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家で使う 電気 と ガス も、 水道 と同じように たくさんの人やしくみ で支えられています。
ポイント: 電気 やガスが 1 日とまると、 家のくらしはどうなるでしょうか。 明かりはつかない、 お米はたけない、 お風呂 に入れない、 冷 蔵 庫 の中がだめになる、 スマホも充電できない … と、 ほとんどのことができなくなります。
家の中を見まわして、 電気 で動いているものを数えてみましょう。 どれぐらいあるでしょうか。
| 場所 | 電気 を使うもの |
|---|---|
| 居間 | テレビ・エアコン・電灯・掃除機 |
| 台所 | 冷 蔵 庫・電子レンジ・炊 飯 器・トースター |
| おふろ・洗 面 | せんたく機・ドライヤー・電動歯ブラシ |
| 子どもの 部 屋 | 電灯・パソコン・スマホの 充 電 |
| 玄 関 | 電灯・インターホン |
| 家族の大きさ | 1 ヵ月の電気 (およそ) |
|---|---|
| 1 人ぐらし | 約 200 kWh (キロワットアワー) |
| 4 人家族 | 約 400 kWh |
「kWh」 は電気 の量をはかる単位。 1 kWh で、 60 W (ワット) の電灯を 約 17 時間 つけられる量です。
| 用途 | わり合い (家ぜんたい) |
|---|---|
| 冷 蔵 庫 | 約 14 % |
| エアコン | 約 8 〜 30 % (季節で大きく変わる) |
| 電灯 | 約 13 % |
| テレビ | 約 8 % |
| 給湯 (お湯をわかす) | 約 5 〜 10 % |
大事: 冷 蔵 庫 と エアコン が家で一番電気 を使います。 とくに夏と冬の エアコン は、 一つでかなりの量。 節電 を考えるときは、 この 2 つをまず工夫 すると大きな力になります。
電気 は 発電所 という場所 で作られ、 とおくはなれた家まで 送電線 で運ばれます。
| 順番 | 場所 | やること |
|---|---|---|
| ① | 発電所 | 電気 を作る |
| ② | 送電線 (高い 鉄塔 の上) | とおくまで強い電圧 で運ぶ |
| ③ | 変電所 | 電圧 を下げて、 まちで使えるようにする |
| ④ | 電柱 (道のそばのはしら) | まちの中に配る |
| ⑤ | 家のメーター | どれだけ使ったかはかる |
| ⑥ | 家のコンセント | 使える ! |
発電所 にはいくつもの種類 があります。
| 発電 の種類 | 仕くみ | よいところ | 困るところ |
|---|---|---|---|
| 火力発電 | 石 油・石 炭・LNG を燃やす | 安定して大量に作れる | 二酸化炭素 が出る |
| 水力発電 | ダム の水を落として動かす | 燃料がいらない | ダム が必要、 雨が少ないと弱い |
| 原子力発電 | ウラン の反応を利用 | 大量に作れる | 事故や 放射線 の心ぱい |
| 太陽光発電 | 太陽の光を利用 | 燃料がいらない、 家の屋根でも作れる | 夜や雨の日は作れない |
| 風力発電 | 風の力で風車を回す | 燃料がいらない | 風がないと作れない |
| 地熱発電 | 地中の熱い 蒸 気 を利用 | 燃料がいらない | 場所 が限られる |
| 発電 | わり合い (およそ) |
|---|---|
| 火力発電 | 約 70 〜 75 % |
| 再生可能 エネルギー (太陽光・風力・水力など) | 約 20 〜 25 % |
| 原子力発電 | 約 5 % |
ポイント: 日本 では 火力発電 が一番多いです。 でも、 二酸化炭素 を出すので 地球温暖化 の 原 因 になってしまいます。 そのため、 太陽光や風力などの 再生可能 エネルギー をふやそうとしています。
発電所 で作られた 電気 は、 とても強い 電圧 (こうあつ) で 送電線 を通ります。 街で見かける高い 鉄塔 が、 送電線 をささえるはしらです。
| なぜ強い電圧 で送るか |
|---|
| 電圧 が高いと、 とおくまで送っても 電気 が弱らない |
そして、 街のそばの 変電所 で電圧 を下げ、 家で使える 100 V (ボルト) や 200 V にします。
ガスには 2 つの種類 があります。
| 種類 | くわしく |
|---|---|
| 都市ガス | ガス管 で各家に届く。 大きな街で多い |
| プロパンガス (LP ガス) | ガスボンベで配達。 田畑の多い地方で多い |
ここではまず 都市ガス の流れを見ます。
| 順番 | 場所 | やること |
|---|---|---|
| ① | 外 国 のガス田 (インドネシア・オーストラリアなど) | 天然ガス をほり出す |
| ② | LNG タンカー | 海をこえて日本に運ぶ |
| ③ | LNG基地 (港) | タンクにためる |
| ④ | ガス工場 | 使いやすいガスにする、 においをつける |
| ⑤ | ガス管 (地下) | 各家へ |
| ⑥ | 家のガスメーター | どれだけ使ったかはかる |
| ⑦ | 家のコンロ・給湯器 | 火がつく ! |
| LNG とは |
|---|
| L = リキッド (液体)、 N = ナチュラル (天然)、 G = ガス |
| つまり 「液体にした 天然ガス」 |
天然ガス を マイナス 162 ℃ まで冷やすと、 体 積 が 約 600 分の 1 になり、 液体になります。 こうすると、 タンカーでたくさん運べます。
天然ガス は 本 当 は無色無臭 (色もにおいもない) です。 でも、 ガス漏れがあったときに すぐ分かるように、 ガス工場 でわざと 特別なにおい をつけています。
大事: 家で 「たまごがくさったようなにおい」 「たくあんのようなにおい」 がしたら、 ガス漏れの 可 能 性 があります。 すぐに火を消し、 換気 をして、 大人 に知らせましょう。
| プロパンガス とは |
|---|
| ガスを ボンベ につめて、 トラックで各家に配達するガス |
ガス管 がとおっていない場所 (山ぞいの家、 田畑の多い地方) で使われます。 家の外に 大きなボンベ がおいてあるのが 目 印 です。
電気 やガスが安全に届くために、 電力会社 や ガス会社 でたくさんの人が働いています。
| 仕事 | くわしく |
|---|---|
| ① 発電所 の運てん | 24 時間発電 を続ける |
| ② 送電線 の点けん | 鉄塔 や線がこわれていないか |
| ③ 変電所 の 管 理 | 変電所 の機械を動かす |
| ④ 電柱 の修理 | 台風でたおれた電柱を直す |
| ⑤ 電力供給 の 計 画 | 1 日の電力の使う量を予そうして作る |
| 仕事 | くわしく |
|---|---|
| ① LNG基地 の運てん | タンカーからガスを受け取る |
| ② ガス工場 の運てん | ガスを使えるじょうたいにする |
| ③ ガス管 の点けん | 地下のガス管が漏れていないかしらべる |
| ④ ガス 機 器 の点けん | 各家のガスコンロ・給湯器 を点けん |
| ⑤ ガス漏れ のかけつけ | 「においがする」 という連絡があったらすぐに行く |
電気 とガスも、 水道 と同じように 24 時間 365 日 とまってはいけません。 そのため、 夜中も休みの日も、 電力会社 や ガス会社 の人が働いています。
大事: 台 風 や 地 震 で 停電 や ガス停止 が起こると、 電力会社 や ガス会社 の人が、 雨や風の中を走りまわって直してくれます。 ふだん当たり前に使えるのは、 こういう人たちのがんばりのおかげです。
| 場所 | くふう |
|---|---|
| エアコン | 夏は 28 ℃、 冬は 20 ℃ を目安に。 フィルター そうじ |
| 冷 蔵 庫 | あけっぱなしにしない、 つめこみすぎない |
| 電灯 | 使わない 部 屋 は消す。 LED に変える |
| テレビ | つけっぱなしにしない |
| コンセント | 使わない物のプラグをぬく (待機電力 を減らす) |
| 充 電 | 100 % になったらぬく |
| 場所 | くふう |
|---|---|
| コンロ | なべの大きさに火を合わせる (大きすぎない) |
| お風呂 | 入る直前にわかす、 ふたをする |
| シャワー | 短めに |
| 給湯 | お湯の温度を上げすぎない |
電気 はとても便利ですが、 使い方をまちがえると 感電 や 火 災 になります。
| 危 険 なこと | 対策 |
|---|---|
| ぬれた手でプラグにさわる | かわいた手であつかう |
| プラグにほこりがたまる (トラッキング火災) | 時々ぬぐ |
| 1 つのコンセントにたくさんさす (たこ足配線) | 分けて使う |
| コードを物でおす、 巻いたまま使う | まっすぐにして使う |
| 雷 が鳴っている中で使う | プラグをぬいて待つ |
ガスは 燃える ものです。 漏れたり、 不 完 全 燃 焼 すると、 大きな 事 故 になります。
| 危 険 なこと | 対策 |
|---|---|
| ガスをつけっぱなしで出かける | 必ず火を消す |
| ガス漏れ (たまごがくさったにおい) | ① 火を消す ② 換気 (窓を開ける) ③ 大人 に知らせる ④ 電気のスイッチはさわらない |
| 換気 せずガス機器を使う (一酸化炭素中毒) | 必ず窓を開ける |
| こどもだけで火をつける | 大人 と一緒に |
大事: ガスが漏れたとき、 電気のスイッチをさわってはいけません。 スイッチの火花でガスに火がつき、 大ばくはつになるおそれがあります。 まずは 窓を開けて 換気、 そして大人を呼ぶ。 この順番をおぼえましょう。
ガスや 石 油 が 不完全に燃える と、 一酸化炭素 という 目に見えない・においのない 危 険 なガスが出ます。 これを吸うと 頭 痛・はきけ から、 ひどいと 命 にかかわります。
| 防ぐために |
|---|
| 部 屋 を閉め切らず、 必ず 換気 をする |
| 古い 暖 房 を使うときは注意 |
| 「CO 警報器」 をつける家もある |
この章で学んだことをふりかえりましょう。
次の章: 第 6 章では、 家で出る ごみと 下 水 がどう 処 理 されるかを学びます。 水道・電気・ガスと同じように、 ごみや 下 水 も 公共サービス で支えられています。 3R (リデュース・リユース・リサイクル) も学びます。