用語集
実証主義じっしょうしゅぎ
史料 に 基づく 事実確認 を 重視 する 歴史学 の 立場。
社会
実証主義とは、思弁や想像ではなく、確かめうる史料にもとづいて過去の事実を復元しようとする歴史学の立場です。「史料がなければ語らない」という姿勢が基本になります。
| 立場 | 重視するもの |
|---|---|
| 実証主義 | 史料で確かめられる事実 |
| 思弁・想像 | 史料の裏づけのない推測 |
明治期に近代歴史学が日本へ伝わり、帝国大学の史料編纂の事業として根づきました。たとえば「だれもがそう信じてきた言い伝え」でも、それを裏づける史料がなければ事実とは断定しない、という慎重さが実証主義の特徴です。戦後は社会のしくみや民衆の生活を扱う研究とも結びつき、対象が広がっています。
ポイント 「確かな史料にもとづくか」を判断の中心に置く立場。史料批判とセットで近代歴史学の土台をなす。