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社会しゃかい 4年生ねんせい

県けんの 伝統行事でんとうぎょうじと 先人せんじん

最終さいしゅう確認かくにん日び:

この章しょうで学まなぶこと

自じ分ぶん の住すむ県けん (都と道どう府ふ県けん) には、 古ふるくから伝つたわる 伝統行事でんとうぎょうじ や、 郷きょう土ど のためにはたらいた 先人せんじん (偉い 人じん) がいます。

  • 全ぜん国こく に伝つたわる主おもな 伝統行事でんとうぎょうじ (祭まつり) を知しる
  • 伝統工芸でんとうこうげい (織おり物もの・焼やき物ぶつ・漆うるし器) を知しる
  • 県けんの 先人せんじん (郷きょう土ど の偉い人じん) のはたらきを知しる
  • 用水ようすい を 引ひいた 先人せんじん の苦労くろうを学まなぶ
  • 学校がっこうや病びょう院いん を作つくった 先人せんじん のはたらきを知しる
  • 郷きょう土ど を大たい切せつ に思おもう心こころを 育そだ てる

ポイント: 「伝統でんとう」 とは 「古ふるくから大たい切せつ に受うけ 継つがれてきたこと」 です。 祭まつり や 伝統工芸でんとうこうげい は、 何百ぴゃく年も前まえから人ひとから人ひとへと伝つたえられてきました。

1. 全国ぜんこくの伝統行事でんとうぎょうじ (祭まつり)

日本ほん全ぜん国こく には、 何なん 百びゃく年も前まえから 続つづく 伝統行事でんとうぎょうじ が数多かずおおくあります。 多おおくは 「祭まつり」 と呼よばれ、 神じん 社じゃ やお寺てらとつながりがあります。

夜に光る、 武者をかたどった大きなねぶたの山車
ねぶた祭ねぶたまつり は青森あおもり県けんで 8 月つきに行おこなわれる夏なつ祭まつり。 武者むしゃなどをかたどった大おおきな灯とうろう (ねぶた) を引ひいてまちをねり歩あるく。 県けんを代表だいひょうする伝統行事でんとうぎょうじ。

全ぜん国こく で有名ゆうめいな 祭まつり (一いち例れい)

祭まつり の名前なまえ行おこな われる県けん時じ期き特とく色しょく
ねぶた祭ねぶたまつり青あお森もり 県けん8 月つき大おおきな 「ねぶた」 (人にん形ぎょう 灯とう籠ろう) を引ひく
竿燈祭かんとうまつり秋あき 田た 県けん8 月つき長ながい竿さおに 提ちょう灯ちん をつけて 掲かか げる
七夕祭たなばたまつり宮みや 城ぎ 県けん8 月つき街まち中ちゅうを 飾かざり物もので美うつくしく
祇園祭ぎおんまつり京きょう都と 府ふ7 月つき山やま 鉾ほこ (大おおきな 山やま車) が 街まち を 巡めぐ る
阿波踊りあわおどり徳とく 島しま 県けん8 月つき群ぐん 集しゅう が 踊おどりながら 街まち を 進すす む
よさこい祭よさこいまつり高こう 知ち 県けん8 月つき鳴なり子こを持もって 踊おど る
博多どんたくはかたどんたく福ふく 岡おか 県けん5 月つき市し民みんがしゃもじで音おんを 鳴ならす
だんじり祭だんじりまつり大おお 阪さか 府ふ9 月つき大おおきな 山やま車を 曲まがり 角かど で走はしらせる

祭まつり のもともとの意い味み

意い味みくわしく
豊ほう作さく を 願ねが う春はる — お 米こめ がよくとれるように
豊ほう作さく に 感かん謝しゃ する秋あき — お 米こめ がとれたことへのお 礼れい
厄やく を 払はら う病びょう気き や災さい害がい から守まもられるように
亡なくなった人ひとを 偲しの ぶお 盆ぼん (8 月つき)、 ご 先せん祖ぞ さまをむかえる

大事だいじ: 祭まつり はただの 「楽たのしい 行ぎょう事じ」 ではなく、 昔むかしからの人ひとの 願ねがいと感かん謝しゃ がこめられた大たい切せつ なものです。 自じ分ぶん の県けんにも古ふるい 祭まつり があるはずなので、 家か族ぞく と話はなしてみましょう。

2. 伝統でんとう工芸こうげい

伝統工芸でんとうこうげい とは、 古ふる くからの技わざで手作てづくりされる美うつくしい 品しな物もののことです。 何百ぴゃく年も前まえから 職しょく人にん と呼よばれる人ひとが技わざを伝つたえてきました。

人物や風景が色あざやかにえがかれた九谷焼の磁器
九谷焼くたにやき は石川いしかわ県けんで作つくられる色いろあざやかな焼やき物もの (磁器じき)。 赤あか・緑みどり・黄きなどの絵えの具ぐで細こまかい絵えをえがくのが特とくちょう。 県けんの伝統でんとう的てき工芸こうげい品ひん。

全ぜん国こく の主おもな 伝統工芸でんとうこうげい (一いち例れい)

工芸こうげい品ひん県けん種しゅ類るい
西陣織にしじんおり京きょう都と 府ふ絹きぬ の 織おり物もの
加賀友禅かがゆうぜん石いし川かわ県けん絹きぬ の 染そ め物ぶつ
南部鉄器なんぶてっき岩いわ 手て 県けん鉄てつ の 鍋なべ・急きゅう須す
輪島塗わじまぬり石いし川かわ県けん漆うるし の 食しょっ 器き
備前焼びぜんやき岡おか 山やま 県けん土どからつくる 焼やき物ぶつ
九谷焼くたにやき石いし川かわ県けん色いろ あざやかな 焼やき物ぶつ
江戸切子えどきりこ東京とうきょう都とガラスを 削けずる工芸こうげい
博多人形はかたにんぎょう福ふく 岡おか 県けん素そ焼やきの 人にん形ぎょう

伝統工芸でんとうこうげい の特とく色しょく

特とく色しょくくわしく
① 手作てづくり機き械かい ではなく 職しょく人にん の手てで 1 つずつ
② 時じ間かん がかかる1 つ作つくるのに数すう週しゅう 〜 数すうか月げつ
③ 代々だいだい継つがれる親おや から子こ・子こから 孫まご へ技わざを伝つたえる
④ その土と地ち の 素そ 材ざい土ど 地ち でとれる土ど・木き・繊せん 維い を使つかう
⑤ 生せい活かつ の道どう具ぐおわん・着き物もの・家か 具ぐ など毎日まいにち使つかう物もの

職しょく人にん の苦労くろうと 工く 夫ふう

苦労くろう工く 夫ふう
数すう年ねん 〜 数すう 十じゅう年ねんの 修しゅう 行ぎょう若わかい 人ひと を 弟で子しとして 育そだ てる
後あと 継つぎが少すくない学校がっこうで 体たい 験けん教きょう室しつ を 開ひら く
安やすい 外がい国こく 製せい との 競きょう 争そう美うつくしさ・長持もちで 価か 値ち を高たかめる
素そ 材ざい の 入にゅう 手しゅ が 困こん 難なん国くに が 伝統工芸品でんとうこうげいひん として守まもる

3. 用水ようすいを引ひいた先人せんじん

古ふる い時じ代だい、 多おおくの地ち域いき で 「水すいが足たりない」 という 困こま り事ことがありました。 田たんぼに水みずを 引ひ けないとお 米こめ がとれません。 そこで 用水ようすい (遠とお くの川かわから水みずを 引ひ く工こう事じ) を 計けい画かく した 先人せんじん がいました。

全ぜん国こく の有名ゆうめいな 用水ようすい (一いち例れい)

用水ようすい の名前なまえ場所ばしょできた時じ代だいはたらいた 先人せんじん
箱根用水はこねようすい (深良ふから用水ようすい)静しず 岡おか 県けん・神か 奈な川かわ県けん江え戸ど時じ代だい友とも野の与よ 右え 衛もん 門もん など
見沼代用水みぬまだいようすい埼さい 玉たま 県けん江え戸ど時じ代だい井いい 沢ざわ 弥や惣兵べ 衛え
玉川上水たまがわじょうすい東京とうきょう都と江え戸ど時じ代だい玉たま川兄弟きょうだい
安積疏水あさかそすい福ふく 島しま 県けん明めい 治じ時じ代だい中なか 條じょう 政まさ 恒つね など
那須疏水なすそすい栃とち 木ぎ 県けん明めい 治じ時じ代だい印いん 南なみ 丈じょう 作さく

用水ようすい 建けん 設せつ の苦労くろう

苦労くろうくわしく
① 山やま を 掘ほ る機き械かい がない時じ代だい、 鍬くわ と 鎌かま で 掘ほ った
② 何なん年ねんもかかる10 年ねん 〜 数すう 十じゅう年ねんの大工だいく事じ
③ 多おおくの人ひとが 働はたらく村むら中なかの人ひとが 協きょう力りょく
④ お金かねを 集あつ める自じ分ぶん の 財ざい 産さん を 売うって 費ひ 用よう に
⑤ 反はん 対たい する人ひととの話し合いはなしあい川上かわかみの 村むら の 水みず 量りょう が 減へ ると 反はん 対たい

大事だいじ: 用水ようすい を 引ひ いた 先人せんじん のおかげで、 今いま でも多おおくの田たんぼでお 米こめ がとれています。 数すう百ひゃく年ねん前まえ の人ひとの 努ど力りょく が、 今いまのわたしたちのくらしを支ささえてくれているのです。

4. 学校がっこうや病院びょういんを作つくった先人せんじん

明めい 治じ時じ代だい になって、 「学がく問もん が大たい切せつ だ」 「医い 療りょう が大たい切せつ だ」 と考えかんがえて、 自じ分ぶん の私し財ざい を 使つか って学校がっこうや病びょう院いん を作つくった 先人せんじん が多おおくいました。

全ぜん国こく で有名ゆうめいな 先人せんじん (一いち例れい)

先人せんじん の名前なまえはたらき時じ代だい
二宮尊徳にのみやそんとく (二にの宮みや金きん 次じ 郎ろう)神か奈川ながわ県けん 出しゅっ身しん、 農のう民みん を 救すく う仕し事ごと を全ぜん国こく で江え戸ど時じ代だい
北里柴三郎きたざとしばさぶろう熊くま本ほん県けん 出しゅっ身しん、 病びょう気き の研けん究きゅう・北里きたざと研けん 究きゅう 所じょ を 創そう 立りつ明めい 治じ時じ代だい
野口英世のぐちひでよ福ふく 島しま 県けん 出しゅっ身しん、 黄おう熱ねつ病びょう の研けん究きゅう明めい 治じ・大たい正しょう
新島襄にいじまじょう京きょう都と で同どう志し 社しゃ大学だいがくを 創そう 立りつ明めい 治じ時じ代だい
福沢諭吉ふくざわゆきち東京とうきょうで 慶けい 應おう義ぎ塾じゅく を 創そう 立りつ江え戸ど・明めい 治じ

学校がっこうを 作つく る苦労くろう

苦労くろうくわしく
お金かねがない自じ分ぶん の家いえを 売うって 費ひ 用よう に
教おしえる 人ひと がいない自じ分ぶん が先せん生せい として教おしえる
「学校がっこうなんて 必ひつ要よう ない」 と言いう人ひと家か 庭てい を一いち軒けん ずつ訪たずねて 説とく
校こう舎しゃ がないお寺てらや 民みん 家か を 借かりて 使つか う

病びょう院いん を 作つく る苦労くろう

苦労くろうくわしく
医い 者しゃ が少すくない医い学がく を 外がい国こく で学まなぶ
高たかい 薬くすり や 道どう具ぐお 金かね 持もちの人じんから 寄き付ふ を集あつめる
お 金かね が 払はら えない 患かん者じゃ無む 料りょう で 診み る

ポイント: 今いまのわたしたちは 無料むりょうで学校がっこう に行いけ、 国民こくみん健康けんこう保ほ険けん で 病びょう院いん にかかれます。 これは数すう百ひゃく年ねん 〜 100 年ねん前まえ の 先人せんじん の 努ど力りょく と、 国くに のしくみづくりのおかげです。

5. 郷土きょうどを大切たいせつにすること

自じ分ぶん の住すむ県けん (郷きょう土ど) を大たい切せつ に思おもう心こころを 「郷土愛きょうどあい」 と言いいます。

郷きょう土ど を大たい切せつ にする行動こうどう

行動こうどう意い味み
① 伝統行事でんとうぎょうじ に参さん加か する祭まつり を 次つぎ の世せ代だい へ伝つたえる
② 伝統工芸品でんとうこうげいひん を大たい切せつ にする職しょく人にん のはたらきを支ささえる
③ 先人せんじん の 生い き方かたを学まなぶ偉い 人じん の 伝でん記き を読よむ、 記き念ねん 館かん へ行いく
④ 郷きょう土ど 史し を 学まな ぶ県けんの歴れき史し・特とく 産さん 品ひん を知しる
⑤ 自じ然ぜん を大たい切せつ にする山やま・川かわ・海うみを 汚よご さない

郷きょう土ど 史し を 学まな ぶ場所ばしょ

場所ばしょ学まなべること
県けんの 博はく物ぶつ 館かん古ふるい道どう具ぐ・写しゃ真しん・資し料りょう
郷きょう土ど 資し料りょう 館かん地じ元もと の暮くらしの歴れき史し
歴れき 史し 民みん 俗ぞく 資し料りょう 館かん古ふるい 家か 屋おく や 民みん 具ぐ
先人せんじん の 記き念ねん 館かん偉い 人じん の一いっ生しょう と業ぎょう績せき
県けんの 図と書しょ 館かん郷きょう土ど 史し の本ほん棚だな

大事だいじ: 郷きょう土ど を知しることは、 自じ分ぶん が何なに者もの かを知しる ことでもあります。 自じ分ぶん の住すむ場所ばしょに 愛あい着ちゃく を持もち、 将しょう来らい大だい人おとな になっても 郷きょう土ど を守まもり続つづける心こころが大たい切せつ です。

6. ふりかえり

この章しょうで学まなんだことをふりかえりましょう。

  • [ ]全ぜん国こく の主おもな 伝統行事でんとうぎょうじ (祇園祭ぎおんまつり・阿波踊りあわおどり等) を言いえる
  • 伝統工芸でんとうこうげい (西陣織にしじんおり・南部鉄器なんぶてっき等) と 職しょく人にん のはたらきを知しった
  • 用水ようすい を 引ひ いた 先人せんじん の苦労くろうとはたらきを知しった
  • 学校がっこうや病びょう院いん を作つくった 先人せんじん のはたらきを知しった
  • 「郷土愛きょうどあい」 (郷きょう土ど を大たい切せつ に思おもう心こころ) の大たい切せつ さを知しった
  • [ ]郷きょう土ど 資し料りょう 館かん・博はく物ぶつ 館かん で学まなべることを知しった

この章しょうの安全あんぜんとマナー

  • 伝統行事でんとうぎょうじ (祭まつり) に参さん加か するときは 大人おとな と一いっ緒しょ に行動こうどうする (人ひと 混ごみで 迷まい子ごにならない)
  • 神じん 社じゃ・お寺てらでは 帽ぼう子し をとる、 大おおきな声こえを出ださない 等とうのマナーを守まもる
  • 伝統工芸品でんとうこうげいひん や古ふるい道どう具ぐ には 勝か手って に 触さわ らない (美び 術じゅつ 館かん・資し料りょう 館かん のきまりを守まもる)
  • お 神み 輿こし や 山やま 車だし の 近ちか くでは 危き険けん なので 安あん全ぜん な 距きょ離り を 取と る
  • 先人せんじん の 記き念ねん 館かん に 展てん示じ された古ふるい 資し料りょう は 写しゃ真しん 撮さつ影えい禁きん止し のこともある (きまりに従したがう)
  • 郷きょう土ど の 伝でん統とう や 先人せんじん の 話はなし を 家か族ぞく やおじいさん・おばあさんから聞きいてみよう

次じの章しょう: 第だい 9 章しょうでは、 県けんの中なかにある 特色ある地域とくしょくあるちいき (農のう業ぎょうがさかんな所ところ・工業こうぎょうがさかんな所ところ・観かん光こう がさかんな所ところ) を学まなびます。

まとめ — 県けんの 伝統行事でんとうぎょうじ と 先人せんじん を 3 行くだりで

  • 祇園祭ぎおんまつり や 阿波踊りあわおどり など、各地かくちの 伝統行事でんとうぎょうじ には願ねがいや祈いのりがこめられている。
  • 西陣織にしじんおり や 南部鉄器なんぶてっき などの 伝統工芸でんとうこうげい は、職人しょくにんの技わざが親おやから子こへ受うけ継つがれてきた。
  • 田畑たはたに水みずを引ひいた 用水ようすい や学校がっこう・病院びょういんをつくった 先人せんじん の苦労くろうを知しると、 郷土愛きょうどあい が育そだつ。
この教材きょうざいは役やくに立たちましたか?