列子(れっし)は、道家に属する思想書で、戦国時代の思想家とされる列禦寇(れつぎょこう)に仮託されています(現存本は後世の編集とされる)。
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 帰属 | 道家(老子・荘子に連なる) |
| 構成 | 天瑞・黄帝・湯問など全8篇 |
| 特徴 | 寓話・説話を多く収める |
| 由来の故事 | 杞憂・朝三暮四・愚公移山 など |
人知を超えた自然の運行や、人為的な価値判断の相対性を、たくみな寓話によって説きます。「天が落ちる」と心配した男の話(杞憂)や、猿のトチの実の数の話(朝三暮四)、山を動かそうとする老人の話(愚公移山)など、教訓的な物語の出典として知られます。
試験では 「列子=道家の書、寓話が多い」「杞憂・朝三暮四の出典」という点が問われる。荘子と同じ道家の系統で、説話を通じて思想を説く書である性格を押さえる。