五十歩百歩 は、 中国の思想家孟子の物語がもとの 故事成語 です。 戦場でにげ出した兵士のうち、 50 歩にげた兵士が、 100 歩にげた兵士を「あいつは弱虫だ」 とわらいました。 でも、 にげたという点ではどちらも同じことです。
| 内容 | |
|---|---|
| もとの話 | 50 歩と 100 歩にげた兵の話 |
| 意味 | 少しちがうだけで本当は同じ |
| 使い方 | 大したちがいがないとき |
たとえば「テストで 60 点と 65 点でわらい合うのは五十歩百歩だ」 のように使います。
ポイント 「自分も似たようなものなのに、 相手をわらう」 場面にぴったりの言葉です。
五十歩百歩は、本質的には同程度の差しかなく、優劣の差はないことを表す故事成語です。
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 出典 | 『孟子』梁恵王上篇 |
| 由来 | 五十歩逃げた兵が百歩逃げた兵を笑った話 |
| 教訓 | 程度の違いはあっても本質は同じ |
戦場で五十歩逃げた兵が、百歩逃げた兵を「臆病者だ」と笑ったことに対し、孟子が「五十歩を以て百歩を笑はば、則ち何如(五十歩で百歩を笑うのはどうか)」と問いかけました。どちらも逃げた点では同じだ、という指摘です。梁の恵王に、自国の政治も隣国と大差ないと諭した場面に由来します。
試験では 「逃げた距離が違っても、逃げた点では同じ」という論法がポイント。孟子が恵王の政治を遠回しに批判した文脈とあわせて問われる。