用語集
防人さきもり
万葉集に出てくる、 東国から九州北部を守るために派遣された兵士。 切ない歌を残す。
万葉集に出てくる、 東国から九州北部を守るために派遣された兵士。 切ない歌を残す。
防人(さきもり)とは、東国(おもに関東)から九州北部の守りに送られた兵士のことです。万葉集には、防人自身や、その妻・親がよんだ切ない歌が多く収められています。
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| だれ | 東国から集められた兵士 |
| 仕事 | 九州北部(国境)の守り |
| 残した歌 | 家族との別れをよんだ歌(防人歌) |
| 出てくる本 | 万葉集 |
たとえば「唐衣(からころも)すそに取りつき泣く子らを置きてぞ来ぬや母なしにして」(=着物のすそにすがって泣く子どもたちを、母もいないのに置いてきてしまった)という歌があります。遠くへ行かねばならない庶民の悲しみが、千年後の私たちにも伝わってきます。
ポイント 防人の歌は「ふつうの人々(庶民)の心」を伝える点が大切。天皇や貴族だけでなく、庶民の歌も万葉集に収められていることを覚えましょう。