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家で 蛇 口 をひねると、 すぐに きれいな水 が出てきます。 これを 水道水 と言います。
ふだんあたりまえに使っている水は、 じつは たくさんの人やしくみ がはたらいて、 やっと家にとどくのです。
ポイント: 世界では、 蛇 口 から安全に飲める水が出る国は ごくわずか です。 日本 はその数少ない国の 1 つ。 日本 の 水道水 が安心して飲めるのは、 浄水場 や 水道局 で働く人のがんばりのおかげです。
わたしたちは、 1 日に どれぐらい の水を使っているでしょうか。
| 1 人が 1 日に使う水の量 |
|---|
| 約 200 L (リットル) |
200 L は、 牛乳パック (1 L) で 200 個 分。 大きなバケツにすると 20 〜 25 個分です。
| 使い道 | 使う量 (1 人 1 日) | わり合い |
|---|---|---|
| トイレ | 約 40 〜 50 L | 約 21 % |
| おふろ・シャワー | 約 40 〜 60 L | 約 24 % |
| 食事・台所 | 約 40 〜 50 L | 約 23 % |
| せんたく | 約 30 〜 40 L | 約 16 % |
| その他 (せんめん・歯みがきなど) | 約 20 〜 30 L | 約 16 % |
大事: トイレ とおふろで、 全体 の 約半分 の水を使っています。 ここを工夫 するだけで、 かなりの 節水 になります。
| 人数 | 1 日の水 |
|---|---|
| 1 人 | 約 200 L |
| 4 人家族 | 約 800 L |
| 1 か月 (4 人家族) | 約 24,000 L (24 t) |
24 t とは、 大きなタンクローリー 1 台ぶん。 こんなにたくさんの水が、 毎月、 1 つの家にとどいているのです。
蛇 口 から出る水は、 山 や 川 から来ています。 その流れを見てみましょう。
| 順番 | 場所 | やること |
|---|---|---|
| ① | 山 | 雨や雪がふる |
| ② | 川や ダム | 水をためる |
| ③ | 取 水口 | 川や ダム から水をとる |
| ④ | 浄水場 | 水をきれいにする |
| ⑤ | 配水池 | きれいな水をためる (高い所) |
| ⑥ | 水道管 | 地下を通って各家へ |
| ⑦ | 家の 蛇 口 | 出てくる ! |
| ダム とは |
|---|
| 川をせき止めて、 大量の水をためる大きなしせつ |
ダム があると、 つぎのようなよいことがあります。
| よいこと | くわしく |
|---|---|
| ① 水を一年中安定してとれる | 雨が少ない時期 でも、 ためておいた水を出せる |
| ② 水害 をふせぐ | 大雨のとき、 水をためることで川のはんらんをふせぐ |
| ③ 電気 を作る | 水力発電 (第 5 章で学ぶ) |
ダム や川から水をとる入り口を 取 水口 (しゅすいこう) と言います。 ここから 大きなパイプ で 浄水場 へ水を送ります。
ポイント: 川や ダム の水は、 このままではまだ飲めません。 葉っぱ・どろ・小さな生き物・ばい菌 (ばいきん) がまざっています。 これを 浄水場 できれいにして、 やっと飲める水になります。
浄水場 では、 川の水を 4 つのだんかい できれいにします。
| 順番 | やること | くわしく |
|---|---|---|
| ① ごみ取り | あらいごみをとる | 葉っぱ・木のえだ・大きなごみをふるいでとる |
| ② 沈殿 | どろをしずめる | 水をゆっくり流すと、 重いどろが下にしずむ。 薬品 を入れてしずみやすくすることも |
| ③ ろ過 | 細かいごみをとる | 砂や小さな石のそうを通して、 細かいよごれをとる |
| ④ 消毒 | ばい菌をころす | 塩素 を少し入れて、 ばい菌をころす |
| 段階 | 取り出すもの | 道具 |
|---|---|---|
| ① ごみ取り | 大きなごみ | ふるい |
| ② 沈殿 | どろ | 沈殿池 (大きなプール) |
| ③ ろ過 | 細かいよごれ | ろ過池 (砂と石のそう) |
| ④ 消毒 | ばい菌 | 塩素 |
| 入り口 (川の水) | 出口 (水道水) |
|---|---|
| にごっている | とうめい |
| 葉っぱ・どろあり | なし |
| ばい菌あり | なし (安全に飲める) |
大事: 浄水場 で 4 段階を通すことで、 川の水が 安心して飲める水 に変わります。 消毒 に使う 塩素 はごく少しで、 体に害はありません。 むしろ、 これがないと病気になるおそれがあります。
きれいになった水は、 配水池 という大きなタンクにためられます。 配水池 は 高い場所 にあります。
| なぜ高い場所にあるか |
|---|
| 高い所から低い所へ水を流すと、 ポンプを使わずに自然に水が流れるから |
そこから 水道管 というパイプを通って、 道の下を通り、 家まで水が届きます。
| 水道管 のこと |
|---|
| 道の下に 何千 km ものパイプがうまっている |
| 家のそばに 水道メーター があり、 どれだけ使ったかをはかる |
水道水 が安全にとどくために、 水道局 でたくさんの人が働いています。
| 仕事 | くわしく |
|---|---|
| ① 浄水場 の運てん | 水をきれいにするきかいをうごかす |
| ② 水の 水質検査 | 1 日何度も水をしらべ、 安全かどうかをたしかめる |
| ③ 水道管 の点けん | パイプが古くなっていないか、 こわれていないかを見る |
| ④ 漏水 の修理 | 水がもれている場所 を見つけて直す |
| ⑤ ダム や川の見まわり | 水の量やきれいさを見る |
| ⑥ 市民へのせつめい | 出前教室 やパンフレットで知らせる |
「水質検査」 とは、 水が 安全かどうか をしらべる仕事 です。
| しらべること | なぜ |
|---|---|
| 色・におい・にごり | 見て・かいですぐわかる |
| pH (酸性・アルカリ性) | 体に安全なはんいか |
| ばい菌の数 | 病気にならないか |
| 塩素 の量 | きちんと 消毒 されているか |
水道局 では、 1 日に 何十回 も 水質検査 をして、 すこしでもおかしいと思ったらすぐに対応 します。
水は 24 時間 いつでも出るようになっています。 そのため、 水道局 の仕事 は 夜も休みの日も 続いています。 夜ねている間も、 浄水場 ではきかいが動き、 水質検査 が行われています。
大事: わたしたちが朝起きて、 すぐに 歯 をみがけるのは、 夜中も働いてくれた人がいるからです。 ふだん目に見えないけれど、 水道局 で働く人に かんしゃ の気持ちを持ちましょう。
水道水 は ただではありません。 月ごとに 水道料金 をはらっています。 そして、 川や ダム の水には 限り があります。 雨が少ない年は、 水が足りなくなって 渇水 というじょうたいになります。
毎日できる 節水 のくふうを表にします。
| 場所 | くふう |
|---|---|
| 歯 みがき | 水を出しっぱなしにしない (コップにくむ) |
| シャワー | 短めにする、 体を洗う間は止める |
| おふろ | 残り湯をせんたくにつかう |
| 食器あらい | ためあらい、 油は紙でふいてから |
| せんたく | まとめてあらう |
| トイレ | 大と小を使いわける (新しい トイレ) |
| 1 人が 1 日に 100 mL 節水 すると |
|---|
| 1 か月で 3 L |
| 4 人家族だと 1 か月で 12 L |
| 1 つの市 (10 万人) だと 1 日で 10,000 L = 10 t |
節水 は、 ひとりひとりは少しでも、 みんながやると 大きな力 になります。
渇水 とは、 雨が少なくて ダム の水がへってしまい、 水道水 が足りなくなることです。 渇水 が起こると、 つぎのことが起こります。
| 渇水 のえいきょう |
|---|
| 水道の出が弱くなる (減圧給水) |
| 時間を決めて水道を止める (時間給水) |
| 田んぼや畑に水が行かなくなる |
| 工場 で物が作れなくなる |
節水 は、 ふだんから心がけることが大切です。
この章で学んだことをふりかえりましょう。
次の章: 第 5 章では、 家で使う 電気 とガス がどこから来るかを学びます。 発電所 やガス工場 から、 家までの流れを知ると、 公共サービス のありがたさがもっと見えてきます。