「熱帯低気圧」 (ねったいていきあつ) は 南のあたたかい海 (海面の温度が約 26 度以上) で生まれる 低気圧 です。 あたたかい海から出る大量の水蒸気をエネルギーにして育ち、 中心の風が 一定の強さ (最大風速約 17 m/s) をこえると 台風 と呼ばれるようになります。
| 段階 | 名前 |
|---|---|
| 南の海で生まれる | 熱帯低気圧 |
| 風が強く育つ (約 17 m/s 以上) | 台風 |
つまり 台風はとても強く育った熱帯低気圧 です。 日本へは主に夏の終わり 〜 秋に近づき、 大雨や 高潮・洪水 をもたらします。
ポイント 「熱帯低気圧が強く育つ = 台風」 というつながりをおさえる。 ふつうの 低気圧 とちがい、 あたたかい海の水蒸気をエネルギーにする。
熱帯低気圧とは、熱帯の暖かい海の上で発生する低気圧です。温帯低気圧とちがい前線をともないません。
| 熱帯低気圧 | 温帯低気圧 | |
|---|---|---|
| 発生する場所 | 熱帯の暖かい海上 | 中緯度 |
| 前線 | ない | ある |
| エネルギー源 | 水蒸気が凝結する熱 | 暖気と寒気の差 |
暖かい海から大量の水蒸気を受け取り、それが上空で凝結するときに出す熱をエネルギーにして発達します。このうち中心付近の最大風速が17.2m/秒以上になったものが台風です。
ポイント 熱帯低気圧は前線をもたず、海の水蒸気で力を得る。発達して強くなったものが台風、という関係を押さえよう。
熱帯低気圧とは、海面水温が 26〜27 ℃ 以上の熱帯の海上で発生する強い低気圧です。暖かい海水から水蒸気と凝結熱を受け取って発達します。
| 発生海域 | 呼び名(最大風速 17.2 m/s 以上) |
|---|---|
| 北西太平洋 | 台風 |
| 北大西洋・北東太平洋 | ハリケーン |
| インド洋・南太平洋 | サイクロン |
温帯低気圧が前線(寒気と暖気の境界)を伴うのに対し、熱帯低気圧は前線がなく、暖かい海の水蒸気がエネルギー源です。海面水温が高いほど発達し、上陸すると水蒸気の供給が絶たれて弱まります。
試験では 「海面水温 26 ℃ 以上・水蒸気の凝結熱が動力・前線なし」という熱帯低気圧の特徴が頻出です。温帯低気圧(前線あり・温度差が動力)との違いを対比して押さえましょう。