすう
たまきがた動物どうぶつミミズ、 ゴカイからだ細長ほそながく、 多数たすうふし
とげ動物どうぶつクラゲ、 イソギンチャク細胞さいぼうをもつ

節足動物せっそくどうぶつのさらなかた

細分さいぶんるいあしのかずれい
こんむしるい6 ほんチョウ、 バッタ、 セミ
クモるい8 ほんクモ、 サソリ
きのえかくるい10 ほん以上いじょうエビ、 カニ
あしるい多数たすうムカデ、 ヤスデ

軟体動物なんたいどうぶつのとくちょう

  • からだがいとうまく というまくがあり、 内臓ないぞうつつ
  • 貝殻かいがらをもつもの (アサリ、 マイマイ) ともたないもの (イカ、 タコ) がある
  • 水中すいちゅうにすむものがおお
  • イカやタコは進化しんかした神経しんけいをもつ

そと骨格こっかくうち骨格こっかく

種類しゅるい場所ばしょれい
ない骨格こっかくからだ内側うちがわ脊椎動物せきついどうぶつ
がい骨格こっかくからだ外側そとがわ節足動物せっそくどうぶつ

そと骨格こっかくをもつ動物どうぶつは、 おおきくなるために 脱皮だっぴ をしてふるかわをぬぎます。

4. 進化しんかとは

進化しんかかんがかた

なが時間じかん (なんまんねんなんおくねん) をかけて、 生物せいぶつからだのつくりや性質せいしつすこしずつわっていくこと進化しんか といいます。 イギリスの ダーウィン が 1859 ねんに 「たね起源きげん」 で進化しんかろん発表はっぴょうし、 そのおおくの証拠しょうこつかってきました。

大切たいせつ:進化しんか」 は 「進歩しんぽ」 ではありません。 「すぐれた方向ほうこうすすむ」 ではなく、 「環境かんきょうわせてわる」 ことを意味いみします。

進化しんかがわかる 5 つの証拠しょうこ

証拠しょうこ内容ないよう
1. 化石かせきふる地層ちそう動物どうぶついまとちがうこと
2. 中間ちゅうかんてき化石かせきシソチョウなど、 2 つのグループの中間ちゅうかん
3. 相同器官そうどうきかんはたらきはちがうが、 つくりがている器官きかん
4. 痕跡こんせき器官きかんやくたないがのこっている器官きかん
5. 発生はっせいていること受精卵じゅせいらんそだ途中とちゅうている

5. 相同器官そうどうきかん痕跡こんせき器官きかん

相同器官そうどうきかんとは

はたらきやかたちはちがっても、 もとはおなじつくりから変化へんかしてきた器官きかん相同器官そうどうきかん といいます。

動物どうぶつぜんあしにたる器官きかんはたらき
ヒトうでものをつかむ
イヌぜんあしはし
クジラむなひれおよ
コウモリつばさ
トリつばさ

ほねのつくりをくらべると、 上腕じょうわんぼね前腕ぜんわんの 2 ほんほねゆびほねと、 おなじゅんになっています。 これは 共通きょうつう祖先そせん から枝分えだわかれして、 それぞれの環境かんきょうわせてかたちわってきたことをしめしています。

痕跡こんせき器官きかんれい

  • ヒトの 虫垂ちゅうすい (むちゅう) — 草食そうしょくだった時代じだい大腸だいちょう一部いちぶのなごり
  • ヒトの みみうごかす筋肉きんにくうごかせないがのこっている
  • クジラの うしろあしのほねのなごり体内たいないちいさくのこっている (もとは陸上りくじょう動物どうぶつ)
  • ヘビの うしろあしの名残なごり一部いちぶたねでは体内たいないのこっている

6. 化石かせきかた進化しんか

シソチョウ (始祖しそとり)

ドイツの 1 おく 5 せんまんねんまえ地層ちそうからつかった化石かせきで、 虫類ちゅうるい鳥類ちょうるい中間ちゅうかんてきなとくちょうちます。

鳥類ちょうるいおなじとくちょう虫類ちゅうるいおなじとくちょう
全身ぜんしん羽毛うもうくちばしに
つばさつばさにつめ
なが多数たすうほね

シソチョウは、 虫類ちゅうるいから鳥類ちょうるい進化しんかしてきた というつよ証拠しょうことされています。

進化しんかみちすじ (おおまかなながれ)

時期じきできごと
やく 38 おくねんまえ最初さいしょ生命せいめいうみまれる
やく 5 おくねんまえ魚類ぎょるい登場とうじょう
やく 4 おくねんまえ植物しょくぶつりくがる
やく 3 おく 6 せんまんねんまえ両生類りょうせいるいりくがる
やく 3 おくねんまえ虫類ちゅうるい登場とうじょう
やく 2 おくねんまえ乳類にゅうるい鳥類ちょうるい祖先そせん登場とうじょう
やく 700 まんねんまえヒトの祖先そせん登場とうじょう
やく 20 まんねんまえ現在げんざいのヒト (ホモサピエンス)

なぜ陸上りくじょうがれたか

水中すいちゅうから陸上りくじょうがるために、 つぎのようなからだ変化へんか必要ひつようでした。

課題かだい解決かいけつした進化しんか
重力じゅうりょくをささえるじょうぶなあしと骨格こっかく
乾燥かんそうをふせぐうろこやからのあるたまご
呼吸こきゅうえらからはい
子育こそだからつきたまご、 そして胎生たいせい

7. まとめと多面ためんてき見方みかた

分類ぶんるい進化しんかのつながり

分類ぶんるいひょう見直みなおすと、 「魚類ぎょるい両生類りょうせいるい → は虫類ちゅうるい鳥類ちょうるい・ほ乳類にゅうるい」 というならびは、 そのまま りくへの進出しんしゅつ環境かんきょうへの適応てきおうみちすじと一致いっちします。

進化しんか段階だんかい解決かいけつした課題かだい
魚類ぎょるい水中すいちゅうでの生活せいかつ
両生類りょうせいるいおやだけりくがる (はまだみず)
虫類ちゅうるいたまごから完全かんぜん陸上りくじょう
鳥類ちょうるい体温たいおんたもち、 そら
乳類にゅうるい胎生たいせい + ちち安全あんぜんそだてる

重要じゅうよう: 動物どうぶつからだのつくりにはかなら理由りゆう があります。 「なぜこのかたちか」 「なぜこのくらしか」 を環境かんきょうとセットでかんがえると、 動物どうぶつ世界せかいがぐっと立体りったいてきえてきます。

ベルリン標本の始祖鳥化石
始祖鳥しそちょう爬虫類はちゅうるい鳥類ちょうるい中間ちゅうかんとくちょう化石かせき進化しんか証拠しょうことして有名ゆうめいやく 1.5 おくねんまえ (ジュラ紀じゅらき)。
脊椎動物の前肢の骨格比較図
相同器官そうどうきかん — ヒトのうでとりつばさクジラくじらのひれ・コウモリこうもりつばさかたちはたらきはちがうがほね基本構造きほんこうぞうおなじ。 進化しんか証拠しょうこ

安全あんぜんのきまり (このしょうでとくに大切たいせつ)

動物どうぶつ観察かんさつする学習がくしゅうでは、 動物どうぶつ自分じぶん自身じしん安全あんぜん大切たいせつにします。

動物どうぶつ観察かんさつするマナー

  • 野生やせい動物どうぶつをつかまえすぎない観察かんさつはとった場所ばしょかならかえ
  • たまごをこわさない、 かえらない
  • 観察かんさつノートに記録きろくし、 動物どうぶつ自体じたいにはなるべくふれない (ふれる場合ばあい短時間たんじかん)
  • フラッシュ撮影さつえい動物どうぶつをおどろかせる — オフにする

動物どうぶつから自分じぶんまも

  • らない動物どうぶつにはさわらない (ハチ・ヘビ・クモ・ムカデなど)
  • んだ動物どうぶつ・ふんに素手すででさわらない (細菌さいきん寄生虫きせいちゅうのおそれ) — 観察かんさつかならあら
  • 解剖かいぼう標本ひょうほんをあつかうときはピンセット・手袋てぶくろをつかう
  • うみいけでの観察かんさつかなら大人おとな一緒いっしょ

動物どうぶつえん水族館すいぞくかんでの観察かんさつ

  • 動物どうぶつをおどかさない (大声おおごえ・たたく行為こうい禁止きんし)
  • 食べ物たべものをあたえない (ルールをまもる)
  • 写真しゃしん撮影さつえいのルールをまも

学校がっこう動物どうぶつ

  • えさやみずらさない
  • 病気びょうきやケガにづいたらすぐ教師きょうしつたえる
  • 飼育しいくのちかならあら

ものにはひとつひとつのいのちがあります。 学習がくしゅうつうじて 「いのちのつながり」 をかんじることが、 このしょう大切たいせつなねらいです。

まとめ — 動物どうぶつ分類ぶんるい進化しんかを 3 くだり

  • 動物どうぶつ背骨せぼね有無うむ脊椎動物せきついどうぶつ無脊椎動物むせきついどうぶつ大別たいべつされ、 脊椎動物せきついどうぶつはさらに魚類ぎょるい両生類りょうせいるい・は虫類ちゅうるい鳥類ちょうるい哺乳ほにゅうるいの 5 グループに分類ぶんるいされる
  • 進化しんかとは生物せいぶつなが時間じかんをかけてすこしずつ変化へんかしてきた現象げんしょうで、 共通祖先きょうつうそせんから枝分かれえだわかれして多様たようたねしょうじたと考えかんがえられている
  • 相同器官そうどうきかん (起源きげんおなじだがはたらきがことなる器官きかん) や痕跡こんせき器官きかん化石かせき記録きろく進化しんか証拠しょうことなり、 生物せいぶつ多面的ためんてき見方みかたささえる
この教材きょうざいやくちましたか?
がくしゅうロードマップ(10けん
  1. 1なか 2 理科りかをはじめよう (化学かがく変化へんか物理ぶつり変化へんか探究たんきゅう方法ほうほう)
  2. 2物質ぶっしつち (原子げんし分子ぶんし元素げんそ記号きごう化学かがくしき)
  3. 3化学かがく変化へんか (酸化さんか還元かんげん分解ぶんかい化合かごう質量しつりょう保存ほぞん法則ほうそく)
  4. 4化学かがく変化へんかねつ (発熱はつねつ反応はんのう・吸ねつ反応はんのうてつ燃焼ねんしょう)
  5. 5電流でんりゅう電圧でんあつ (回路かいろ・オームの法則ほうそく直列ちょくれつ並列へいれつ電力でんりょく)
  6. 6電流でんりゅうのはたらき
  7. 7動物どうぶつからだのつくりとはたらき
  8. 8動物どうぶつ分類ぶんるい進化しんか
  9. 9気象きしょう観測かんそく大気たいき
  10. 10天気てんき変化へんか